アイ・オー、スマホアクセス可能なNAS製品2シリーズに大容量3.0TBモデル

　株式会社アイ・オー・データ機器は、NAS製品2シリーズにおいて、3.0TBの大容量モデルを追加する。「LAN DISK CE」シリーズの3.0TBモデル「HDL-CE3.0B」が3万600円、転送速度が高速な「LAN DISK A」シリーズの3.0TBモデル「HDL-A3.0」が3万4900円（いずれも税別）。6月上旬に出荷予定。

LAN DISK CE	LAN DISK A

　LAN DISK CEシリーズでは、ダイナミックDNSサービス「Remote Link 2」により外出先のPCからアクセスできるほか、iOS/Androidアプリ「リモートリンク2」によりスマートフォンからもアクセス可能。自宅のNASに保存した動画や音楽、写真、文書ファイルなどを外出先で利用できる。

　HDL-CE3.0Bは、本体サイズが約45×138×168mm（幅×奥行×高さ、突起物を除く）、重さが約1.2kg。1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TのLANポートのほか、USB×2ポート装備。プリンターやDVDドライブなどのUSB機器を接続することでネットワーク経由で使用できるUSBデバイスサーバー機能「net.USB」も搭載している。

　今回、リモートリンク2のAndroid版が今回バージョンアップし、新たにストリーミング再生にも対応。大容量の動画でも、ファイル全体のダウンロードを待たずに再生できるようになった（ただし、m4vはストリーミング再生に非対応）。また、音楽のバックグラウンド再生にも行えるようになった。Android 2.1以降に対応しており、Google Playよりダウンロードできる。なお、iOS版ではすでにストリーミング再生とバックグラウンド再生に対応している。

　もう一方のLAN DISK Aシリーズは、転送速度が約90MB/秒（リード時）と高速アクセスを実現した製品。同じく外出先のPCやスマートフォンからのアクセスが可能だが、こちらはアプリを使用しないブラウザーベースのアクセス方式となる。アプリのインストールやアップデートの必要がなく、新機種のスマートフォンやOSにも即時に対応できるとしている。

　HDL-A3.0も、本体サイズは約45×138×168mm（幅×奥行×高さ、突起物を除く）、重さは約1.2kg。1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TのLANポートのほか、USB×2ポートを装備している。DTCP-IPや、DLNAによって著作権保護映像の対応範囲を規定した規格「DLPA NAS」にも対応し。また、Macのバックアップ機能「TimeMachine」に対応するほか、ファイル共有ソフト「BitTorrent」を搭載しており、ファイルのダウンロードをLAN DISK単体で行える。