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Firefoxで一度にタブ600以上開く人も、Mozillaが各種四半期統計


 米Mozillaは3月31日、Mozillaに関係する統計を集めた「Mozilla Metric Report Q1 2010」を公開した。今後、四半期ごとに各種統計を発表していく方針だ。

Firefoxのブラウザーシェア、欧州では4割近く

 2010年第一誌何基Firefoxのブラウザーシェアは、Mozillaが信頼できるとする4つの情報源(StatCounter、Quantcast、Net Applications、Gemius)の情報を大陸別に単純平均した。また、大陸ごとのユーザー数は、Mozillaが独自に入手した数字を使用している。

 それによると、アジアが26.6%(6870万ユーザー)、北米が26.0%(1億ユーザー)、南米が31.4%(3170万ユーザー)、欧州が39.2%(1億5270万ユーザー)、アフリカが29.7%(560万ユーザー)、オセアニアが28.7%(約670万ユーザー)。


Firefoxの大陸別シェア/ユーザー数(「Mozilla Metric Report Q1 2010」より)

 また、Firefoxの21カ国における成長度合いを色分けしたグラフも公開した。このグラフでは、ユーザー数、ユーザー成長率、市場シェア、市場シェア成長率という項目に分けて色分けし、濃い色になるほど数字が大きいことを示している。

 このグラフを見ると、世界中で最もユーザー数が多いのが米国、市場シェアが最も大きいのがインドネシア、市場シェア成長率が最も高いのがイタリアであることがわかる。この中に日本も含まれているが、日本はこの4つの数字ではいずれも低い割合にとどまっており、特に市場シェア成長率は最も低い部類に分類されている。

朝にFirefoxを起動するユーザーが多い地域は?

 Mozillaではこれらの統計を得るために、Firefoxの機能を利用した。Firefoxは1日に1回、アドオンブロックリストをアップデートするためにMozillaサーバーをpingするという(この際に、プライバシーは保護されている)。この機能を利用してMozillaの各種統計を国ごとに分類したと説明している。

 また、この機能を利用して、米国でどの時間帯にFirefoxが起動されることが多いかを測定した。

 対象となった地域・都市は、ニューヨーク、カリフォルニア、ハワイ、ワイオミングだ。それによると、ニューヨークでは午前6時から8時の間にFirefoxを起動する割合が低く、この中ではハワイが一番多いことが判明した。また、ワイオミングでも比較的早い時間にFirefoxを起動する習慣があることが判明している。

南極大陸でのFirefoxシェアは8割近く!?

 Firefoxをカスタマイズする割合も大陸別に集計された。Personaやアドオンの利用率を集計している。これによると、Personaの利用率は15%から20%程度で、南米の利用率が最も高かった。アドオンの利用率はアジアで最も高く、2%に迫っている。

 興味深い数字もある。南極大陸でのFirefox利用率はサンプル数が少なすぎて正確な数字とは言いにくいが、唯一数字を発表しているStatCounterによれば、Firefoxのシェアは8割近くに達している。また、アドオンのダウンロード数は1月以来538回に上る。南極大陸の人口が1000人に満たないことを考えると、これは驚くべき数字だ。

 また、Mozillaの統計を収集するための実験的プログラムである「TestPilot」参加者のデータによれば、平均的なユーザーは、一度に2〜3個のタブを開いている。また、最も多い人では600以上のタブを開いていることもわかった。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/4/1 13:10