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iOS 14でバッチリ可視化、TikTokがテキスト入力中に、クリップボードを逐一読み取る様子

 ビデオアプリ「TikTok」が、コメント入力時、ほぼリアルタイムでクリップボードを読み取っている様子を可視化したムービーが、海外で大きな波紋を呼んでいる。

 これは今週発表されたばかりのAppleの「iOS 14」のベータ版を用いたもの。iOS 14ではプライバシー対策の一環として、クリップボードのデータがアプリに読み取られると、「アプリ名 pasted from 〇〇」といった具合に警告メッセージを表示する機能を搭載しているが、TikTokでテキストを入力すると、1~3ストロークごとにクリップボードのデータをTikTokが読み取っていることを通知するメッセージが表示されるという。

 この挙動およびiOS側の表示自体が不具合の可能性もあるが、ユーザーが意図しないタイミングでクリップボードの内容を読み取る、というのはセキュリティ上の懸念がある(パスワードなどの情報が意図せず残っている可能性がある)ことから、ネットでは大きな波紋を呼んでいるというわけ。ちなみにYouTubeに投稿された別の動画では、複数のほかのアプリが、クリップボードの情報を自動的に取得していることを示す内容になっており、こちらも併せて物議を醸している。

(6/26 22:55更新)当初公開した記事内容に誤りがありました。当初公開した記事では「インストールされたTikTokが他アプリで入力しているテキスト情報をクリップボードを介して取得している」という内容になっておりましたが、この内容は誤りで、正しくは、上記の通りの挙動となります。ご迷惑をおかけした、読者のみなさま、関係者のみなさまにお詫びし、訂正させていただきます。