衆院選関連サイトは投票日とその前日にアクセスピーク、VRI調査
ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は、第45回衆議院議員総選挙に関するインターネットユーザーの動向についてまとめた。それによれば、衆院選関連サイトへのアクセスは、公示により関心が高まり、投票日に盛り上がりがピークになっていることがわかった。
調査では、ポータルサイトやニュースサイトなどが開設した衆院選関連サイト、および政党サイトへのアクセスを集計した。7月13日の週から、8月24日の週までのアクセス数の推移を見ると、73万4000人から334万5000人へと増加している。政党のバナー広告出稿は8月10日週から本格化しているが、8月17日の週からは、8月10日の週の約2倍の出稿量になっている。
選挙関連サイトなどへの週別推定訪問者数 | 政党バナー広告の週別推定インプレッション数 |
また、ブログ投稿件数などについて、「衆院選 選挙」というキーワードの出現件数を見ると、8月17日の週以降に当該キーワードが多く使われていることわかった。
公示日以降の日別推移を見ると、投票日(8月30日)およびその前日がピークとなっている。このほか、公示日(8月18日)にWebニュース記事へのアクセスと政党サイトへのアクセスが多かった。
VRIは、「ネットユーザーの反応が最大化するのは投票日。公示日から投票日まで、どのようなストーリーをネットユーザーに提示・共有できるかが、次の選挙でのカギとなるのではないか」と分析している。
公示日以降の関連サイト訪問者の構成割合を見ると、男女比はほぼ70対30の割合で、同期間のWeb接触者全体の男女比(55対45)に比べ、男性の比率が高くなっている。職業別構成では、給料事務の割合が高い傾向にあることがわかった。
衆院選公示前後での衆院選関連サイトなどの基本指数 |
衆院選関連サイトなどの訪問者の職業別構成割合 |
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(野津 誠)
2009/9/11 14:43
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