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国会図書館、絶版本など全国の図書館へデジタル配信、著作権法改正で可能に

 国立国会図書館は、「図書館向けデジタル化資料送信サービス(図書館送信)」を1月21日に開始する。国会図書館がデジタル化した資料のうち絶版本など131万点が、全国の公共図書館や大学図書館でも閲覧できるようになる。

 2012年の著作権法改正で、これまで国会図書館の施設内での利用に限定されていたデジタル化資料のうち、絶版などの理由で入手が困難なものについて、国会図書館から全国の図書館に送信することが可能になった。1月10日現在、図書館93館から利用申請があり、17館が承認されている。残る図書館でも順次利用できるようになる見込みだという。

 利用は、各図書館の閲覧室にある端末から可能。デジタル化した資料の本文を画像で閲覧できるほか、複写が可能な図書館もある。

 図書館送信の対象資料は、国会図書館のウェブサイトにリストが掲載されているほか、「国立国会図書館デジタル化資料」(1月21日より「国立国会図書館デジタルコレクション」に名称変更してリニューアル)のサイトで検索可能だ。内訳は、1968年までに受け入れた図書が50万点、江戸期・清代以前の和漢書など古典籍・貴重書が2万点、2000年までに発行された雑誌が67万点、1991〜2000年に受け入れた博士論文が12万点。

国会図書館のデジタル化資料のうち「図書館向けデジタル化資料送信サービス」で提供する資料の点数
「図書館向けデジタル化資料送信サービス」で利用できる資料は、「国立国会図書館デジタル化資料」(1月21日より「国立国会図書館デジタルコレクション」に名称変更)のウェブサイトで検索できる

(永沢 茂)