● 大手総合スーパー「イトーヨーカドー」の運営するネットスーパー
総合スーパーのネット販売とは、店舗から自宅に生鮮食料品などを当日に配達するというもの。ここ数年は、以前主流だった電子チラシの提供だけでなく、特価品を実際に購入できるこの「買い物代行」に対応する店舗が増えています。
以前紹介した西友のネットスーパー「the-seiyu.com」だけでなく、マルエツの「マルエツネットスーパー」や、イトーヨーカドーの「イトーヨーカドー ネットスーパー」などいくつかの総合スーパーがネットスーパー事業を手がけています。
なかでも、イトーヨーカドーの「イトーヨーカドー ネットスーパー」は対応店舗が全国にあり、チラシを活用できると話題です。今回は、この便利でお得な「イトーヨーカドー ネットスーパー」をご紹介します。
イトーヨーカドーは、関東近県を中心に全国に店舗がある総合スーパー。「イトーヨーカドー ネットスーパー」は、現在80店舗にまで拡大しており、イトーヨーカドーの本気さが伝わってきます。
基本的な使い方は、まず会員登録。住所を選択すると、宅配を担当する店舗が自動的に選択されます。ログインして以降は、その担当する店舗の個別ページで買い物を進めることになります。
● お得なデジタルチラシは必見! 「広告の品」をゲットできる
「イトーヨーカドー ネットスーパー」の特徴は、取り扱うアイテムが約3万点という充実ぶりと、チラシとの連動性が高いこと。アイテムの種類は店舗で取り扱われているものを中心に配達されます。その日の特売品は「お1人様2点限り」のようなアイテムもチラシと同額のお得な価格で購入可能。チラシを見てお買い物に行くという感覚で利用できます。
なかでも「食品」の充実はすばらしく、たとえば豆腐だけでも何十種類も登録されていて、「あるものから選ぶ」のではなく「買いたい商品を指名買い」できます。この充実した「食品」に比べると、日用品や生活雑貨などのアイテムはそれほど数は多くないのですが、こちらも「広告の品」を中心に取り扱いされています。いつもは登録されていなくてもチラシに掲載されていると、その期間だけラインナップに追加されることは多くあります。比較的ストレスなく利用できるといえるでしょう。
新聞を取っていないのでチラシが見られないという方でも、「デジタルチラシ」や「PDFチラシ」が活用できます。店舗のトップページ下には「本日のチラシ」が登録されているので、そこからWebブラウザ上で拡大・縮小表示できる「デジタルチラシ」、またはPDF形式の「PDFチラシ」で内容がそのままチェックできます。
新聞だと当日朝に配達されてからチェックすることになりますが、ここに登録されているチラシは日付が変わればチェックできてしまうので、「朝は忙しいから寝る前に注文しておきたい」というときにも便利です。
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会員登録を行なってログインすると、対応の店舗のWebサイトが表示されます。消費のカテゴリーから選択するか、直接商品名の検索も行えます
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各カテゴリー内には「××店のおすすめ」として広告商品がまとめてチェックできるほか、個別の登録ページは「広告の品」がトップに来るよう配置されていて買いやすい作りです
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● 店舗が遠くてもOK! 雨の日や来客がある日などにも活用できる
個人的には、イトーヨーカドーは以前よく実店舗を利用していたのですが、引っ越しを機に自宅から歩いていける範囲ではなくなってしまい、利用できなくなっていました。ただ、新聞広告としてはエリア内のようで、ひんぱんに入るお得なチラシを見ては「近くにあればいいのになぁ」と思っていました。
この「イトーヨーカドー ネットスーパー」の使いやすさを知ってからは、利用する機会も急増。折り込みチラシのお得価格に地団駄を踏まずに済むし、出かけなくても届けてもらえるし、大変ありがたいシステムだと実感しています。
また、つい最近、近所の知り合いと話しているとき、イトーヨーカドーの買い物代行の人気がとても高いことに気がつきました。わざわざ出かけずに時間通りに生鮮食料品が届くので、小さなお子さんがいる家庭にはとても助かるとのこと。雨の日など天気が悪いときに無理して買い物にでかけなくても、玄関まで届けてもらえる便利さは一度使うとやみつきです。実際、特売のスタート日と雨の日が重なったりすると注文が殺到するようで、「指定の配達時間から10分遅れそうなのですが……」と断りの電話があったこともありました。
