● 手軽に使える「白い食器」が揃うお店
個人的に、ここ数カ月いろいろな食器を買うようになりました。始まりは、食洗機を導入したこと。あまりにラクなので、食器の枚数を多く使うようになり、逆に食洗機で洗いにくい、うるしのお椀や、割れると困る高い食器の使用回数が激減しました。
当時、我が家では白い食器と和食器が半々ぐらい。食洗機に入れやすく、熱を気にせず気軽に使える、手頃な白いお皿ばかり使うようになったので、いっそ白い食器に統一してしまおうと計画。いろいろなショップをめぐってみましたが、ごく普通の食器でも、枚数を揃えるとなると意外に値段が跳ね上がってしまいますし、外国資本のホールセールストアなどのセットだと、今度はお皿の雰囲気に納得がいかず四苦八苦。そんなときに見つけたのが、この「M'home stye」でした。
● 100円ショップより安い! 30円~の「ワゴンセール」会場
「M'home stye」は、さまざまな白い食器を中心に扱う、テーブルウェアのショップです。ただ白い食器といってもいろいろありますが、このショップに揃っている食器は、手軽に使える、かわいい雰囲気のものが多く、基本的にノーブランド品。
その分、期間限定の特設会場や、30~100円で買える「ワゴンセール」のコーナーは、一瞬目を疑う安さの食器がずらりと並んでいます。定番商品にも、かわいいものや、カフェで見かけるようなおしゃれなものが結構多いですし、それぞれよく店頭で見かける価格よりはずっとお得。実際、喫茶店や大学などが、業務用に大量に買われるケースもよくあるそうです。
商品の詳細を見ると、ワゴンセールを中心に「アウトレット商品」という記述があります。アウトレット商品は、鉄粉やピンホール、釉薬のムラなどによりメーカーの規格外商品になったものを指し、その中でも強度など良品と同じように食器として使えるものを販売しているそうです。アウトレットだからと言って、目立つほどの傷があるわけではないようです。
買うときのコツとしては、定番商品でも普段とセールの時期で価格に差があるので、なるべくセールの時期を狙うこと。「ポイント10倍」などの楽天市場のイベントに参加していることも多いので、メールマガジンでチェックしてみてください。
また、現在の価格がセール価格かどうかは、その商品の詳細ページで、「レビューを見る」からすでに購入した方のコメントを見ると、とても参考になります。
人気商品は注文が集中すると売り切れになることもありますが、しばらくするとまた入荷して、購入できるようになるものが多いようです。メールマガジンで再入荷のリストがよく掲載されているので、狙っていた商品が入荷したら、お得なタイミングを見計らって購入するのがいいでしょう。
実店舗を使うときとは違って、実際に手に取って大きさや色を確認することはできません。ですから、表記されている大きさを確認するのはもちろん、家に同じくらいの大きさのお皿があれば、測って確認してみるのがおすすめです。椀物などは、入る容量が記載されているので、そちらもぜひ確認を。ちなみに私の場合、なぜか紙に書いて確認しただけでは大きく錯覚することが多かったので、やはり手元にある実物との比較確認がおすすめです。
色に関しては、写真からの想像に限界もあるのですが、このショップ独自の「ホワイトレベル」という白さの目安が表記されています。たとえば「ホワイトレベル2」はちょっと透明感のある、ほんの少し青みかかった白。「ホワイトレベル5」はほんの少しクリームかかった白などなど。ひとことで白と言ってもいろいろあるので、どんな白さの商品か、この表示が目安になります。
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「青っぽい」「クリーム色っぽい」など、白にもいろいろ。各商品の「ホワイトレベル」の記載が参考になります
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ホワイトレベルの説明ページ。白の色味を6段階に分類している
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● 1,200点以上の商品のほぼすべて日本製で安心
M'home styleの商品には、ロゴ入りのオリジナル商品もあるため、メーカーを兼ねているのかと思っていたのですが、よく聞いてみると、実はもともと食器の問屋さんだそうで、「白い食器」というだけで、色もデザインもだけでこれだけいろいろな食器があるのもうなずけます。
「M'home style」は、焼き物の生産地として有名な愛知県瀬戸市にあるショップ。創業94年という長い歴史がある「丸五加藤吾助商店」の運営です。
商品の詳細ページには、原産国の表示がないのですが、まわりをぐるりと食器の産地に囲まれた地域で育った店長によると、「開始当初、あまりに日本製の食器があたりまえすぎて、記述する必然性を思いつかなかった」そうで、1,200点以上の商品のほぼすべてが日本製。3~5点ほど外国製の製品があるそうですが、外国産の商品については詳細ページに明記しているそうです。
店長さんによると、この焼き物の産地に囲まれた環境と、もともと問屋さんであるということが買い付けにとても有利なのだそうで、デッドストックやアウトレット商品なども入手しやすく、そのおかげで日本製の食器を格安で販売することができるとのこと。
私などは、普段100円ショップで外国製の食器に慣れすぎているせいか、最初このショップの商品も外国製なのだろうなと思っていたのですが、ショップのメールマガジンで日本製だという記述を見て、意外に思った記憶があります。今では、日本製の手頃な食器が格安で買えるショップとして、とても重宝しています。
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中には、底に「M'home style」のロゴのあるオリジナル商品も。お皿の裏は、テーブルを傷つけないようひとつひとつ磨かれるというていねいさ
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現在、期間限定のセール開催中。プチディッシュなどは10円や30円のものも。このお値段でもほぼすべてが日本製です
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● 唯一の注意点は、発送までかなり時間がかかること
購入した食器は、梱包材と段ボール材で二重に包まれていて、大量に買ったときは、ひとつひとつ取り出すのに苦労するほど。さらに、ホームページでも紹介されていますが、テーブルが傷付かないように、1枚1枚食器の裏を磨く作業をするそうで、ていねいさは十分。何度か購入していますが、食器が割れていたことはありませんでした。
ただ、注文してから発送までの時間はかなりかかります。「只今の発送状況」から発送日の目安がわかりますが、たいてい2週間程度かかるので、すぐ使いたいという人には向いていません。気長に待てる人におすすめです。
注文は、5,000円以上で送料無料。支払いはクレジットカードも利用できます。注文したあと確認メールや発送した旨のメールは随時来るため、それほど不安は感じませんが、セールなどで混雑しているときは、一応待つことを覚悟して注文したほうがいいでしょう。いつも日付指定をしないで注文している私の経験では、1週間ぐらいで来るときもありますし、2週間かかるときもある、といった感じです。
私の場合は、メールマガジンであまりにかわいくてお得なアイテムが出ていると、ついつい購入してしまうので、逆にこのショップで迅速発送されるようになってしまったら、買いすぎで食器棚を増やさなければいけない羽目になりそうでちょっと怖いですが……。
ちなみに、今購入しておけば、到着は3月初旬。日時指定もできますから、新生活には間に合いそうです。一足先に注文しておけば、お得な白い食器が活用できますよ。
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梱包はとてもしっかりしているので安心。ただし、発送は2週間程度かかるので、気長に待つ覚悟で
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使いたいタイミングが決まっているなら「只今の発送状況」を注文前にチェック。画面は、2月14日(木)に注文した場合の発送予定日
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関連情報
■URL
M'home style(楽天内)
http://www.rakuten.co.jp/mhomestyle/
西村敦子の「使える! まる得サイト」バックナンバー一覧
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/marutoku_backnumber/
2008/02/15 11:25
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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