お名前.com、他人の会員IDなど記載したメール16万4650通を誤配信

　GMOインターネット株式会社は4日、ドメイン名登録サービス「お名前.com」で、会員向けメールマガジン16万4650通を誤配信したと発表した。

　12月4日17時30分ごろの配信分が対象。別の会員の法人名または名字、ドメイン名、会員IDが記載された状態だったという。ただし、パスワードやクレジットカードの情報は含まれておらず、当該IDを使用した不正ログインなどは確認されていないという。原因は社内での作業ミスだとしており、外部からの攻撃などは受けていないとしている。

「お名前.com」に掲載されたメールマガジン誤配信に関するお詫び文

　お名前.comにはパスワード失念時の再送機能があり、IDを入力することで、登録したメールアドレスにパスワードを送信してもらうことができるが、この機能を利用した場合、誤配信先のメールアドレスではなく、本来のメールアドレスに届くため、パスワードが他の会員に漏えいする可能性は無いとしている。

　誤配信先の会員には現在、メールの破棄・削除を案内している。また、不安に感じる会員に対しては、会員IDの変更方法をウェブサイト、サポート窓口で案内している。