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アイ・オー・データ、YouTube視聴用STBを新“挑戦者”ブランドでネット直販


RockTube(CL2-001LP)

 株式会社アイ・オー・データ機器は21日、YouTubeをテレビで視聴するためのセットトップボックス「RockTube(CL2-001LP)」を発売した。価格は9800円で、同社の直販サイト「ioPLAZA(アイオープラザ)」で販売する。初回300台には2000円割引クーポンが付く。出荷は、9月末から10月上旬の予定。

 なお、同製品は“挑戦者”ブランドで販売するものだ。保証・サポート無しで販売することで、タイムリーな製品化と手ごろな価格で提供するという。

 同社では以前、上級者向けのPCパーツを挑戦者ブランドで販売していたが、現在は休止中。今回、ioPLAZA専売ブランドとしてコンセプトを再設定して復活させ、ロゴも変更した。新しい挑戦者シリーズは、同社のマーケティングを模索するブランドとして位置付け、汎用品で満足しない中・上級ユーザーが面白い・便利と思える尖った商品を展開するとしている。消費者のニーズを見ながら、反応のいい製品を一般向けの製品として検討していく考えで、PCパーツに限定せず、復活第1弾商品ではAV機器を投入した。

 RockTubeは、HDMI接続した大画面テレビにおいて、YouTubeをリモコン操作で簡単に視聴することを目的とした商品となる。ハードウェアとしては同社の「AVeL Link Player(AV-LS500VX)」と同じものだが、ソフトウェアを新たに開発している。YouTubeで公開されている動画から、お勧め動画や人気の動画、評価の高い動画、新着動画、関連動画からたどって視聴できる。キーワード検索も、リモコンからの文字入力となるが可能だ。AV機器と同様の感覚で、2〜256倍速の早送り・巻き戻し操作にも対応する。

 また、ビデオキャッシュ機能を搭載したのが特徴だという。これは、検索した動画や視聴中の動画に対して、リモコンの赤ボタンを押すことで、RockTubeにUSB接続したストレージにその動画をキャッシュできるというもの。後からキャッシュ済み動画リストから選択して再生可能だ。YouTubeのサーバー混雑時や、ユーザーのインターネット接続回線の状況により動画の再生が途切れがちな場合にも快適に再生できるとしている。

 なお、キャッシュ用ストレージとして使用するには、USBメモリーやHDDをRockTube専用フォーマットで初期化する必要がある。また、ストレージの容量によっては多くの動画をキャッシュできるが、キャッシュした動画は一覧表示されるだけでフォルダーなどによるリスト管理機能は搭載していない。このほか、RockTubeの起動時には、違法にアップロードされている動画と知りながらダウンロードすることは違法になるとの警告も表示するかたちにした。

 RockTubeの本体サイズは170×148×29mm(幅×奥行×高さ)、重量は約640g。インターフェイスは、HDMI出力が1系統、ビデオ出力が1系統、オーディオ出力がアナログ1系統と光デジタル1系統、USB 2.0が2ポート(前面1、背面1)、有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)が1ポート。

 USBポートは、ビデオキャッシュ機能用のストレージ(RockTube専用フォーマット)のほか、通常の各種メディアファイルを保存したUSBメモリーなどを接続することで、RockTubeで再生することも可能だ。対応フォーマットは、WMV9/MPEG-1/MPEG2-PS/MPEG2-TS/MPEG-4/H.264/WMA9/MP3/MP2/LPCM/AAC/JPEG/BMP/PNG/GIF。ただし、DRMで保護されたファイルの再生には対応していない。Windows PCの共有フォルダ内のメディアファイル再生にも対応する。

 このほか、YouTubeプレーヤー機能の向上や他の動画配信サイトへの対応、メディアファイル再生機能の強化などを計画しており、有償ファームウェアのダウンロード販売で提供する計画だ。

 なお、新しい挑戦者ブランドでも、メーカーのサポートが無い部分をユーザー同士の情報共有でカバーしてもらうための掲示板を設置する。従来の挑戦者シリーズの掲示板とは別にioPLAZA内に設けるという。

 また、保証については、通常は購入から2週間以内の初期不良にのみ対応するが、ioPLAZAにおいて、1カ月(210円)または6カ月(1050円)の延長サービスも販売する予定だ。


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(永沢 茂)

2010/9/21 11:49