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M2Mサービス専用の「020」番号、10月より4キャリアから提供

 総務省では、1月1日に施行された電気通信番号規則の改正を受け、M2Mサービス専用の電話番号として「020」番号帯を割り当てる制度「M2M等専用番号」が開始されたことを発表した。

 M2Mサービス専用となる020番号は、一部を除いてパケット通信のみを行うサービスが対象となる。指定要件としては、「第一種指定電気通信設備との間で呼の接続を行わないこと」「電波法に基づく基地局の無線局免許を有すること」の2点が定められている。

 実際に020番号が利用可能となるにあたり、電気通信事業者からの020番号指定の申請と、これに対する総務省の審査・指定、さらに電気通信事業者側での必要なシステム改修を経る必要がある。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ワイモバイルの各社では、020番号の提供を10月より順次開始する予定としている。

 また、NTTドコモでは、M2Mサービスでの利用を前提とした料金プランを申し込む場合、原則として020番号での契約となるとしている。M2M等専用番号は、ユニバーサルサービスの負担金徴収の対象外となる。

 なお、それまでM2Mサービスで利用している「070」「080」「090」で始まる電話番号は、継続して利用できる。020-4番号帯は、ポケベルなどの発信者課金無線呼出し番号として利用されているため、今回のM2M専用番号からは除外されている。また、020-0番号帯も除外される。