[ニュース] ---------------------------------------------------------------------------- 日新電機が暗号ソフト「IDEA」の商用ライセンス取得 ファイアウォール製品に組み込む予定 ---------------------------------------------------------------------------- http://www.sun.co.jp/smi.jp/www-catalyst/nisshin/security.html (CyberGuard) 日新電機は、インターネットでの暗号技術を組み込んだソフト「IDEA」の商用ライ センスを、スイスのアスコムシステック社から取得した。IDEAはブロック暗号アルゴ リズムの中で最も安全性が高い暗号の1つとして評価されており、欧州を中心に広く 使われている。更に、フリーの暗号メールソフトとして有名なPGP(Pretty Good Privacy)にも使われていている。IDEAはスイス連邦工科大学で開発された。 IDEAのアルゴリズムは、データを64ビット(8バイト)単位で分割し、当該ブロッ ク毎に128ビットの長さの秘密鍵で暗号化して、64ビットの暗号化されたテキストを 出力するものである。米国で広く使われているDES(Data Encryption Standard)と 比べると、IDEAの方がDESより1.5~2倍程度処理速度が速いという結果が出ている。 DESは、米国国防総省の輸出規制により、米国内では56ビットの暗号鍵が、輸出され るときには40ビットになってしまう。このため、米国以外でのDESはセキュリティが やや低くなる。IDEAはDESに比べると約3倍の長さの秘密鍵を使うので、セキュリティ は高い。IDEAは欧州で特許を得ている他、日本や米国でも特許申請されている。 日新電機は、販売しているファイアウォールソフト「CyberGuard Firewall」に IDEAを搭載することを決めている。今までは、DESを搭載していたが、今年の9月に IDEAを搭載したCyberGuard Firewallをリリースする。CyberGuard Firewallは、米国 CyberGuard社の製品である。現在のCyberGuard Firewallは、本体とディスプレイ付 きのX端末からなり、「Normal」が380万円、通信量の多いネットワーク用に高速プロ セッサを用いた「High Performannce」が560万円。IDEAを搭載するものは、Normalで 50万円、High Performannceで70万円上乗せされる予定。 CyberGuard Firewallは、幕張メッセで開かれている「Netwaorld + Interop 96」 に出展されている。 [Reported by uesugi@impress.co.jp] (96年7月26日)