● こんなところが便利!
読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、産経新聞、Japan Timesから、社会、スポーツ、文化・芸能、経済、政治、国際、サイエンス、社説コラム、おくやみ記事を自動的に取り込み、データベース化。オフラインでの閲覧ほか、検索や、テキストやHTML書き出しができる。記事中の画像をクリップする機能はないが、元記事へのリンクが添えられているのでWebブラウザで参照できる。記事のカテゴリごとに表示やダウンロードの指定変更も可能だ。
● 主要新聞社の記事を自動的に取得し、関連記事も横断的に表示
最近では、新聞といえばネットに掲載された記事が中心という方も多いはずだ。しかしそれぞれのサイトにアクセスしにいかなくてはならないのは手間である。RSSリーダーを使うという手もあるが、必要なデータを探して自ら登録する必要がある。そこで、主要新聞各社の記事を手軽に収集できる便利なアプリをご紹介しよう。
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読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、産経新聞、Japan Timesの6媒体分が読める「新聞つんどく」。左に一覧、右に記事を表示する
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「新聞つんどく」はインターネット上に掲載されている主要新聞サイトを巡回し、記事を自動的に収集するアプリだ。アプリ自体にあらかじめ読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、産経新聞、およびJapan Timesがプリセットされており、指定したタイミングで「社会」「スポーツ」「文化・芸能」「経済」「政治」「国際」「サイエンス」「社説コラム」「おくやみ」の記事を自動的に取り込み、データベース化する。
取得タイミングは、「手動取得」と「自動取得」が用意されており、起動時、一定時間ごと、一定時刻、パソコン起動時(スタートアップに登録)の4種類。早ければ数分で指定したカテゴリの記事が更新される。取得数や保存期間などは「表示」の「新聞一覧」から指定できる。不要なカテゴリは表示しない、記事を取得しないといった指定も可能だ。
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設定により、他媒体の関連記事を同時表示
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キーワード検索も可能
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右クリックでスクラップブックに記事を貼る
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記事はすべてテキスト化されており、個々の記事には同一新聞以外の関連する記事も表示させることができる。このため、各社の記事同士を比較はもちろんのこと、特定のジャンルの記事を収集している人なら収集や調べ物が楽になるのはいうまでもない。キーワード検索にも対応しているので、取得した記事から横断的に検索することも可能で、Webブラウザを用いて元記事へアクセスすることもできる。
RSSリーダーなどは取得記事を細かく選べるが、中にはリンク集のような状態で、オフラインでは記事にアクセスできないものもある。その点、「新聞つんどく」はパソコンのハードディスク内に蓄積されるため、インターネットにアクセスできない環境でも収集した記事を読めるのだ。ただし画像データは取得しないため、画像を見たい場合は、そのつど元記事を参照する必要がある。
このほか、最大20個まで登録できる「スクラップブック」機能や「TEXT形式」「HTML形式」「DB統合用形式」で保存できる書き出し機能も搭載されている。
残念ながら今のところ登録されている新聞記事以外は取得できないようだが、限られた時間で多くの新聞に目を通すことが可能だ。空いた時間を有効に活用したい、多忙なビジネスマンにピッタリではないだろうか。
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記事取得に関する細かい設定も可能
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バックアップに関する設定画面
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カテゴリごとに記事の表示やダウンロードなどの調整ができる
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なお、「新聞つんどく」で記事をクリップするだけであれば著作物の私的利用の範囲内と考えられるが、記事の内容を著作権者である新聞社に無断で配布・公開などすると著作権侵害になる。利用はあくまで個人にとどめ、他人に内容を知らせたい場合は、新聞社サイトの記事ページURLを送るようにした方がいいだろう。
関連情報
■URL
新聞つんどく
http://www.marble-cafe.com/tsundoku/
2009/01/14 13:20
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すずまり 大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラインサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。 |
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