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今日の気分
by うるまでるび

やじうまWatch

噂あり、未確認情報ありのやじうまWatch。
リンク先の記事などがすでに消失していることもありますが、あらかじめご了承ください。

【2005/02/28】

■ ちゃんとSNSを作ります……手書き絵の「nixi(ニクシィ)」
 開設から1年経とうとしている、日本を代表するソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の「mixi(ミクシィ)」。参加者が固定ハンドル名で統一された空間では、小競り合いやののしり合い、激しい議論はほとんど起こらず、まったりとしたやりとりが展開されている。まるで、サイトトップのあの画像のような、春のピクニックに参加しているような雰囲気が全体を覆っている。さて、このmixiによく似たドメイン名を持つサイトが最近注目されている。その名も「nixi(ニクシィ)」だ。一発ネタのサイトなのかなと思いきや、BBSに投稿されたWebマスター氏の発言によれば、「ちゃんと会員同士のコミュニケーションが取れるコンテンツの構築を目指して」いるそうだ。サイトトップには、mixiのトップ画像にどことなく似ている、手書き風の画像が掲載されている。nixiがSNSとして動き出したらやはり、このトップ絵みたいな雰囲気になるんだろう。どんな雰囲気なのか想像しづらいが……。

■ 突如、運営者の気配が消える! 放置されたSNSでユーザー不安に
 はてなに、興味深い質問が掲載されていた。ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の「UUME」で、突如として運営者の気配が消えてしまったのはどうして? という質問だ。ブログ「ことば~こころ」によると、サーバー内の時計が大幅にずれたまま放置されていることに始まって、コミュニティへ運営会社からの投稿がなくなり、メールで退会届を出しても処理してくれなくなったそうだ。サイトにある、運営会社のプロフィールを掲載したページを表示させると、社長の名前が日本人から外国人風に変わっていて、会社所在地がケイマン諸島の住所になっている。UUME内部のコミュニティに、この点を指摘する投稿をすると、警告なしで削除されてしまうようで、これが一部ユーザーの不安を煽ってしまっている。退会したくてもできないため、ユーザーの中にはUUMEに登録した個人情報を架空の内容に変更して、自衛する人も出てきている。ここはひとつ、運営会社からの説明が欲しいところだ。



【2005/02/25】

■ 誰も読まない「使用許諾契約」を読んで1,000ドルをゲット!
 活字中毒の筆者は、テキストがあれば大喜びで何でも読む。でも、ソフトウェアをインストールする時に現われる「使用許諾契約」の文章は正直いって読むのが苦痛だ。たいていは「あれはするな」「それは当社の責任ではない」「これをしたらあなたが悪い」といった内容の羅列だから、だんだんと自分が悪いことに手を出しているような気になってきて、読み進むうちに落ち込んでくる。読むのがつらいのは筆者だけではないようで、読まないといけないはずのこの文書をほとんどの人は読まないらしい。スラッシュドットによれば、使用許諾契約の文書の末尾に、「メールで当社に連絡すれば、特別報償を与える」と書き加えていたソフトウェアがあったそうだ。でも、初めてのメールが届いたのは、このソフトウェアが3,000回もダウンロードされてからだった。送信者は1,000ドルを受け取ったそうだけれど、当然の報酬のような気もする。

■ おなかあたりから激しく主張する「デジタル・ベルト・バックル」
 とにかく目立ちたい、視線を浴びたい、ストリートでヒーローになりたい! というあなたにピッタリの品物を、ブログ「ザイーガ」で紹介していた。電光掲示板を小型にした、その名も「デジタル・ベルト・バックル」だ。このバックルには、表面にみっしりとLEDが並んでいる。PCに接続して、バックルにテキストを転送すると、LEDが流れるように光って、文字が表示されるのだ。512文字までの文章が2種、256文字までの文章が4種、表示できる。内蔵の電池はCR2032が2個で、18時間から20時間動作するそうだから、街中を歩き回って見せびらかしても途中で電池交換の心配はない。価格は69ドル95セントとお手頃。アキバで売ってたらたぶん買います。



【2005/02/24】

■ どうしても書き殴りたいあなたに「チラシの裏」シミュレータ
 2ちゃんねるなどに、書きたくなったから書いたような、他人には価値が薄い文章を投稿すれば、たちどころに誰かに怒られてしまう。最近は、「チラシの裏に書いとけ」という決まり文句が流行しているようだ。これをまともに受け取って、チラシに書こうと思っても、両面印刷のチラシがほとんどで、書き込むスペースなどない。でもどうしてもチラシの裏に書き殴りたくなったあなたのために、「チラシの裏シミュレータ」的なソフトウェアがフリーソフトとして公開されている。その名もズバリ「チラシの裏」。Windows用のテキストエディタだ。起動すると背景に「アイスクリーム全品100円」などが印刷された画像が裏返しに現われ、チラシの裏の雰囲気がリアルに味わえる。このソフトには、ファイルに保存する機能はないから、思いの丈を目一杯書き連ねても、誰にも迷惑をかけることなく、文章は自動的に蒸発してくれる。

