ニュース

ACCESS、ブラウザーで閲覧・決済可能な電子書籍プラットフォームを提供開始

 株式会社ACCESSは24日、ブラウザーのみで電子書籍コンテンツの閲覧や決済が可能な電子出版プラットフォーム「PUBLUS(パブラス)」の提供を開始した。

 「PUBLUS」は、電子書籍のビューアーやコンテンツ配信、売上管理など、端末からサーバーシステムまでをACCESSが包括的にサポートする電子出版プラットフォーム。2011年に「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」として発表以来、日本、韓国、インドネシア、米国、ブラジルなど、国内外の大手出版社や通信事業者、電子書籍事業者に採用されており、今回「PUBLUS」にブランド名を変更した。

 これまでは、iOSおよびAndroid OS搭載端末向けのサービスとして提供してきたが、新たにブラウザーのみで電子書籍の閲覧を可能とするHTML5ベースのビューアー「PUBLUS Reader for Browser」と、ブラウザー上での決済を可能にする機能の提供を開始する。

 「PUBLUS Reader for Browser」は、EPUB3ビューアー「NetFront BookReader v1.0 EPUB Edition」の技術とノウハウを活用して開発。HTML5に対応しており、新しいスマートフォン向けOSであるTizenやFirefox OSでも動作する。また、ウェブ本棚機能はiOS/Android版とも相互に共有することができ、事業者はPUBLUSを採用することでPCも含めたマルチプラットフォーム対応の電子書籍配信サービスが提供できるとしている。

PUBLUSのサービス概念図

(三柳 英樹)