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東京・埼玉・栃木・群馬が花粉シーズンに突入、花粉観測ロボで飛散確認

 株式会社ウェザーニューズは4日、東京都、埼玉県、栃木県、群馬県が花粉シーズに突入したと発表した。4都県で3日、一定量の花粉の飛散が確認され、今後飛散が徐々に増える見通しだという。

 ウェザーニューズでは、花粉の観測量に応じて目の色が変化する花粉観測機「ポールンロボ」を全国1000カ所に設置し、花粉の観測を行っている。2月1日ごろに東京都内の4割以上の観測点において、さらに3日は同じく約8割の観測地点において、花粉に敏感な人が症状の出始める花粉飛散量(10個)を越えるレベルに達したという。

 ウェザーニューズによると、昨年よりも寒気が緩むタイミングが早かったため、昨年に比べて1週間ほど早い花粉シーズン突入になった。飛散のピークは関東地方で3月上旬と予想している。西日本においても、寒さのピークが過ぎる2月中旬には花粉シーズンに突入するエリアが増えてくる可能性が高くなってきたという。また、今年の飛散量は昨シーズンより多くなる所が多く、東北地方を中心として、大量飛散となった2011年シーズンと同程度となる可能性もあるとしている。

 ウェザーニューズでは、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」内の「花粉Ch.」において1月末より花粉情報の配信を開始。1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報やリアルタイム飛散状況の確認も可能だとしている。

「ポールンロボ」の設置イメージ
1時間ごとの花粉飛散予報のイメージ

(永沢 茂)