■ 象が踏んでも壊れない、日本一のiPod shuffle用アルミケース
 iPod専用のアクセサリーがさまざまなメーカーから続々と登場している。そんな中、サイト公開後たった2日でものすごい注目を集めているのが、「よこチンの今さらながらのCube改造」に掲載されている「Armor plate for iPod shuffle」だ。iPod shuffle用のケースなんだけれど、材料が4ミリ厚のアルミプレートだ。表面は磨かれていて、とても美しい。iPod shuffle本体の厚みが9ミリだから、ケースに入れると17ミリと、かなりのたっぷりサイズになる。重量は本体を全部含めても100グラムほどで、これぐらいならむしろ高級感も出てきて、扱いやすくなるかもしれない。すぐにポキッといってしまいそうな華奢なiPod shuffleも、このケースで覆えば自動車で轢いても壊れないだろう。もともとはWebオーナー氏の趣味で作ったものらしいけれど、サイト掲載直後に販売の問い合わせが相次いでいるそうで、現在、量産の検討中らしい。うーん、欲しいぞ。



【2005/02/23】

■ ほりえもんの人生をたどる、チラシの裏に描かれた「すごろく」
 ニッポン放送の株買収で、今週も世間はほりえもんの話題で持ちきりだ。権威のある偉い人の「ライブドアは負けだ」との発言を取り上げたりして、マスコミからは厳しい調子が続々出てくる一方で、ブログなどには「ほりえもんがんばれ」の声が相次いでいたりする。この騒動、結末によっては、多くの人の人生が変わることになるんだろう。さて、先週からある画像がネットに出回っていた。黄色い紙のチラシの裏に描かれた、その名も「大人気!ほりえもん すごろく」だ。人生ゲーム風の構成になっていて、サイコロを振って、ほりえもんの人生をたどる趣向だ。いったい、どこが発信源なんだろうかと探してみると、ブログ「ザラ場の歩き方」の16日付の記事がそうだった。製作に4時間かかった大作らしい。印刷用の画像まで用意されている。製作者氏は「まさか実際遊ぶ奴はいないと思うが」といっているけれど、正直、1回ぐらいはやってみたいところだ。

■ 1日50万ページビューの「アキバBlog」で大人気の画像は「胸」
  聖地アキバの生の情報を、日々伝えることで人気のある「アキバBlog」。1日あたり数万ページビューもあるそうだ。そのため、このブログからのリンク先には訪問者が相次ぐ、福の神のような存在にもなっている。21日、そのアキバBlogで突如として、ページビューが1日50万を超えてしまったそうだ。ブログ本体はライブドアのサーバーだけれど、画像用として別にサーバーを4台確保していて、個人のブログでは常識を越えた陣容になっている。21日はそれでも表示がおぼつかないことがあったようで、閲覧者が恐ろしいほど殺到していたようだ。その高アクセスを生んだ原因は、20日にビッグサイトで開催された「ワンダーフェスティバル」をレポートした記事だった。中でも、すばらしくスタイルのよいお姉さんをかたどったフィギュアの画像は大人気。扇情的なポーズの画像にはアクセスが集中していて、前屈みの大きな胸が横から見える拡大画像は、52,000回も表示されていた。……男の子、ばんざい。



【2005/02/22】

■ QRコードで愛の告白を……手作りのドットで「QRコードチョコ」
 携帯電話の多くに「QRコード」を読み取る機能が搭載されるようになってから、雑誌やらポスターやら名刺やら、あるいは看板やWebサイトなど、いろんなものの片隅にQRコードが載るようになった。さて、読者様のとほほ太郎さんから、何事もなく無事終了したバレンタインデーにちなんだ、ありがたい情報提供をいただいた。「QRコードBlog」のオーナー氏が、表面にQRコードを描いたチョコレートを製作していたのだ。バレンタインデーの「勝負チョコ」といえば手作りだ。QRコードチョコも、ホワイトチョコをベースに手作りでQRコードのドットが1つ1つ、丁寧に書き込まれていた。もちろんQRコードとしてちゃんと読み取れ、食べても大丈夫、と完璧な仕上がりだが、男の手により作られ、製作者本人が食べているのが猛烈に残念。奇しくもデイリーポータルZでも、22日付の特集でQRコードの「のり弁」にチャレンジしている。表面にQRコードが入った食品、ひょっとして今年の流行になるんだろうか。

