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The Pirate Bay、torrentファイルの削除方針を正式発表

海賊サイトは“マグネットリンク”に移行か?


 世界最大のtorrentファイルサイトで、海賊行為が行われていることで知られているスウェーデンの「The Pirate Bay」は13日、ほとんどのtorrentファイルの削除方針を正式に発表した。

 公式ブログによると、10ピア以上を持つすべてのtorrentファイルの共有を、2月29日をもってやめることを明らかにしている。最終的には全torrentファイル削除に至るのではないかと推測されている。

 The Pirate Bay関係者ら4人がスウェーデンで拘禁刑や罰金刑を受けている中で、この動きは一見大きな影響を持つように思われるが、海賊行為がなくなるわけではなさそうだ。

 The Pirate Bayは1月12日付で、ダウンロードのデフォルトを“マグネットリンク”に変更することを発表していた。

 マグネットリンクとはURIの一種で、ファイルが保存してあるリンク先を示す代わりに、コンテンツのハッシュ値を含んでおり、そこからP2Pネットワークを通してtorrentファイルをダウンロードできる。

 マグネットリンクは単なるテキストであることから、The Pirate Bay全体のファイルサイズが激減することになる。実際、あるユーザーがThe Pirate Bay全体のマグネットリンク情報を集めた結果、圧縮された状態で90MBにすることに成功したことを明らかにして話題となった。そうなれば、The Pirate Bay自体を小さなUSBメモリに収めることができ、サイトを丸ごとバックアップし、多数のコピーを作ることができることになる。

 世界最大のtorrentファイルがマグネットリンクに移行することにより、他のサイトも追随することが予想される。

 ファイル共有インデックスサイトはThe Pirate Bay以外にも多数あり、米国や欧州で新たな立法運動によって大きな圧力を受けているが、その中でも新たな技術的な変化を見せようとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/2/14 11:29