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広島県警がわいせつ図画公然陳列の疑いでプロバイダー幹部を書類送検
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 広島県警生活安全企画課と広島東署が、9月30日にインターネット接続プロバイダ
ーの幹部を、わいせつ図画公然陳列の疑いで書類送検したことが明らかになった。過
去にプロバイダーが捜査を受けたケースはあるが、送検されたのは全国で初めて。
 書類送検されたのは広島県のプロバイダー、アーバンエコロジー社の幹部3名。同
社ではユーザーの個人ページのアクセス数を毎週集計し、上位50位のトップページに
リンクを張って自社ページに掲載しているが、この中にわいせつな画像を含むものが
あったという。問題になったページは、警察の捜査を受けた段階でユーザーが自主的
に削除している。
 今回警察側が問題にしたのは、サーバーにわいせつな画像を置いていたということ
ではなく、自社ホームページからリンクを張っていたという点。「わいせつ画像が掲
載されていることを知りながら削除などの対策を取らず、自社のホームページに流用
して公開した」と判断し、書類送検に踏み切ったとのことだ。
 アーバンエコロジーに問い合わせたところ「公序良俗に反するコンテンツを発見し
た場合は制作者に内容証明郵便などで警告を出し、改善がみられない場合はページを
削除する旨が約款にも示してある。ランキング作成時にある程度内容の確認はしてい
るが、今回問題にされた画像はトップページからいくつか階層が下がったところに掲
載されており発見できなかった」としている。
 同社ではアクセスログから機械的に上位50位を算出しており、編集の意図はないと
いう。こうした場合でもプロバイダーがサーバー内の全データに対して責任を負う必
要があるかは、判断の分かれるところだろう。今後同様なケースがおきる可能性もあ
り、今回の広島県警の判断がどのような影響を与えるか注目される。
[Reported by takasaki@impress.co.jp]

(96年10月2日)