■ ブログの書籍化を図らずも「予言」した、ニセのプレスリリース
 ブログ「ビタミンX」によれば、あのライブドアパブリッシングによるブログ書籍化第1号は、「さきっちょとはあちゅうの悪あが記」になったらしい。ライブドアの最新の会社案内に掲載されているそうだ。筆者の記憶によれば、2004年11月17日に「面白いサイトを見つけたよ。」で「クリスマスまでに彼氏をつくるブログ」として紹介されてから急速に人気が高まったブログだ。その直後の20日、このブログが、「プロジェクトチームによる企画」だというプレスリリースが流れてきて、ビックリさせられた。かわいい女の子をダシに男を釣るコンテンツか、と筆者は最近まで思っていたのだけれど、「ビタミンX」への、さきっちょさん本人の投稿によれば、真相はどうやら違ったようだった。問題のプレスリリースは、見ず知らずの慶応大生に勝手に流されたものだったそうだ。大学生に悪気はなかったそうで、すでに和解済みのようなんだけれど、はた迷惑な話だ。リリースの文面には「第2の『電車男(女)』を目指して」とあり、この点では真実となったらすてきだろう。



【2005/02/21】

■ あの「眞鍋のトラックバック」を抜く件数のサイト
 「幸之介の@」オーナー様よりありがたい情報提供のメールをいただいた。「デースケドガー」で競い合っている「第2回SEOコンテスト」の公式トラックバックセンターへのトラックバック数が1,600件超になっているようだ。これは、あの眞鍋かをりさんのトラックバック数1,592件を抜いている。すごい件数だけれど、トラックバックセンター的なページへの件数としては実はもっとすごい数を集めているところがある。「BLOG界の出来事」によれば、「livedoor Blog ガイド」内の記事「トラックバックのやり方」がそれだ。あまりにも数が多いためか、表示の件数が狂っているようだったので、実数を筆者が必死に勘定してみたところ、21日正午の時点で11,038件のトラックバックが確認できた。このむちゃくちゃな件数のため、記事を表示させるとブラウザがしばらく応答しなくなるのでご注意を。

■ 「ブラインドタッチは脳に良くない」と説明する大島教授の著書
 筆者のキー入力は、両手の親指と人差し指、中指だけを使う変則的なものなんだけれど、これでも結構なスピードで、キーを見ずに叩ける。筆者の周囲の知人はたぶん、ほぼ100%がブラインドタッチができるし、これだけPCが普及している世の中では、ブラインドタッチ人口は結構なボリュームになっていることだろう。そんな中、ドキッとさせる記事が「インフォシークニュース」にある。なんと、ブラインドタッチは脳に良くないそうだ。小脳だけで条件反射的に無意識でキーを打つから、脳の一部分の血流が悪くなる、というのが、京都大学名誉教授の大島清さんによる説明だ。恐ろしいことなんだけれど、ブログ「オフビート」の指摘によれば、この大島教授は怪しげな本を書きまくることで有名な人らしい。オフビートには本のタイトルが並んでいるんだけれど、どれもこれも魅力的だ。もっとも、軽い運動と適切な睡眠時間は、筆者の脳みそですら働きを良くしますよ。



【2005/02/17】

■ 2ちゃんねるでバッシングが盛り上がると、性犯罪が減少する?
 Yahoo!ニュースによると、おなじみのアニメ番組「サザエさん」の視聴率が高い時期は株価が下がり、低いと上がる、連動性があるそうだ。おもしろいつながりがあったものだが、そもそも、超長寿のテレビ番組に視聴率の変動があることがまず驚きだ。さて、最近はごく普通のメディアでも頻繁に見かけるようになった「2ちゃんねる」の話題が、筆者が定期購読している「小説すばる」の最新号(3月号)の森巣博氏によるエッセイ「日本国民に告ぐ」でも取り上げられていた。内容は、「2ちゃんねるで誰かのバッシングが盛り上がっている時、幼児を対象とした性変質者犯罪が減少する」というもの。森巣氏の友人の研究者による仮説だそうで、例として「イラクで人質となった日本人へのバッシングが盛り上がっていた時、公園の便所の陰で、幼児が1人で通りかかるのを待つ昏(くら)い顔をした青年やおっさんたちの数が激減した」とあった。このものすごいデータの詳細を是非知りたいところだけれど、森巣氏はこの仮説について「信じない」と書き添えているのが奇妙なところ。詳しくは書店で。

