IPA、春期試験を6月・7月に延期。手数料返還なども発表


 IPAは25日、延期が発表されていた平成23年度春期情報処理技術者試験(以下、春期試験)に関して、今後の実施予定日や申し込み済みの受講者への対応などを発表した。

 4月17日(日)に予定されていた春期試験は、平成23年度特別情報処理技術者試験(仮称)(以下、特別試験)として6月および7月に実施する。具体的な日程は以下の通り。

試験区分試験実施日(予定)合格発表日(予定)
・応用情報技術者試験(AP)
・プロジェクトマネージャ試験(PM)
・データベーススペシャリスト試験(DB)
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
・情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)
・システム監査技術者試験(AU)
6月26日(日)8月中旬
・ITパスポート試験(IP)
・基本情報技術者試験(FE)
7月10日(日)8月上旬

 春期試験に申し込み済みの受験者に対しては、特別試験の受験を希望する場合は「特段手続きは必要ない」とするほか、所定の手続きにより「試験地の変更」も可能としている。特別試験の受験を希望しない場合は、所定の手続きにより「次回試験への振り替え」「受験手数料の返還」などに応じる。

 「所定の手続き」については、後日書面郵送(4月11日発送予定)にて詳細を案内するほか、Webサイトでも公表する。手続きの申請期間は4月14日から約2週間を予定しており、申請がない場合は原則特別試験の受験を希望したものとして取り扱う。

 ただし、東日本大地震で被災した人は、手続きの申請期間後においても受験手数料の返還について柔軟に対応するため、個別に情報処理技術者試験センターに問い合わせるよう呼びかけている。

 なお、特別試験には新規に申し込むことも可能。募集期間は4月14日から約2週間の予定。新規申し込み方法についてはWebサイトで公表する。


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(川島 弘之)

2011/3/25 17:09