こんな混雑した日を除けば、たいてい指定した時間通りに届きます。注文から最短3時間で届き、当日9:00までの注文で12:00~14:00、11:00までの注文で14:00~16:00、13:00までの注文で16:00~18:00、15:00までの注文で18:00~20:00、16:00までの注文で19:00~21:00の宅配が最短です。もちろん時間を指定しての注文もできますから、前日に注文しておいて、仕事帰りの19:00~21:00の宅配を指定することもできます。
ただし、生鮮食料品が入る関係で、マンションの宅配BOXなどは受け取りに利用できません。不在で受け取れなかったときは「不在連絡票」が入り、再配送の指定が行なえます。
また、当日注文の受け付けが終了した後なのであまり影響はありませんが、16:00~17:00、21:30~22:00はいったんWebサイトがクローズするのでご注意を。
● 送料は税込み315円。一定額購入で送料無料キャンペーンも
さて、この便利な「イトーヨーカドー ネットスーパー」ですが、入会金・年会費は無料。配送には1回につき税込み315円かかります。ただし、配達料金を除く一定額以上で送料無料キャンペーンが行なわれています。
この1回の配送料315円は、個人的にはそれほど高くないと感じています。たとえば、レタスのような葉物もひとつひとつきちんと紙で梱包されていたり、それぞれのアイテムを個別にビニールに入れて汚れないようにしていたりと取り扱いがていねいです。「じゃがいも1個20円」のような山積みされたものから選ぶタイプのものでも、売り場担当の方が選別してくれるだけあって新鮮。
自分で買いにいくよりもよほどキチンとした状態で届くので、買い物に行って、会計後に袋詰めして……という手間を考えると、妥当な額だと感じられます。もっとも、私のよく利用する店舗では、期間限定で税込5,000円以上の買い物で315円の配送料が無料になるので、飲料などを箱買いしたり、お米や日用品で調整したりして、なるべく無料になるようにしています。
決済はクレジットカード払いか代金引換。イトーヨーカドーには店舗でポイントが貯まる「IYポイントカード」がありますが、ネットスーパーではポイント付与やポイントの利用ができません。また、「アイワイカード」でクレジット払いする場合は、金額200円につき1ポイント、アイワイカードにポイントが付与されます。
「IYポイントカード」のポイントが貯まらないのは残念ですが、その分、登録レシピからまるごと材料が購入できたり、よく買うアイテムを登録しておける「マイ定番」を利用したりと実店舗では使えない便利な機能が多いので、それらメリットを考えれば納得です。
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生鮮食料品はもちろん、お総菜、お弁当、洗剤などの日用品、そして運ぶのが大変な飲料水などあらゆるものが注文できます。セブン&アイ・ホールディングスの系列で購入できる、オリジナルブランド「セブンプレミアム」の商品ももちろん購入可能
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● 全国版「イトーヨーカドー ネット通販」は約10万点の品揃え
イトーヨーカドーには、実はこの「イトーヨーカドー ネットスーパー」のほかにも、一般的なネット通販のように宅配便で届く「イトーヨーカドー ネット通販」もあります。
「イトーヨーカドー ネット通販」の方は約10万点の品揃えと、よりアイテムが充実したWeb通販サイトで、生鮮食料品以外を取り扱っています。乾物やインスタント製品、飲料などの食料品もありますが、とくにファッションなどはこちらの方が充実しています。チラシを見たけれど、「イトーヨーカドー ネットスーパー」では売っていなかったというような日用品の購入にはこちらも便利。
このWebサイトも一部広告と連動していて、なかには広告よりも少し安いものもあるなどお得さも抜群で、購入額1,500円以上で送料無料と使いやすいのも特徴です。セブン&アイ・ホールディングスのオリジナルブランド「セブンプレミアム」の製品も充実しているので、このブランドで気に入っているアイテムがあるという方には、こちらの利用もおすすめです。
生鮮食料品は、毎日の生活の基本。忙しいからといって買わずにいられるアイテムではないだけに、特売品まで買い逃さずに済むネットスーパーは本当に便利です。インターネットで得する方法の基本として、ぜひ活用してみてください。
関連情報
■URL
イトーヨーカドー ネットスーパー
http://www.iy-net.jp/
イトーヨーカドー ネット通販
http://www.itoyokado.jp/
西村敦子の「使える! まる得サイト」バックナンバー一覧
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/marutoku_backnumber/
2008/03/28 10:54
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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