■ 葛飾北斎の「北斎漫画」で遊ぶフラッシュコンテンツ
 葛飾北斎は、江戸後期に活躍した浮世絵師だ。遙か昔に描かれた北斎の作品だけれど、永谷園のお茶づけ海苔のおまけなどで目に触れているから、筆者にもなじみ深い。その北斎が、江戸の風俗を描いた「北斎漫画」は、その後フランスに渡って印象派の画家に影響を与えた、なんていうのは教科書に載っているとおり。そのすごい「北斎漫画」で遊んでしまおう、というコンテンツが「小太郎ぶろぐ」で紹介されていた。フラッシュムービーでできている「北斎漫画制作キット」は、北斎漫画に登場するキャラクターが部品化されていて、画面上に簡単に配置できるようになっている。江戸時代の雰囲気たっぷりの絵を誰でも再構成することができるわけだ。ちなみに、ギャラリーの機能には不具合があるようなので、使わない方がいいだろう。



【2005/02/16】

■ 蒼井そらさん、空を眺めて地震を予感……ブログにコメント殺到
 関東地方で16日未明、比較的大きな地震が発生した。震源の茨城県では、震度5を記録した地域もあった。驚いて目が覚めてしまった人も多かったようで、早朝にWeb日記が多数エントリーされていた。さて、ビデオやグラビアなどで人気トップクラスの蒼井そらさんが、15日午前中に奇妙な雲を発見、撮影した画像を自身のブログに投稿していた。「大地震の前触れなんじゃないのコレ?!」「来るのは2、3日後かぁ?!」と予言めいた注釈付きだった。そして地震が起こったわけで、くだんの記事にはビックリした人たちのコメントが殺到することになった。この目撃した雲、本当は飛行機雲だったようなんだけれど、蒼井さん、何か感じるものがあったんだろうか。

■ iPod shuffleに関する噂……手がけたデザイナーは日本人?
 もう「大人気」と書くのも恥ずかしいほど、みんなが欲しがるiPod shuffle。外観が美しいだけでなく、機能を大胆にバッサリと削った上、意外性を含みつつ、でも使いやすい。ついつい褒めちぎってしまう優れたデザインなんだけれど、はてなダイアリーの「天漢日乗」の指摘によると、このiPod shuffleを手がけたデザイナーは日本人ではないかというのだ。具体的な名前も挙がっていて、もし日本人だとすれば、岐阜出身で京都在住だった西堀晋さんがその人だという。Appleで働くために2002年に渡米しているそうだ。さて真相は?



【2005/02/15】

■ 手塚眞さんが1万円の製作費でショートムービーを作る過程を公開
 「NeoM(ネオン)」は、今月に始まったばかりの、ニフティ主催のショートムービー発掘プロジェクトだ。まだ世に出ていないクリエーターのショートムービーをネットで公開して、商業デビューへの登竜門に、という試みだ。この企画には、映像のプロとして活躍している偉い方々も「NeoMフェロー」という肩書きで参加するそうだ。それが誰なのかはまだ公式サイトで公開されてないが、あの手塚眞さんがブログでNeoMフェローになっていることに触れていた。手塚さんは早速、ホラー作品を作るそうなんだけれど、その製作費がなんと1万円だった。しかも、締め切りはたったの3週間。製作過程をブログで公開していくそうなので、とても興味深いところだ。

■ ニッポン放送の番組で、タブーの「ホリエもんネタ」が登場!
 ライブドアによるニッポン放送株の大量取得。この大騒動を報道各社がこぞって取り上げる中、フジテレビでは、堀江貴文さん出演の番組を放送中止にして、ニュースでもほとんど扱ってないようだ。詳しい社内事情を筆者は知らないけれど、フジサンケイグループ内でものすごいタブーとなっているらしいことは容易に想像がつく。そんな中、当のニッポン放送で「ホリエもんネタ」が登場したそうだ。ブログ「シダ植物ドットコム」によると、15日未明に放送された番組「西川貴教のオールナイトニッポン」の中で、吉田尚記アナウンサーが「ホリエもん、あの株を持って売ろうか売ろうかと迫る」と原稿を読み上げたらしい。他人事ながら、猛烈にドキドキするぞ。



【2005/02/14】

■ ドコモの新ブランド「ダットエムオー」への拒否反応がネットに
 「ダットエムオー」は、NTTドコモが発表した新ブランドだ。「学校へ行こう!」など人気番組を手がけたことで知られる、放送作家出身のおちまさとさんがプロデュースしていて、携帯電話をファッションの一部としてとらえるコンセプトで展開されるようだ。サイバーエージェント社長の藤田晋さんは、「超かっこいい」と即買いしたと、ブログに書いている。その一方で、「日記ちょう」の指摘によると、はてなダイアリーでのこのブランドの評判が芳しくないようなのだ。筆者も巡ってみたら、悲しいことに多くの記事で「ダセエ」と一言。「犬にかぶらせろ!」によれば、そもそも「おちまさとプロデュース」という言葉が「完全に風化して確かに字面からは『ダセエ』感じしか伝わってこない」そうだ。似た例として、「~スタイル」「Featuring~」「ストリート感覚」などが列挙されていた。うーん、流行をとらえるのは難しい。

