LINEスタンプの売上が月間10億円突破、キャラクター「着せかえ」も販売へ

　LINE株式会社は21日、無料通話・メッセージアプリ「LINE」で利用できる有料スタンプの売上が月間10億円に達したことを明らかにした。LINEではオリジナルキャラクターの無料スタンプを豊富に用意しているほか、国内外のパートナー企業と協力して1万種類以上の有料スタンプを各170円で販売している。

　LINEは2012年8月、有料スタンプの売上が単月3億円を突破したと発表しており、1年間で売上が3倍以上に拡大したことになる。LINEは世界で2億3000万人、国内で4700万人が利用している。

　21日に開催されたイベントでLINE執行役員の舛田淳氏は、「フィーチャーフォンの時代で象徴的だったデコメの市場規模は2009年で228億円。一方、LINEスタンプを年間に換算すると120億円を超える。LINEスタンプ単体で、この1年間にデコメ市場の半分以上の市場を作り出した」と述べ、近くデコメ市場を超えられると自信を示した。

　LINEは有料スタンプのほかに、メッセージ画面の背景をオリジナルキャラクター仕様にする「着せ替え」機能を試験的に提供しており、コニーの着せ替えは500万ダウンロード、ブラウンの着せ替えは300万ダウンロードに達している。こうした需要を受け、有名キャラクターの着せ替え機能を近日中に販売する計画も明らかにした。