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-2000年5月24日-

ケーニヒスベルクの追憶

http://econgeog.misc.hit-u.ac.jp/excursion/index.htm

 ケーニヒスベルクという地名を聞いて、どこの国を思い浮かべるだろうか。ドイツと思った方は半分は正解だ。なぜ半分かというと、第2次世界大戦以前はドイツの都市であり、それ以後はロシア領カリーニングラードとなっているからである。13世紀にドイツ騎士団が入植して以来、ドイツ人の東方移民によって700年のドイツ領東プロイセンとしての歴史を誇る土地である。今世紀の2度に渡る大戦でドイツが敗北した結果、東方の領土はポーランドとロシア(ソ連)に割譲された。「ケーニヒスベルクの追憶」は、その東プロイセンを旅行した一橋大学教授の報告である。かなりドイツ寄りの記述ではあるものの、東ヨーロッパ、特にバルト地方の複雑な歴史や民族の変遷を知ることができる。ヨーロッパの中でも日本人にはなじみのないこの地方を旅行するのも面白いに違いない。

[Reported by 齋藤 正穂]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp
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