■ はてなで「幕府を開けますか?」との質問に、まじめな回答殺到
 人力検索サイト「はてな」では、「いまさら聞きづらい」とか「バカバカしすぎて」とかいった質問でも、気軽に尋ねることが可能だ。しかも、誰かが答えてくれることが多い、ありがたいサービスだ。不思議な質問でもちゃんと回答があるから、時折、奇想天外でおもしろい受け答えが生まれることになる。先週の週間アクセスランキングで1位になったのは、「征夷大将軍になれば幕府を開けると習いました。可能であれば幕府を開いてみたいと思うのですが、とりあえず何から始めればよいのでしょうか」という質問だった。クーデターを起こす意図はない、という前提だから、現在の憲法や皇室典範などにのっとった上で征夷大将軍に任命してもらうことが可能か、ということに焦点が絞られていた。これ、実は、人気ブログ「multithread」オーナー氏による投稿だったようだ。楽しませていただきました。



【2005/02/10】

■ Match.com、結婚第1号カップルをお披露目。タレントの梨花さんも祝福
 「出会い系」というとネガティブなイメージが先行しがちだが、そういうイメージを払拭しようという意図もあるのか、Match.comが「Match.com 公認 結婚第一号カップル」のお披露目イベントを開催した。めでたくゴールインしたのは埼玉県在住の津田進吾さん・麻子さん夫妻で、「街で会うこともなかった人と出会えてうれしい」と口を揃える。イベントにはタレントの梨花さんも登場。梨花さんも会場で実際にMatch.comのマッチングサービスを初体験、理想の男性を検索していた。ところで、このMatch.comの公認カップルは、今後何番まで認定するのか、認定手続きはどうなっているのだろうか。どうでもいいが気になるところだ。さらに、梨花さんが本当に登録されているならば、筆者も梨花さんとMatch.com 公認カップルになりたいものだ。
Match.com 公認第1号カップルの津田夫妻。出会うまでに「1日20通メールを送ったこともある」と進吾さん 梨花さんが重さ4キロの巨大ショコラで2人を祝福
梨花さんのプロフィール登録画面。「写真は6年前のもの」らしい Match.comのサービスを初体験。表示された候補者に「イケメンじゃないですか」とPC画面に食い入る梨花さん

編集部

■ 映画「THE JUON/呪怨」のブログに「CFやめて!」の抗議殺到
 11日公開のホラー映画「THE JUON/呪怨」。筆者はこの手の映画が苦手なんだけれど、とても怖いと評判の映画だ。製作はハリウッドの映画会社ながら、監督は清水崇さん、撮影は日本で行なわれたという映画だ。すでに米国では公開されていて、2週間で興行収入が1億ドルを突破するヒットとなっている。そんなことで、日本公開前の宣伝にも力が入っていて、至る所で広告を目にする。公式ブログもあるのだけれど、このコメント欄に抗議が殺到しているのだ。テレビで放映中のCFが刺激的すぎて、子供に悪影響があるからやめてほしい、というのがその内容だ。問題のCFは公式サイトにあるので見てみると、確かに強烈な刺激だ。ことの是非はともかく、筆者は絶対見に行けない映画なのは間違いない。

■ 画像だけでも御利益!? ネット限定の子宝の神様「木村さん」
 筆者には無縁のことだけれど、世間には赤ちゃんができなくて悩む人も多い。だから、日本全国各地に「信心すれば子宝が授かる」という神様がたくさんあるわけだが、ことネットに目を向けると、数年前から局地的に絶大な人気のある神様は「木村さん」だ。この変わった名前の神様、もともとは中国で売られていたみやげ物の土人形だったようだ。買ってきた人の名前が「木村さん」で、そのまま神様の名前に転用されている。購入することもできるようだが、画像をダウンロードしてPCの壁紙や、携帯電話の待ち受けに設定するだけでも御利益があるらしい、というのがネットの神様らしいところだ。



