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「Firefox 31」公開、ペアレンタルコントロールの機能などを追加

 Mozillaは22日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となる「Firefox 31」の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

Firefox 31

 Firefox 31では、新しいタブのページに検索ボックスを追加。Windows版ではOGGファイルとPDFファイルが関連付けられていない場合にはFirefoxで開くようになった。

 また、WindowsおよびMac版では、OSのペアレンタルコントロールが有効になっている場合に、HTTPヘッダーに「Prefer:Safe」を付加する機能を追加。ウェブサーバー側がこのHTTPヘッダーを受信した場合に適切な対応を行えるようにするもので、現在IETFにドラフトが提案されている。

 セキュリティ面では、計11件の脆弱性を修正。脆弱性の重要度は、4段階で最も高い“最高”が3件、2番目に高い“高”が5件、3番目に高い“中”が2件、最も低い“低”が1件となっている。

 また、法人向けの延長サポート版(ESR)についてもメジャーアップデートが行われ、Firefox 31ベースとなった。これまでのFirefox 24ベースのESRは、2014年10月14日までサポートされる。

(三柳 英樹)