[ニュース]
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郵政省が、アナログ方式の地上波テレビをデジタル化するため、NHKと共同実験
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http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/new/970121j701.html

 郵政省は21日、現在アナログ方式で放送している地上波TVをデジタル化するため、
NHKと共同で野外での伝送実験を始めたと発表した。1998年に暫定放送方式の策定を
目指し、地上デジタル放送共同実験連絡会(1996年6月に設立)が中心となって、郵
政省の通信総合研究所、NHKの放送センターと放送技術研究所の3カ所を結んで、数々
の実験を行なうものである。
 通常のTV視聴者にとっては、今のアナログTV放送と比べた場合、同じ周波数を使っ
て現状と同様な画質の放送であれば、約3倍のチャンネル数を見ることが可能になる
とともに、車などで移動しながらも現在よりクリアな画像を楽しめるなどのメリット
がある。
 また、インターネットユーザーにとっては、地上TV電波がインフラの一つとして利
用できることも注目される。現在、衛星を使ったデジタル通信でも行なわれている、
パソコンなどへのデータ配信を、地上のTV放送用電波でも行なえるようになるわけだ。
現在アメリカでは、インテルのIntercast技術を使って、アナログTV放送電波の中の
利用されていない周波数の隙間にデータを流す方式が広まりつつあるが、デジタル方
式の方がデータ転送量が多いことや、画像処理にはMPEG-2方式採用するのでパソコン
との親和性が高いことなど優れている点が多い。
 今後、伸びると思われるPointCastのようなインターネットの「プッシュ技術」を
推進するためにも、有効な実験ともなろう。また、アナログ・ハイビジョン放送方式
との絡みもあり、この動向には目が離せない技術実験でもある。
[Reported by 金丸雄一]

(97年1月23日)