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「Unicode 7.0」仕様公開、約250文字の絵文字を追加

 Unicode Consortiumは16日、文字コード規格「Unicode」の最新版となる「Unicode 7.0」の仕様を公表した。

 Unicode 7.0では、新たに2834文字を追加。ロシアのルーブル、アゼルバイジャンのマナトといった新しい通貨記号や、約250文字の絵文字、その他の記号、23の少数言語や歴史的言語に関する文字などを追加した。

追加された絵文字の例

 絵文字は、2010年に策定されたUnicode 6.0で多数の文字が追加されたが、今回さらに約250字を追加。新しい絵文字の多くは、WingdingsフォントやWebdingsフォントで使われていた文字から派生しているという。

 このほか、機能面ではインド系文字をレンダリングする際にアルゴリズム的なアプローチを可能にするための新しいプロパティの追加などが行われている。

Unicode 7.0のコードチャートより。黄色い部分が追加された文字

(三柳 英樹)