【2005/02/09】

■ 相次ぐ2ちゃんねるスレッドの書籍化に、2ちゃんねらーの反発も
 皆さんが熱中するだけあって、2ちゃんねるのスレッドは、書籍になっても魅力を失わないテキストの宝庫だ。あの「電車男」に限らず、2ちゃんねるの投稿を元にした書籍はいくつかあり、また今後も出てくるようだ。ただ、2ちゃんねるへの投稿を他の媒体で使うことについて、権利関係はとてもあいまいだった。「電車男」の奥付のページにも長文の注意書きが添えられていたりする。ブログ「電車男の時刻表」によると、2ちゃんねらーからの抗議によって、出版が中止になる出来事があったようだ。生活板のスレッド「※僕らの知らない生活をする人たち※」のまとめサイトで、5日に出版の告知があったものの、8日には中止が発表されている。また、2日には、2ちゃんねるへの投稿時に表示される規約が改訂されている。投稿を2ちゃんねるの運営側が自由に使えるように決められているのだが、これはこれで反発する2ちゃんねらーも多いようだ。ひろゆきさんとの議論の様子は、スレッド「2chログの書籍化について」で見ることができる。

■ 懐かしいあの絵が描ける「ウゴツール」のFlash版が登場
 このところの世間の大騒ぎで、なぜか思い出してしまったのがフリーソフトの「ウゴツール」。子供向けの懐かしいテレビ番組「ウゴウゴルーガ」の、あの画面を彷彿とさせる絵があっという間にできあがるツールだ。このソフトにマウスで絵を描くと、線がぷるぷるぷるぷると動く。ただそれだけなんだけれど、やり始めるとおもしろくなってしまっていつまでも描いてしまう。7日には、インストールなしでお手軽に使える、Flash版「ウゴツールonFlash」が「RuputerFan」で公開されていた。こちらでは機能の制限がややあるが、描いて動かしてうれしいのはほとんど一緒だ。Macユーザーでも遊べるだろう。



【2005/02/08】

■ 前代未聞! 異色の占いコンテンツ「臓器占い」を試してみる
 占いの結果に影響されやすい筆者は、こんなことで人生を左右されてたまるかと決意して、最近は極力、占いから遠ざかるようにしている。それでもネットで新しい占いを見つけるとつい手を出してしまい、すぐ反省することになる。さっきもまた反省したのだけれど、原因となったのは「臓器占い」だ。生年月日を入力すると、自分を臓器にたとえてくれる、前代未聞の異色の占いだ。筆者は「小脳」だった。これ、体のどこが悪いとか、丈夫だとか、そういうことではないらしい。臓器との相性も表示してくれる。筆者の場合は「耳」と「歯牙」が相性がいいそうだが、いったいどう解釈していいのかさっぱりわからない。まあ、これならいくら占っても影響されそうもないな。

■ 大量の雑誌の重みで床が抜ける! 「明日は我が身」の感想多し
 Yahoo!ニュースなどによると、6日夜、東京都豊島区目白の古い木造アパートの2階の床が抜け、住んでいた男性が重傷を負ったそうだ。床が抜けた理由は、部屋に積んでいた雑誌の重みだ。1980年代からためにため込んでいたようで、落ちた後も男性は大量の雑誌に埋もれてしまい、助け出されるまでに2時間もかかったらしい。この事件、一般には「雑誌をこんなにため込まなくても……」と唖然とするところなんだろう。けれど「明日は我が身……」とため込んだ本を見渡して冷や汗をかいてしまった筆者は、ネットでの反応を探ってみた。ブログなどでは「他人事ではない……」「自分も気をつけないと……」「本は1階に移そう……」といった感想が大部分だった。スラッシュドットで昨年の11月に、増えすぎた本をどうするのか投票が行なわれていた。結果を見ると、古書店に売却するなどして処分する人は少なく、ほとんどがなんとかして部屋に温存しようとしているようだ。お互い、くれぐれも気をつけましょう。



【2005/02/07】

■ 「侍魂」が、東欧で3カ月間行方不明の友人を捜索中
 個人が開設するWebサイトでの常識を覆す高アクセスを集めていた「侍魂」。このトップページに「友人が東欧で行方不明になりました」との告知が掲載されている。行方不明になったという友人Kさんは現在26歳で、高校卒業と同時に、アルバイトをして貯めた資金で世界中を旅した人らしい。しばらくニューヨークに滞在したのち、2004年9月に東欧へ旅立ち、11月に実家に届いたはがきを最後に音信不通となっている。はがきには年内に日本に帰ることが書かれていて、今、すでに2月も半ばになろうとしているだけに心配だ。ご存じの方はどうぞ「侍魂」に掲載の連絡先へ。

