[レポート]
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「第2回インターネット災害訓練」1月17日参加レポート
インターネットカー登場。一般人も検索に参加するがキーボード操作に難も
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http://www.iaa.wide.ad.jp/

 WIDEプロジェクトは、1月17、18日にわたって「第2回インターネット災害訓練」を
行なった。特に17日には、日比谷公園にて「インターネットカー」を利用した災害訓
練が行なわれた。編集部でも参加したので、現場の模様をお伝えしたい。
 今年のインターネット災害訓練は、「生存者情報データベースへの登録および検索
訓練」を中心に、災害発生時に複数のマシンに処理を分散させ、いかにアクセス集中
を回避するかを主な目的としている。
 日比谷公園で行なわれた訓練には、インターネットカー1台と、ノート型パソコン4
台が使われた。インターネットカーは、災害時の情報収集などのために、市販のRV車
を改造してパソコンや衛星アンテナを装備した自動車で、衛星通信により日本全国ど
こからでも通信が可能だ。ここでの訓練は、屋内に設置されたコンピュータが、建物
到壊や停電のため使用できなくなった場合などでも、インターネットカーを使った通
信で生存者情報データベースを参照できるという、実際の被災地での利用を想定した
もの。
 会場はお昼時の公園ということで、多くの人々が行き交っていたが、実際、パソコ
ンに近づいて入力してみようという人は少なかった。陽気のせいもあり、並ぶパソコ
ンに「災害訓練」の切迫した緊張感を感じるのは難しいようだ。登録と検索を試して
みたが、時折サーバーに接続できなくなるなど、システム的に多少不安定さを感じた。
また、登録に参加した人に、キーボードの操作で戸惑う場面が見られるなど、実際に
被災地で使うには、入力インターフェイスも含めまだまだ検討の余地が残されている
ようだ。
 今回のインターネット災害訓練について、どのような結果が得られたか、今後にど
んな課題が残されたかなどは、同プロジェクトがホームページ上で報告する予定だ。
[Reported by okiyama@impress.co.jp]

(97年1月20日)