[レポート]
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米軍の対イラク攻撃を、WWW上のニュースサイトはどのように報道したか
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http://www.brooks.af.mil/realaudio/newsbyte.html (米空軍のニュースサイト)
http://www.Politicsnow.com/ (米ABCの大統領選挙報道ページ)
http://www.cbsnews.com/debate/dd/iraq/index.html (米CBSのDebate it NOW)
http://khaleej.com/ (アラブ首長国連邦の新聞Khaleej Timesのページ)

 米軍による9月3日未明の対イラク攻撃に続き、3日夜に第二波攻撃が行なわれた。
これらの米軍の攻撃について、WWW上の各ニュースサイトはどのように報道したのだ
ろうか。
 米国空軍のニュースサイトの一つ「BROOKS」は、RealAudioを使用したラジオニュ
ースを提供している。9月4日現在、クリントン大統領の対イラク攻撃決定に関する演
説が聞けるようになっている。また、ほかの米軍のニュースサイトへのリンクも用意
されている。
 米ABCの大統領選報道サイトでは、共和党の大統領候補ドール氏が、支持率を上げ
るためにクリントン大統領の攻撃命令を支持する発言をしたとの記事がある。湾岸戦
争時には、当時のブッシュ大統領が戦争を支持率アップの道具に使ったという批判も
あり、選挙と戦争は切り離せないもののようである。
 米CBSのディベートコーナー「Debate it NOW」では、クリントン大統領の決断の是
非を問う投票を行なっている。ユーザーはWWW上で「米軍の対イラク攻撃は正当であ
る」「米国はイラクの民族問題に関与すべきではない」「これはクリントン大統領の
選挙を見据えた上での行動だと思う」の中から一つを選択し、その理由を書き添えて
送信するようになっている。
 イラクの隣国アラブ首長国連邦の新聞「Khaleej Times」のホームページでは、
「米国が間違っている理由」のタイトルで社説を掲載している。同紙では、イラクの
サダム・フセイン大統領が侵入させたという飛行禁止区域は、国連が決めたものでは
なく米国をはじめとする西側諸国の横暴であるとし、またクリントン大統領の選挙運
動の一環ではないかと批判している。
 各報道とも立場が異なっており、非常に興味深い。こうして異なる論調を一度に比
較できるのも、インターネットの強みといえるのではないだろうか。
[Reported by takasaki@impress.co.jp / tatekawa@planet.club.or.jp]

(96年9月5日)