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親子でARフィギュア実習や3Dプリンター見学、DMM.makeとdキッズがデジタルのモノづくり体験イベント
2017年8月22日 11:55
デジタルのモノづくりの楽しさを親子で体験してもらうためのイベント「DMM.make×dキッズ サマーワークショップ 2017」が8月20日に開催された。主催は、NTTドコモによる子ども向け知育サービス「dキッズ」と、モノづくりのプラットフォームを提供する「DMM.make」。秋葉原のDMM.make AKIBAを会場に行なわれた。
イベントには、dキッズの対象である0~12歳、特に6歳前後の子どもと親が10組参加。AR世界のフィギュアを作る実習と、3DプリンターなどDMM.make AKIBAの施設の見学の、2種類の「3D」を体験した。
自分で描いたぬり絵をARフィギュアに
イベントでは10組の親子が2グループに分かれ、「体験1」「体験2」という2つのカリキュラムをそれぞれ入れ替わるかたちで受講した。
「体験1」は、「絵に描いた自分の絵を3Dにしてフィギュアを作ろう」。自分で描いたぬり絵をタブレットで撮影すると、タブレットの中でARフィギュアになるdキッズのコンテンツ「とびだす☆おえかき」を体験した。
まず、用意されたぬり絵用紙に、それぞれ自分の好きなように目や口などを描き、色を塗っていった。親御さんも口を出したり手を出したりして協力していた。そして、そのぬり絵をタブレットで撮影すると、ぬり絵のキャラクターがタブレットの中で3Dフィギュアになり、さらにカメラがリアルタイムで映す現実の風景の上にARで表示された。
レーザーカッターや3Dプリンターの動く様子を見学
「体験2」は「本格ものづくりを見学、体験しよう!」。会場となったDMM.make AKIBAの施設を見学し、レーザーカッターや3Dプリンターなどが動いている様子をみんなで見た。
まず訪れたのは「Digital fabrication」の部屋。ここには3Dスキャナーや3Dプリンターがあり、モデルを作ったり形にしたりできる。
続いて訪れたのは「Works」の部屋。レーザーカッターや、CNC切削機、旋盤・フライス盤などの機材が並んでいる。それぞれの機材を見たほか、実際にレーザーカッターが動くところを実演し、参加した子どもたちの名前を透明な板に刻んでオリジナルキーホルダーとしてプレゼントした。
そのほか、大型の3Dプリンターでフィギュアが作られる様子も見学。参加した子どもたちも大人も、3Dプリンターに張りついて見入っていた。
2つの体験のあと、1日のまとめが行なわれた。子どもたちからは「すごい機材が見られた」「キーホルダーがもらえてうれしかった」「ぬり絵が楽しかった」といった感想が聞かれた。
現代のモノづくりの楽しさを親子で
イベントで進行役を務めたNTTドコモの伊美裕麻氏(ライフサポートビジネス推進部 教育・キャリア事業 教育・キャリアビジネス担当)に、イベント終了後に話を聞いた。
――このイベントで、子どもたちにどんなことを体験してもらおうとしたのか、狙いを教えてください。
現代のモノづくりの楽しさです。自分もできるんだ、という驚きですね。
対象としたのは、dキッズのコアユーザーである2~6歳の子どもたちです。プログラミングや電子工作までは難しいので、デジタルなモノづくりを簡単に体験してもらおうと考えました。
――子どもたちが、3Dプリンターやレーザーカッターなどが動く様子に熱心に食いついていましたね。
うれしいですね。子どもも大人も楽しめると思います。もともと私も初めてDMM.make AKIBAに来たときに、大いに驚いて楽しみました。親子でいっしょに見学して、帰ってから「あんなことがやりたい」といった会話をしてもらえれば幸いです。
今回、10組の親子が参加しましたが、申し込みには300件が殺到しました。今回は夏休みの時期に開催しましたが、またやりたいと思います。