OpenOffice 3.3.0日本語版リリース、脆弱性も修正
OpenOffice.org日本語プロジェクトは2日、オープンソースのオフィススイート製品の最新版「OpenOffice.org 3.3.0」の日本語版リリースした。Windows版、Mac OS X版、Linux版、Solaris版があり、同プロジェクトのサイトから無償でダウンロードできる。
3.3.0では、各ソフトに共通の検索ツールバー「Find」が実装され、文書内のテキストが検索しやすくなった。また、印刷のダイヤログ画面を刷新し、印刷プレビューを表示するようになったほか、印刷時のオプションを充実させた。
ワープロソフト「Writer」と表計算ソフト「Calc」では、文書の保護機能を強化。具体的には、ユーザーがパスワードを設定することで、第三者による文書の編集を防げるようになった。
Calcでは、扱えるデータが従来の6万5536行から104万8576行に増えた。さらに、CSVファイルをインポートする際、引用符で囲んだ値をテキストとして読み込んだり、日付けや時間など特定の数値を自動的に削除するオプションが追加された。
このほか、PowerPointやWordのファイル処理によって任意のコードが実行される恐れがあるなど9件の脆弱性を修正した。
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(増田 覚)
2011/2/3 14:48
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