[新製品] ---------------------------------------------------------------------------- 02:ロータスが「ノーツドミノR4.6」を11月12日に発売 クライアント製品「ノーツ」もバージョンアップして同時発売 ---------------------------------------------------------------------------- http://www.lotus.co.jp/ ロータス株式会社は、サーバー製品の最新バージョン「ロータス ノーツ ドミノ R4.6」とクライアント製品の最新バージョン「ロータスノーツ R4.6」を11月12日に 発売する。価格は、サーバーやクライアント、INS接続キットなどを含むパッケージ 「ノーツ ドミノ基本導入パックR4.6」が178,000円。 ノーツドミノR4.6は、多くのインターネット標準プロトコルに対応したのが最大の 特徴。メールプロトコル「POP3」「SMTP/MIME」「IMAP4」、ディレクトリサービスプ ロトコル「LDAP」、ネットニュースプロトコル「NNTP」、WWWプロトコル「HTTP1.1」、 暗号化/認証プロトコル「SSL3.0」「X.509」などをサポートしている。また、セット アップの簡略化や、WWWブラウザーからサーバー管理ができる管理ツールなどが搭載 された。対応OSは、WindowsNT/95、AIX、Solaris、HP-UX、OS/2、NetWare/ IntranetWare。サーバー単体の価格は148,000円。他のオプションとして、1台のPCで 複数プロセッサーをサポートする「マルチプロセッササービス」が310,000円、パー ティショニング機能やWWW課金などを実現する「アドバンスドサービス」が155,000円 で用意されている。 なお、'97年7月に「R4.6」の概要が発表された時点では、WWWやメールなどのメッ セージングサーバー機能とドミノアプリケーションサーバー機能を持つフルサーバー 製品と、メッセージングサーバー機能のみに絞った製品の2製品で構成される予定で あったが(本誌'97年7月10日号参照)、今回はフルサーバー製品の1種類の販売となっ た。同社によると、'98年前半には、上記2製品にWWWサーバーの新製品「Go Webサー バー」を加えた3製品構成になる予定とのこと。 クライアント製品の最新バージョン「ロータスノーツ R4.6」は、メールとして 「POP3」「SMTP/MIME」に対応するなどドミノサーバーの専用クライアント製品とい う位置付けから、インターネットメールクライアントとしての機能も併せ持つ統合ク ライアントになった。機能的には、複数のデータベースをタスクごとにまとめて管理 できるユーザーインターフェイス「ノーツキャビネット」やノーツのウインドウの中 でフレームやGIFアニメーション、Javaアプレットなどの表示が可能な「Webブラウジ ング」などの機能が強化されている。なお、製品の構成は、ドミノサーバー向けのア プリケーション開発機能を持つ「ノーツ クライアントR4.6」(44,000円)、メールや スケジュール機能とカスタムアプリケーション実行環境を提供する「ノーツ デスク トップR4.6」(13,600円)、メールやスケジュール機能など基本機能に絞った「ノーツ メールR4.6」(9,000円)の3本立てとなっている。 同社では、基本導入パックに導入支援ツール「ファーストステップキット」などを 同梱し、主に中堅企業への売り込みを図る。また、クライアント製品については、 「MS-Mail」や「Eudora」など他社製電子メールソフトからの乗り換えキャンペーン や体験版の無償配布などによって個人ユーザーに向け販売を展開していく予定とのこ と。 ◎問い合わせ先 ロータス株式会社 インフォメーションセンター TEL 03-5496-3111 [Reported by okiyama@impress.co.jp] (97年10月16日)