MSが新ブラウザー「Edge」でのSilverlight非サポートを発表、併せてHTML5への移行を勧告

　SilverlightといえばMicrosoftの開発したブラウザー用プラグインで、IE上での動画再生などに強みを持つ。そんなSilverlightに関して、当のMicrosoftから利用を中止し、HTML5への移行を推奨するコメントが発表されて波紋を呼んでいる。これはWindows 10から搭載される新ブラウザー「Edge」の開発チームによるもので、EdgeがSilverlightやActiveXをサポートしないことを知らせる一方、HTML5ベースの技術で代替できるとして、そちらを利用するよう呼び掛けている。単体でのSilverlightアプリは今後も利用できるとのことだが、HTML5の普及に伴って衰退しつつあるAdobeのFlashと同様、こちらも徐々に終息に向かう可能性が高そうだ。いま思えば、Silverlightのイメージキャラだった台湾MSの「藍澤光」が、昨年夏にAzureのPRキャラクターに“転向”したのが、今回の予兆だったのかもしれない。

◇Microsoft、Silverlightの使用中止を推奨（スラド）
http://it.srad.jp/story/15/07/05/0012241/
◇Moving to HTML5 Premium Media（Microsoft Edge Dev Blog）
http://blogs.windows.com/msedgedev/2015/07/02/moving-to-html5-premium-media/
◇Microsoft Silverlight
https://www.microsoft.com/ja-jp/silverlight/