[衛星通信]
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スターコミュニケーションズとNTTデータ通信が衛星データ配信事業に進出
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 スター・コミュニケーションズ社とNTTデータ通信社は、衛星通信(JCSAT-2号)に
よる多地点同時データ配信サービス「Broad Link サービス」を来春から開始する。
これは、多拠点に対する情報配信専用の片方向ネットワークであり、本社から全国の
支社に一斉にデータを配信するような用途を想定している。使用時間は深夜・早朝に
限定される。昼は別の利用者が使っている衛星回線が、深夜と早朝は空いていること
を利用したものである。料金は未定であるが、深夜や早朝使用により低コストを実現
するとしている。
 本社等からデータを送る時には、ISDN回線でNTTデータ通信のアップリンクセンタ
ーへ送り、アップリンクセンターは時間がくるとスターコミュニケーションズの地上
局へデータを転送し、そこから通信衛星に向けて送信される。通信衛星から各拠点へ
は1.5Mbpsのデジタル通信で送られる。各受信拠点では、60cmのパラボラアンテナ、
DOS/Vパソコン、パソコン用受信ボード(富士通製)、イーサーネットボード
(10BASE-T)を用意し、受信ソフト(無償提供)をインストールして使う。受信ソフ
トを動かしたまま帰れば、翌朝にはハードディスクにデータが配信されるようになっ
ている。
 衛星送信にあたっては、セキュリティのためにスクランブル化されている。受信ボ
ードには、チューナー機能とデコーダ機能が入っていてスクランブルが解除される。
衛星通信のためパソコンにはそれぞれIDが付けられ、IDのあったものだけが受信され
それ以外は捨てられる。地域別に異なる情報を送るグルーピングが可能である。更に、
オプション(有料)でセキュリティを高める暗号化が可能であり、NTTが開発した暗
号技術「FEAL」が使われる。
 Broad Link サービスは、全国展開をしている各店舗のPOS端末のデータ入れ替えや、
本社と支社、販売会社、工場(CAD等)などにデータを配信することを想定している。
拠点数が増えても、パラボラアンテナと受信ボードが必要になるだけで、通信費は変
わらないので経済的であるとしている。
[Reported by uesugi@impress.co.jp]

(96年9月24日)