[ソフトウェア]
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日本語版も用意されているWebオーサリングソフトFrontPage 97β版配布開始
Webサーバーとの連携機能も優れ一見の価値あり
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http://www.microsoft.com/frontpage/

 FrontPageと言って、どんなプロダクツか瞬時に言える人はちょっとしたMicrosoft
ウォッチャーだと言えるだろう。FrontPageは、Microsoft社が出遅れていたWebパブ
リッシングソフト分野を強化するために他社から買い取った、Microsoft唯一の「単
独のHTML作成アプリケーション」であり、Webサーバーのファイル管理なども備えた
強力なWebパブリッシングツールだ。ただ、残念なことに日本語化されなかったため
に国内ではなじみが薄かった。
 しかし、米国時間の10月7日から始まったFrontPage 97のβ版配布では英語版やフ
ランス語版と並んで日本語版も用意されている。今回のバージョンでは、ActiveXの
サポート、VB Script/JScriptのサポート、Netscape Plug-inのサポート、IISのセキ
ュリティ機能のサポートなど順当に今日のテクノロジーを組み込んだ形の進化を遂げ
ている。HTMLエディタとしても表はもとよりフレームもサポートするなど、Netscape
Navigator Goldよりも高機能になった。
 編集部でも早速ダウンロードして試してみた。FrontPage 97(Bonus Pack付)は
10.1Mバイトもあるので、ダイアルアップユーザーは覚悟が必要だ。セットアップは
驚くほど簡単。起動するのはFrontPage Explorerと呼ばれるWebコンテンツの管理ソ
フトで、その中からHTMLエディタ等を起動する形となる。
 HTMLファイルの保存は、ローカルディスクにもできるが標準はWebサーバーへ直接
保存する方法を採用している。これを可能にするには、WebサーバーにFrontPage用の
Server Extensionを入れる必要がある。
 Windows 95上ならFrontPageに付属するPersonal Web Serverを使えば最初から
Extensionが入っているが、UNIXを使っている場合は別のページからExtensionをダウ
ンロードしておく必要がある。またNTの場合は、IIS(Internet Information Server)
用のExtensionがFrontPage97に付属しているのだが、編集部のNT 3.51+IIS 1.0の環
境ではうまく行かなかった。
 他にも、Wizardを使って簡単に会議室ページが作れるなど、CGIを駆使しなければ
作れないようなページも簡単に作ることができ、久しぶりに自分の表現力が広がる可
能性を感じさせるソフトだ。
 もちろん、こうした管理ソフトなどを統合したWebパブリッシングソフトは
MacromediaのBackstageやAdobeのSiteMillなど既に存在していたわけだが、日本語化
をしていると言う点でMicrosoftが一歩リードした形になった。
 このFrontPage 97は、米国・日本共に96年末のリリースを予定している。日本のマ
イクロソフトに問い合わせたところ、日本での価格は未定だが、来月をめどに発表を
予定しているとのことだ。なお、米国では来年の3月までのボーナス価格として149ド
ル(17,000円前後)とリリースの中に書かれている。
[Reported by ken@impress.co.jp]

(96年10月9日)