[ニュース/サービス]
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リムネットが、一般の電話機同士で利用できるインターネット電話サービス開始
リムネット会員を対象に4月から国内電話通信でスタート
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http://www.rim.or.jp/i-phone/service.html

 株式会社リムネットは、リムネットの会員を対象に、インターネットを使った国内
長距離電話サービスを4月21日から開始すると発表した。このサービスでは、通常の
電話機同士でもインターネットを経由した通話が可能だ。「コーリングセンター」と
呼ばれる、電話サービス用の、いわば「アクセスポイント」が設置され、コーリング
センターまでは公衆回線を使い、各地のコーリングセンター間はインターネット回線
を利用するので、長距離電話の料金が安くすむことになる。コーリングセンターは東
京、福岡など6ヵ所が用意される。また、今までのダイヤルアップ型IP接続アクセス
ポイントからは、パソコンから一般電話機への通話サービスを利用できる。
 一般の電話機より利用できるコーリングセンターは、東京、横浜、大阪、名古屋、
札幌、福岡の6ヵ所に設置され、利用できるエリアは発着信共に、コーリングセンタ
ーから昼間1分10円以内で通話できる範囲となっている。料金は、初回のみの登録料
が2,000円。通話利用料は従量制となっており、一般の電話機から電話機での利用は
60円/3分(3分以降1分20円)。携帯電話、PHSからの発信利用は50円/3分(3分以降1
分17円)、パソコンを使ったダイヤルアップ型接続での利用は50円/3分(3分以降1分
17円)。なお、携帯電話、PHSへの発信はできない。また、パソコンを使う場合はリ
ムネットインターネット接続料金が別途必要になる。
 発表の席では、デモが行なわれたので、編集部でも試してみた。利用方法は、まず、
一般の電話機からコーリングセンターに電話をかける。繋がったら、登録IDをプッシ
ュし、次に相手先の電話番号をプッシュするだけだ。通話の音声はクリアで、通常の
電話をかけている感覚と同じであった。
 リムネットは、米国でインターネットを利用した国際長距離電話サービスを展開し
ているGlobalExchange Carrier(GXC)社と提携しており(本誌1月7日号参照)、今
年、郵政省により国際的に公衆回線と専用線をつなぐ「公-専-公」サービスが解禁さ
れ次第、国際電話サービスも開始したいとのことだ。
[Reported by okiyama@impress.co.jp]

(97年1月29日)