ソースネクスト、日本語入力ソフト「Baidu Type」を配布、品質向上へ協力
ソースネクスト株式会社は、同社が販売する「ウイルスセキュリティ」シリーズおよび「筆王」シリーズのユーザーのうち希望者を対象に、バイドゥ株式会社の開発した日本語入力ソフト「Baidu Type」を配布する。ソースネクストが8月27日に発表した、バイドゥとの業務提携の取り組みの第1弾となる。
ソースネクストでは、有料で販売しているバックアップソフト「マカセル 自動バックアップ」(標準価格3970円)、グラフィックソフト「Paintgraphic 2」(標準価格1980円)について、それぞれ「Baidu Type」をセットにした「マカセル 自動バックアップ with Baidu Type」と「Paintgraphic 2 with Baidu Type」を用意。これを無償配布することで、「Baidu Type」の利用者拡大を狙う。
「マカセル 自動バックアップ with Baidu Type」の配布対象は「ウイルスセキュリティ」シリーズのユーザーで、期間は9月16日から30日まで。「Paintgraphic 2 with Baidu Type」は「筆王」シリーズのユーザーが対象で、期間は9月15日から30日まで。「ウイルスセキュリティ」「筆王」のアップデータ通知機能(ポップアップ)を使って、対象ユーザーにダウンロードを案内する。
Baidu Type |
ソースネクストは、「Baidu Typeをより多くの方に使っていただくことで、バイドゥ社の日本における認知度拡大および、同製品の品質向上を両社協力して対応していく」とコメント。ただし、ソースネクストによるBaidu Typeの商品化・販売や、日本語入力ソフト市場への参入の予定については未定だという。
ソースネクストによれば、「ウイルスセキュリティ」のユーザーは約690万人、「筆王」シリーズは約100万人。これらユーザーに期間限定の無料配布を行うことで、多くの要望を短期間に集めることができると説明している。ソースネクストは、バイドゥから広告収入も得る。
なお、ソースネクストではすでに提携記念キャンペーンとして、「スグレモ3 撮画ツール with Baidu Type」を、同社製品ユーザーに限らず広く無料ダウンロード提供するキャンペーンを9月12日まで実施していた。
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(永沢 茂)
2010/9/15 15:42
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