[ニュース]
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IBMなど11の企業とユーザー組織が暗号化技術の開発で提携
裁判所要請による解読が可能で、政府によるプライバシーの侵害につながる懸念も
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http://www.ibm.com/News/ls961002.html

 11の企業とユーザー組織が、10月2日、世界的に輸出可能な暗号化技術の開発で提
携すると発表した。
 提携したのは、Apple、Atalla、DEC、Hewlett-Packard、IBM、NCR、RSA、Sun、
Trusted Information Systems、UPSの11の企業と団体。
 この提携によって開発されるのは、key-recovery方式の暗号化技術だ。これは、暗
号解読用の鍵を作り、第三者機関に預託するというもの。犯罪捜査時に裁判所の要請
があった場合は、この鍵を使って解読できる仕組みになっている。
 米国政府は10月1日、電子暗号化技術の輸出規制に関する法律を緩和する方向で検
討していることを発表したが、緩和の条件としてkey-recovery方式を導入する計画だ。
この提携は米国政府の要求を汲んだものになっているが、政府によるプライバシーの
侵害につながるという意見も根強く、今後の動向を注目していきたい。
[Reported by takasaki@impress.co.jp / yuy@Hawaii.Edu]

(96年10月4日)