[ニュース]
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電子商取引実証推進協議会がECに関するアンケートを実施
時間や場所にとらわれない買い物への期待が高いと分析
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http://www.ecom.or.jp/misc/enquete/index.htm

 電子商取引実証推進協議会(ECOM)は、9月4日~6日に池袋サンシャイン文化会館
で開催された「ダイレクト・マーケティングフェア'96」来場者を対象に、電子商取
引(EC)に関するアンケートを実施し、10月16日にその結果を公開した。回答者数は
299名。
 通信販売で商品を購入したことがある人は79%。それに対し、ECで商品を購入した
ことがある人は14%。性別との相関も出されているが、男女差はあまりない。
 また、EC利用による商品購入を考えている人は97%。そのうち、1回の購入金額につ
いては、1万円までと答えた人が多かった。これについても男女差はなかった。
 ECに期待する点については、「自宅にいながら購入ができる」「24時間購入ができ
る」という「時間や場所にとらわれないこと」への期待が高い。また、性別との相関
では、男性は女性に比べ「代金の支払いが楽になる」の率が高い。EC経験との相関で
は、非経験者は経験者に比べ「今まで知らなかった商品が購入できる」の率が高く、
インターネットブームによる過大な期待があるようだ。
 ECに関する心配事では、「自分のデータが他人に漏れる恐れがある」が一番多く、
やや離れて「実際の商品との違いがありすぎる」「代金を間違って請求されるおそれ
がある」が続く。また、どんな商品を電子商取引で購入するかについては、「チケッ
ト」、「本・雑誌」、「ニュース」などが多かった。
 以上をふまえ、ECOMでは、電子ショッピングモールの狙い目の商品として、低価格
(1万円以内」、他の販売方法では追従ができない距離と時間を超えた商品、手間を
解消してくれる販売方法などに期待が寄せられているとまとめている。

◎問い合わせ先
電子商取引実証推進協議会事務局
企画広報課 山下亮
TEL 03-5531-0061
FAX 03-5531-0068(FAX)
E-mail info@ecom.or.jp
[Reported by masaka@impress.co.jp]

(96年10月17日)