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用紙とインクのコストを計算すると、枚数が多い場合は家庭のプリンタで出力するよりネットプリントがお得。経年変化による色あせも少ない
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2005年の夏。子どもが毎日家にいていつも以上に忙しいファミリー層から、暑いことも忘れそうな激務の日々を送る方まで、旅行や帰省、イベントなど、いやおうなしにデジカメのシャッターを押す機会も増えているのではないでしょうか。その写真、ぜひデジカメプリントをオススメします。
デジカメプリントと言っても「街中のDPEショップののぼりで見るぐらい」という方や、「フィルムの同時プリントに比べて割高」という印象の方も多いかもしれません。しかし、最近のデジカメプリントの充実ぶりには驚かされます。以前に一度使ったことがあるという人も、もう一度試してみる時期にきてますよ!
「わざわざプリントしなくても、デジカメなんだからデータで渡せば?」という方、甘い! 普段パソコンやデジカメをあたりまえに使っていていると、ときどき忘れそうになりますが、世の中全員がパソコンを持っているわけじゃありません。よかれと思って大量の画像をCD-Rに焼いて渡しても、普段メールをやりとりしている相手ですら、パソコンの操作が面倒、ドライブが不調など、「実はプリントでもらいたいんだけど……」とあとから相談されるというケースが結構あるものです。相手のITリテラシーに自信がなければ、写真はプリントで渡すべき、というのが個人的な実感です。
さて、プリントするだけなら自宅のフォトプリンタでプリントする方法でもいいじゃないか、と言われそうですが、個人的には自宅のフォトプリンタは超急ぎの写真の現像、A4サイズの大判プリント、インデックスプリントやCD-Rの盤面、ドキュメントの印刷に使っていて、旅行などアルバムで残しておきたい写真や、誰かに渡すL判プリントの写真はほとんどDPEショップでプリントすることにしています。
というのも、自分がプリントしたものが、1年後に友達の部屋で思いっきり色あせている、という状況を何度も目の当たりにしているから。ものすごく情けない、相手に申し訳ない気分……というか、実際相手はそれほど気にしていなくても、正直自分のプライドが許しません! プリンタが最新機種機種じゃなかったことを後悔しながら、DPEショップでプリントし直してこっそり友達の部屋のコルクボードに貼り直しに行きたくなります。
その点、フィルムの時代から培ったノウハウと数千万円の高価な現像機を使うDPEショップの銀塩プリントは強力です。水に強く100年色あせないのはもちろん、200万画素以上のデータならデジカメからのプリントかどうか意識させることはほぼありません。急ぎの時は、「パレットプラザ」や「55ステーション」など対応のDPEショップの店頭にメディアで持ち込めばフィルムの同時プリントと同じように数時間以内にプリントしてくれるところも多々あります。
でも、プリントの入手が明日以降でいいのなら、おすすめはネット経由のデジカメプリント。店頭で1枚30~40円前後なのに対し、ネットでは1枚10~15円でプリントできるところが無数にあります。以前は1回の注文に250~500円程度の「基本料」なるものがかかっていましたが、最近ではそれもないところがほとんど。
ただし、店頭での受け取りならかからない「送料」と「支払い方法」によって追加料金がかかるので、それがいくらかを必ずチェックしましょう。それでも、50枚、100枚など大量にプリントするときは、ネットのデジカメプリントが割安になるケースが多くあります。逆に5~10枚など少数なら、たとえばパレットプラザの80210.comから「パレットプラザらくらくネットプリント」をダウンロードして、近所のDPEショップでプリントする方が安いケースもあるので、うまく使い分けたいところです。
● ネットのデジカメプリントはキャンペーンをうまく使うのがポイント
ネットのデジカメプリントは、店舗数が多いだけにキャンペーンがねらい目です。使用している機材や印画紙、使い勝手をチェックして、ガンガンいろんなところを試すのが吉。価格で言えば1枚6円から印刷可能なところもあり、どこを使うか迷うところですが、機材や補正技術などは千差万別で、銀塩プリントだから必ずキレイ、とも限りません。一カ所試してみて「これじゃダメだ」と思っても、自分の写真と使い方に合う店舗をいくつか試して、比較してみるのをオススメします。
そんな中で、今おすすめなのが、「DPE宅配便 デジカメプリント」。L判1枚が12円。キャンペーンコードを利用すると5%オフとなり10.86円です。メール便受け取りで50枚以上のプリントなら送料も無料。コンビニ決済の手数料も無料です。つまり、100枚注文しても、メール便&コンビニ決済を選べば1,086円ってことです。たとえば、1枚37円のDPEショップでプリントすれば100枚の注文は3,700円なわけで、その差は歴然! 自宅でプリントすることを考えても、写真用紙だけで100枚のパックが800~1,500円はするわけで、カラーインクもしっかり減ります。単純にコストだけ考えてもお得と言えます。
「DPE宅配便」は使い勝手もよく、ブラウザから「一括注文」を指定すれば、大量注文の時もFTPウィンドウにフォルダごとドロップすればOK。「個別注文」で1枚ずつ画像を指定して、プリントサイズを変えることもできます。プリントしたい画像データの送信が終わったら、枚数と送付先を指定するだけで注文終了です。
また、プリントサイズに一眼レフデジカメに便利な、縦横比2:3のLWサイズが選べるのもうれしい点。L判の縁なし印刷では左右がトリミングされる場合もありますが、左右に広いLWサイズなら安心です。「フレームぎりぎりまで入れたはず」という構図にこだわる人はおすすめです。このLWサイズの価格も1枚15円。5%オフのキャンペーンコードも使えます。
この夏に撮った写真は、ちょっとアナログに、手にとってアルバムで楽しんでみてください。1枚10円なら、いままでのデジカメ写真もまとめてプリントしたくなることうけあいです。
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「DPE宅配便 デジカメプリント」は、注文画面もわかりやすい。ブロードバンド回線でない場合は、メディア郵送注文がおすすめ
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ファイル転送は、ウィンドウにフォルダごとドラッグ&ドロップするだけの簡単操作
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■URL
DPE宅配便 デジカメプリント
http://www.e-dpe.jp/
2005/08/19 14:08
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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