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「Firefox 30」正式版公開、プラグインのホワイトリスト制限を導入

 Mozillaは10日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となる「Firefox 30」の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

 Firefox 30では、オープンソースのマルチメディアフレームワーク「GStreamer 1.0」をサポート。新機能としては、ブックマークや履歴などをワンクリックで開けるサイドバーボタンが追加された。サイドバーボタンは標準では表示されないが、Firefoxのカスタマイズ機能を用いることでツールバーやメニューバーに追加できる。

 Mozillaでは、サッカーの最新ニュースやリアルタイムのスコアなどを表示する「Goal.comサイドバー」の提供を開始している。

 また、Firefox 30からプラグインの扱いが変更になり、ブラウザーにバンドルされているプラグインと、ホワイトリストに登録されているプラグイン以外は、ユーザーが明示的に許可しない限り実行されなくなった。アドオン(拡張機能)は従来通り利用できる。

 セキュリティ面では、7件の脆弱性を修正。脆弱性の重要度は、4段階で最も高い“最高”が5件、2番目に高い“高”が2件となっている。

(三柳 英樹)