あと2週間……そう、来年まであと2週間しかありません! ばたばたと仕事を終わらせて、いざ休みに入ったら残りあと数日。ずーっと先送りにしてきた部屋の大掃除などしていると、次々と出てくるのはいろいろな種類の「不用品」です。この1年で一度も使わなかったものは、割り切って処分し、スペースを有効活用したほうがいいかもしれません。
かく言う私も、先月実家の引っ越しがあり、ずっと実家に置きっぱなしだった細々したものを引き取らざるをえなくなりました。大量の本、捨てにくいアルバム、買ってから1回しか動かさなかったラジコン……などなど。狭い部屋にどう入れたらいいのかわからないぐらい、大量の荷物が段ボールで積み上げられていたりします。
持ってきた段ボールの山がそのままでは生活に支障が出るので、なんとか片付けてスペースを作ろう! と不用品処分をネットでお得にできないか、いろいろやってみました。これから年末にかけて不用品が大量に出る時期ですので、今回はそうした不用品処分に役立つサイトをご紹介したいと思います。
まず、大量にあった書籍やマンガ、ゲームソフトなどはイーブックオフで先に片付けました。「らくらく買取」で段ボール箱5箱ほど送り、後ほどメールで来た査定額が1箱1,000円以下でちょっとがっかりはしましたが、捨ててしまえばゴミになるものですし、簡単に大量処分できることもあり、何度か利用しました。
次に、コレクターズアイテムやそこそこ値がつきそうな小物。これはYahoo!オークションや楽天オークション、ビッダーズなどで売ることにして、撮影&メモ作り。
最後に残ったのが、大型の家具です。粗大ゴミとして捨てる場合は、各市町村にそれぞれある窓口に申し込みます。うちの地元の東京都大田区の例では、粗大ゴミの申し込み受付用に専用のWebページが用意されていて、申し込みはごく簡単。処理費用は扇風機200円、除湿器200円などごく安いものから、両袖机1,900円などそれなりにかかるものも。家電リサイクル法にひっかかる4品については、テレビ2,700円、冷蔵庫4,600円、洗濯機2,400円、エアコン3,500円の各処分費用に、運搬手数料も必要です。
私の場合、ざっと見たところ、やはり処分に数千円はかかりそうです。まだまだ使えるものばかりなので、できればリサイクルに回したいのですが、かといって1つずつ手間をかけてリサイクルショップに出すほどの価値はないし……というわけで、まとめて引き取ってくれる業者を利用することにしました。
● 不用品をまとめて見積もり、まとめて処分! 「おいくら」
不用品をまとめて処分したい時に便利なサービスが、今回ご紹介する「おいくら」。不用品回収業者が多数登録されていて、不用品をまとめて見積もり依頼できるサイトです。家具などの不用品だけではなく、ブランドものやバイクなどの高額商品、美術品や貴金属の買い取りももちろんOKです。
実際の使い方は、[買取依頼へGO!]のボタンからスタート。カテゴリのリストから買い取ってほしいものを選び、「店頭持込」「出張買取」「宅配買取」など買取方法を選びます。都道府県、市町村、と住所を指定したら、売りたいアイテムの詳細を記入します。購入年月日や購入時の価格やサイズ、アイテムの写真もできれば添付します。1つのアイテムを記入し終わったら、続いてアイテムを追加していきます。
次にショップ選択に進むと、入力した住所とアイテムに対応しているショップの一覧が表示されるので、見積もりを取りたい店舗を最大5件まで選択します。ショップの選択が終わったら、見積もりをいつまでにほしいか設定し、こちらの連絡先を記入して終了です。
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売りたい品物の詳細を記入してまとめて見積もり依頼。できるだけ写真を添付したい
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見積もりを依頼したショップから返答があったら、見積額を確認。納得いけば実際の引き取りを電話やメールで依頼する
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数日以内に、登録したアドレスにショップから見積もり額の回答がメールで届きます。実際の買い取り額は品物の状態を見てからの決定なので、見積もり額には幅があります。最終的に、回答があったショップの中から売りたいショップを選び、メールや電話で連絡をして、取りに来てもらうか自分で店舗に持ち込むかを決め、買い取ってもらうことになります。
買取額が低くても、もともと処分するにも数千円払わなければいけなかった不用品。「処分にかかったはずの額+買取金額」で考えればかなりお得かもしれません。ショップで買い取れないものについては処分費用を要求される場合もあるので、通常の粗大ゴミとして廃棄したらいくらかかるのかは事前に調べ、どちらがお得なのか比較して、賢く利用するのがおすすめです。
オークションやおいくらなどのサービスを使い分けて、お得に年末の大掃除を乗り切ってください!
■URL
おいくら
http://www.oikura.co.jp/
2005/12/16 10:53
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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