カゴヤが「FTPアクセス制限サービス」、GENOウイルス被害対策で
カゴヤ・ジャパンは25日、同社が提供しているレンタルサーバーサービス「KAGOYA Internet Routing(KIR)」において、事前に設定したホスト以外からのFTPアクセスを拒否する「FTPアクセス制限サービス」を開始した。いわゆる“GENOウイルス”の感染によってFTPパスワードが漏えいしてしまった際に、サイトが改ざんされるのを未然に防ぐことが狙い。
GENOウイルスは、ユーザーが使用しているFTPサーバーのIDやパスワードを盗み、そのユーザーのWebページに悪意のスクリプトを埋め込む。これにより、さらにそのページを閲覧したユーザーにウイルス感染を広げようとする。5月より感染が拡大しており、KIRのサーバー内のコンテンツが改ざんされる被害も発生していたという。
「FTPアクセス制限サービス」は、事前に登録したホストのIPアドレス以外からのFTPアクセスを拒否する。これにより、ウイルス感染などが原因でFTPパスワードが漏えいした場合でも、サーバー内のコンテンツへの不正アクセスを防げるという。KIRの「専用サーバープロ」および「ベーシックプラン」を除くすべてのサービスプランで無料で利用できる。
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(増田 覚)
2009/6/25 19:00
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