[調査結果]
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04:富士通総研がインターネットユーザーの動向調査を報告
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http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/cyber/research/

 株式会社富士通総研は20日、インターネットの利用開始時期によるユーザーの特徴
や各種サービスの利用状況などのアンケート結果を公表した。
 アンケートは9月上旬に、電子メールによるマーケティングサービス「iMiネット」
を利用して行なわれた。約5万人の中から1,500人を選び、1,323通の有効回答を得た。

 目立った傾向としては、'97年4月以降からのユーザーでは専業主婦が18.0%を占め、
この時期の総女性比率は41.4%と女性や主婦層が増えはじめたことがうかがえると報
告されている。また、「趣味・娯楽」を主なアクセス理由とするユーザーの比率は、
'94年3月以前からのユーザーでは38.2%であるのに対し、'97年4月以降では61.8%に
も達し、最近利用を開始したユーザーでは、趣味・娯楽目的での利用が一般的になっ
ていると結論づけている。
 各種サービスの全般的な利用状況としては、「検索サービス」が51.1%でトップ。
次いで「電子メールニュース」が19.1%となっている。
 また、オンラインショッピングの経験者は40.2%で、利用したことはないが今後利
用してみたいというユーザーは42.2%存在するという結果だった。

 さらに、アンケートの結果をもとに、インターネットユーザーを4タイプに分類し、
タイプによる傾向と違いをまとめた。
 4タイプは、仕事目的や情報発信の「情報エリート(13.8%)」、仕事目的や情報受
信の「日本型優等生(17.7%)」、趣味目的や情報発信の「カルトカルチャラー
(26.0%)」、趣味目的や情報受信の「フューチャーマス(42.6%)」。
 タイプによる傾向の違いとしては、「情報エリート」は早い時期からインターネッ
トにアクセスしていた人に多く(38.2%)、最近利用を開始した人は「フューチャーマ
ス」が圧倒的(67.1%)。興味を示す分野については、「情報エリート」がビジネスや
パソコンを選ぶのに対し、「フューチャーマス」はプレゼントやエンターテイメント、
トラベルを選んでおり、タイプごとにアクセス行動が大きく異なるとしている。
[Reported by kikuchi@impress.co.jp]

(97年11月21日)