ニフティのVPN「スマートサーブ」、複数IDによる同時使用が可能に

　ニフティ株式会社は3日、月額300円（税別）のVPNサービス「スマートサーブ」において、追加IDの発行を新たに開始した。これにより、1台のスマートサーブ用アダプターを家族などの複数人で同時使用できるようになった。料金は、追加の1IDあたり月額100円（税別）。最大で10個まで発行できる。

「スマートサーブ」で提供される専用アダプター

　スマートサーブは、L2TPおよびIPsec方式によるVPNサービス。外出先からインターネット経由で自宅LANへアクセスする目的などで使われる。これにより、本来ならばLAN内限定の家電コントロール機能を屋外での移動中に利用するといったことが可能になる。なお、サービスの利用にあたっては、専用アダプターをあらかじめLANに接続しておく必要がある。

　スマートサーブでは従来、1契約（専用アダプター1台）に対し1つのIDを発行していた。このため、VPNを利用できるユーザーは1名に限られていたが、今回の機能拡張により、家族の人数分のIDを取得して同時使用したり、1名が複数の機器で同時接続できるようになった。

　スマートサーブの初期費用は5000円、月額基本料金が300円（いずれも税別）。基本料金には1個分のID利用料が含まれている。