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ARIN、北米地域のIPv4アドレス在庫枯渇を発表

 北米地域のIPアドレス割り振りを管理するARIN(American Registry for Internet Numbers)は24日、同組織が管理するIPv4アドレスの在庫が/10(約400万アドレス)相当となり、IPv4アドレスの在庫が枯渇したと発表した。

 IPv4アドレスは、インターネット資源を管理するIANA(Internet Assigned Numbers Authority)から、世界5地域の地域インターネットレジストリ(RIR)に割り振られ、さらに各国の組織などに割り振られる仕組みになっていたが、2011年2月にはIANAの中央在庫が枯渇。各RIRに残った在庫が割り振られる状態となっていた。

 各RIRでは、2011年4月にはアジア太平洋地域のAPNICが、2012年9月にはヨーロッパ地域のRIPE NCCが、2014年6月には中南米地域のLACNICがそれぞれ枯渇を発表している。今回、北米地域のARINもIPv4アドレスの枯渇を発表したことで、在庫が残っているのはアフリカ地域のAfriNICのみとなった。

(三柳 英樹)