MSのOutlookでFacebookとWindows Live連携が可能に~日本語版も同時対応
米Microsoftは13日、Outlook Social Connectorが新たにFacebookとWindows Live Messengerに対応したことを発表。英語版だけでなく、日本語版を含む19か国語版が公開された。
Outlook Social ConnectorをOutlookにインストールすると、Outlookと対応ソーシャルサービスを連動し、メールの送受信相手のソーシャルアクティビティーがインボックスの下に表示されるようになる。たとえば、同僚にメールを書く場合、画面下に最新のFacebookによる近況アップデートや写真等が表示され、相手の近況をフォローしながらメールを作成できる。
Outlook Social Connectorは2010年2月に公開されたが、その時点でビジネス向けソーシャルネットワーキングサイトLinkedInとMySpaceに対応していた。今回新たにFacebookとWindows Live Messengerに対応することになった。また、対応済みのOutlook 2010のほか、今回新たにOutlook2003/2007にも対応した。
Outlook Social ConnectorをFacebookとWindows Live Messengerに対応させるには、Microsoftダウンロードセンターから「Facebook Provider」または「Windows Live Messenger Provider」をダウンロード、インストールする必要がある。
Outlook Social ConnectorはこのようなProviderをプラグイン形式で追加していくことによって、様々なソーシャルネットワークに対応する能力を持つ。今後他のソーシャルネットワークがProviderを開発すれば、対応できるようになるだろう。
Facebookはこれまでに、プライバシーポリシーに批判が集まり、機能の改修を行うといったことを何度か繰り返している。こうした経緯からMicrosoftでは対応するにあたり、対応ソーシャルネットワークのプライバシーポリシー通りに情報を取得するよう、注意を払ったという。
Outlook Social ConnectorはOutlook2010に組み込まれており、今回発表された最新機能を利用するためには、Microsoftアップデートを使用してアップデートを行うことができる。
Outlook2003/2007ユーザーは、MicrosoftダウンロードセンターからOutlook Social Connectorの対応する言語版を入手できる。
Outlook Social ConnectorをOutlookに導入すると、対応SNSサービスの情報が連携して表示される。具体的には、メール相手の最新のFacebookによる近況アップデートや写真等が表示され、相手の近況をフォローしながらメールを書くといった使い方が可能になる |
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/7/14 10:01
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