[衛星通信]
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宇宙通信は双方向衛星データ通信サービス「DirecPC」を来年1月より開始
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 宇宙通信(株)は、来年の1月から衛星を使った双方向の高速なデータ配信と回線
の提供サービス「DirecPC」を開始する予定だと明らかにした。実際には、実験はす
でに今年の6月から行われている。本サービスにあたり、従量課金制を郵政省に申請
する予定だが、実際の料金はまだ未定とのこと。なお、今回のサービスには、スーパ
ーバードA号を利用する。
 DirecPCでは、発信者(本社など)から各コンピューターまでは衛星で高速に送ら
れ、各コンピューターからの戻りはモデムを利用する。発信者から実際の衛星へ送り
出す宇宙通信のNOCまでは、専用線もしくはインターネットを利用する。
 衛星からパソコンへの下りの通信速度はPerfecTVなどの半分の1中継器あたり12M
bpsとなっているが、これは雨などの通信条件の悪いときにも安定した通信が可能な
変調方式を使っているため。当面は、1本の中継器の12Mbpsを複数のサービスで使い
分ける予定としている。
 DirecPCのサービスには、リアルタイムでライブ映像などを配信するサービスと、
ソフトウェアやデータなどを時間指定でまとめて配信する2つのデータ配信サービス
がある。時間指定サービスの場合は、受信者が受け取ったかどうかの確認もでき、再
送要求なども可能。また、これとは別に衛星をつかったTCP/IPの専用線を提供するサ
ービスもある。
 インターネット接続に関するサービスは宇宙通信自身は行わないが、他のインター
ネットプロバイダーが衛星の専用線サービスを利用する形で提供することになるとの
こと。
 このインターネット(専用線)サービスは、当初は400Kbpsで開始されるが、将来
的には1.5Mbpsまでサポートされる予定だ。
[Reported by uesugi@impress.co.jp]

(96年10月4日)