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KDDが、日本列島を光海底ケーブルで囲む構想を発表。99年6月頃に運用開始を想定
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http://www.kdd.co.jp/press/079.html

 KDDは、10月3日に日本列島を、光海底ケーブルで囲む構想を明らかにした。この光
海底ケーブルは、Japan Information Highway(JIHケーブル:仮称)と呼ばれ、回線
容量100Gbps(電話回線に換算して約120万回線相当)と大容量の伝送が行なえる。こ
の構想は、将来の国際電話料金の値下げやマルチメディア通信の基盤として準備する
もので、98年末に着工し、実際の運用は、99年6月を想定しているという。
 投資額は、約1千億円。同社が単独で建設するものでは最大規模の投資額だ。共同
通信によると、西本社長は「これで国内の長距離通信をする環境はできる」と国内通
信参入への意欲を示している。
 JIHケーブルは、日本列島のうち、本州、四国、九州をループ状に囲んで敷設する。
敷設した回線は、北海道と沖縄を含む国内約20箇所で陸揚(陸と接続)する。国内ネ
ットワークとの接続には、東京通信ネットワーク(TTNet)などの国内電力系地域通
信会社、計9社と組み、独自の国内ネットワークを構築するための調査も開始する。
 JIHケーブルは、米国、南米アジア、欧州、ロシアなど各地域との国際光海底ケー
ブルとも相互接続されることになり、アジア太平洋の通信拠点である日本の通信機能
が向上するとしている。
 これまでKDDは、国際光海底ケーブルの陸揚局とKDD国際関門局との間の大半の伝送
路をNTTから借りていたが、JIHケーブルにより自社で国際回線の足周りができるため、
年間約100億円が節約できるとしている。
[Reported by junko@impress.co.jp]

(96年10月7日)