■ メールを使いすぎて、眠りながらメールを書くようになった男
 スパムメールの氾濫で、数年前に比べると使い勝手がずいぶん悪くなってしまったが、それでも電子メールはネット利用の基本であることに変わりはない。携帯電話のキーをものすごい勢いで入力し続け、次々とメールを送っている人を電車の中などで見かけるたびに、今でも尊敬の念で眺めてしまう筆者だ。さて、「Tokyo Fuku-blog」で、英国に住む23歳男性の変わった癖を紹介していた。この人、睡眠中に何度もメールを送信してしまうそうだ。この前代未聞の習性が始まったのは1年半前からだ。送信しているのは、映画の登場人物になった気になって書いていたりとか、誰かに追われているだとか、そんな荒唐無稽な内容だ。どうも、普段からメールを大量に出しているうちに、体に染みついてしまったらしい。ならば、睡眠中に更新されるブログや、mixiの日記あたりもすぐ出てきそうな気もする。



【2005/02/04】

■ 大事なiPod shuffleを思わず「ポキッ」とやってしまった人
  大人気のiPod shuffle。手頃な価格で、小さくて、とてもかわいい。また、白いボディは多くの人の絵心を刺激するようで、プリンターで打ち出したシートを貼り付けて、デコレーションすることも一部で流行しているようだ。そして何より、PCのUSBポートに差し込むだけで、新しい曲とどんどん入れ替わるのがいい。USBポート接続はバッテリーの充電も兼ねているから、音楽を充電する感覚だ。ただ、これが思わぬ事故につながる。はてなダイアリーの「天漢日乗」によると、PCに差し込んだiPod shuffleにいつの間にか自分の足を引っかけてしまい、壊してしまうユーザーが出ているようだ。何しろちょっと長めの筐体で、コネクター部分には動きの自由度はないから、ふとしたことで折ってしまいそうだ。用心した方がよさそう。

■ 今月の短歌のお題は「眞鍋かをり」……枡野浩一さんのブログ
 歌人の枡野浩一さんのブログでは、常時短歌を募集している。応募したいブロガーは、枡野さんから毎月出されるお題に沿って短歌を作り、トラックバックで投稿する。1月のお題は「おもちゃ」、さかのぼって12月は「夢」、11月は「本」だった。そして2月のお題はといえば、なんとあのトップブロガーの名前「眞鍋かをり」だった。作歌の条件は厳しく、短歌の少ない字数の中に「まなべかをり」とフルネームの6文字を埋め込まないといけない。当初、眞鍋さんには極秘で進行していたようだけれど、枡野さんは突如心変わりして、眞鍋さんのブログにトラックバックしていた。現在、眞鍋さんからの反応がないのがちょっとだけ寂しいところ。



【2005/02/03】

■ アマゾントップセラーでフィリップス製ヘッドフォンが突如1位に
 iPodのあのインナーイヤー型ヘッドフォンはiPodの魅力の大きな要素だ。でも、使用感や音質の点では不満もよく聞こえてくる。さて、あのiPod shuffleとMac miniの同時発表からしばらく、Apple製品がほぼ独占してきたアマゾンのエレクトロニクス部門トップセラーランキングに異変が起こっている。フィリップス製のヘッドフォン「SBC-HE580」が1位となっているのだ。フィリップスといえば、オランダに本拠を置く巨大メーカーだけれど、日本ではコーヒーメーカーなどの印象が強い。だから、アマゾンでの突然の登場にはビックリしてしまうわけだが、どうやらこれ、2ちゃんねるのスレッドで褒めちぎられているのが原因らしい。1,980円とお手ごろ価格の割には、広い音域でバランスよく鳴るようだ。買ってみようかな。

■ ペンギンをネットで販売する、専門会社が米国にあった!
 日本人にはペンギン好きが多い。当コーナーで以前紹介した南極のペンギンWebカメラのサイトでは、他国をさしおいて、日本人向けの掲示板へのリンクまで登場している。この週末には東京でペンギンアート展が開かれるようで、ネットで話題になっていた。さて、これは米国のことだけれど、小太郎ぶろぐによると、ペンギンを専門に扱う会社があるそうだ。ウィスコンシン州にあるという「Penguin Warehouse」のWebサイトでは、あのコウテイペンギンを2,250ドル(約23万円)で販売している。餌や関連グッズなども扱っているようだ。会社案内のページを見ると、なんだか社屋が巨大で驚いてしまう。もし日本に進出してきたら、すごいことになりそう。いや、この会社の情報がジョークでなければ、ぜひ日本にきて欲しいぞ。



