企業Facebookページ「いいね!」後に商品購入したことがある人は7.2%


 株式会社メディアインタラクティブは29日、「Facebookページのファンになってからの態度変容・購入経験等についての調査」の結果を公表した。調査は株式会社ガイアックスと共同で2月9日から13日まで実施し、Facebookページに「いいね!」をした経験がある500人から有効回答を集めたもの。

 Facebookページで「いいね!」を押した会社・サービスへのイメージがどう変わったかを複数回答式で聞いたところ、「イメージが良くなった」「その会社を覚えた」「その会社に興味を持った」など好意的な回答が6割に上り、イメージ向上やブランドの興味喚起、信頼感の醸成につながっていることがわかった。

 「いいね!」を押してからとった行動(複数回答)としては、「Facebookページを見に行くようになった」が30.4%、「キャンペーンに参加した」が20.8%、「ウォール投稿にいいね!やコメントをした」が20.0%など、コミュニケーションが活発化したほか、「商品/サービスを購入した」という人も7.2%いた。

 また、商品/サービスを購入したというユーザーのうち、63.8%が「元々ロイヤリティが低いユーザー」だった。このことからメディアインタラクティブは、「企業/ブランドとの関係性が築けていないユーザーも、ファンになってもらうことにより購買意欲を高められている」と分析している。

 なお、「元々ロイヤリティが低いユーザー」とは、「ファンになる前のその企業との関係性は?」という質問に対して、「知らない企業だった」「元から知ってはいたが、好きな企業ではなかった(商品の購入経験あり)」「元から知ってはいたが、好きな企業ではなかった(商品の購入経験なし)」と回答したユーザーを指している。


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(増田 覚)

2012/2/29 15:05