【2005/02/02】

■ 高視聴率の人気ドラマ「ごくせん」のロケ地ガイドが公開中
 最近のテレビ番組の視聴率は低い。NHKの紅白歌合戦ですら、30%台がせいぜいの時代だ。そんな中、日本テレビ系列で放送中のドラマ「ごくせん」が高い視聴率となっているようだ。Yahoo!ニュースによると、29日放送の第3回では平均で27.0%、瞬間で30.3%にもなっているそうだ。「ヤンクミ」こと新人の女性教師が、男子校の荒れたクラスの担任となり生徒たちにバカにされるが、実は彼女は任侠一家を率いる親分の孫娘だった、という設定だ。でも、生徒がピンチの時に出てくる「あたしはこいつの担任の先生だ」の決めゼリフで不思議と泣けてしまう。そんな「ごくせん」に登場する現場に行ってみたくなる人のために、「全国ロケ地ガイド」がさっそく、ロケに使った場所を調査して公開している。筆者が楽しく毎回見ているにもかかわらず、視聴率では苦戦中の、フジテレビ「不機嫌なジーン」ロケ地ガイドもちゃんとあったのはうれしい。

■ 「この木なんの木」日立グループのあのCF、5日から新バージョン
 テレビで、日立グループの提供番組の時に流れる曲「日立の樹」。初登場の1973年から30年あまり経っている。どんなに気分が落ち込んだ時でも、聴いていると前向きな気持ちになれるなんとも不思議な歌だ。asahi.comによると、このCFが5日の放送から一新されるそうだ。あの大きな木がハイビジョン撮影されるのも興味深いところだが、やはり音楽が大きく変更されるのが気になる。今度の曲は無伴奏で、アカペラグループ「INSPi」と、小学生25人のコーラスで歌われる。どんな変身を遂げているのか楽しみだけれど、今までの曲が聞けなくなってしまうのも惜しい。初代のCFから登場していたボーカリストのヒデ夕樹さんは、残念なことに1998年に亡くなっている。



【2005/02/01】

■ 吉野家の牛丼、2月11日に“1日だけ”復活
 吉野家は、2月11日に1日だけ牛丼メニューを復活させると発表。2月11日は建国記念日だが、建国とはとくに関係なく、吉野家が牛丼の販売を中止したのが2004年2月11日。それからまる1年というわけだ。11日の11時から、売り切れ次第終了とのことなので、あの味が忘れられない方はお早めに。

(編集部)

■ 島田珠代さんがブログでテレビ局へ画像を送る~顔写真21枚
 有名な芸能人の皆さんが、Webで公開する日記もそう珍しくはなくなってきた今日この頃。でもブログで、テレビ局のスタッフと素材の受け渡しをされてしまうとちょっとビックリしてしまう。吉本新喜劇の島田珠代さんが公開しているブログのトップページには「業務連絡。日本テレビのスタッフの方へ。コチラへどうぞ。」とあり、リンクが張られていた。クリックしてみると、赤いベレー帽をかぶった島田さんをバストサイズで撮影した画像が、全部で21枚現れた。それぞれさらにクリックすると、800×600ピクセルの大きな笑顔が出現する。この画像が日本テレビのどんな番組で使われるのか説明はない。とりあえず、ダウンロードしてPCのデスクトップに貼り付けるには最適な画像サイズではある。

■ 校長先生の朝礼の実況録音が毎回聞ける、小学校のWebサイト
 筆者が小学生の頃の校長先生といえば、滅多なことでは出会わない存在だった。直接お話ししたのは、ひどいいたずらをして校長室に呼ばれた時ぐらいだ。グレーのスーツに包まれた大きな身体の校長先生から、丸いメガネの奥の小さな目で見つめられて、背中に冷たい汗が流れたことを思い出す。読者様から、板橋区立高島第七小学校のWebサイトが面白い、とメールが届いた。このサイトでは、校長先生の朝礼の記録が毎回テキストに起こされ、音声ファイルつきで公開されている。小学校のWebサイトは全国にたくさんあるけれど、校長先生の音声付きは珍しい。遠くからうっすらと聞こえるカラスの声を背景に、校長先生は子どもたちに丁寧に話す。条件反射で筆者の背中につうと冷たい汗が流れ、清潔なハンカチをいつも携帯しようと決心したのだった。

■ Blaster亜種作者への処罰に「PC使用禁止」は適切? 英Sophosアンケート
 米連邦地裁がBlaster.Bを作成した19歳の少年に1年半の禁固刑という判決を下した。判決を受けて英Sophosでは「ウイルス作者をどう処罰するべきか」と題したアンケートをWebサイトで実施。連邦地裁の量刑が適切かどうか、ウイルス作者にはどういった刑罰が適切かなどの問いに回答を求めている。ちなみにウイルス作者に対する刑罰の選択肢は「禁固刑」「社会奉仕」「罰金」「コンピュータ使用禁止」など。英語での入力になるがコメントも記入できる。今回の判決にご意見のある方は参加してみては。

編集部


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