【2005/03/31】
■ 「人は松屋だけで1ヶ月すごせるかブログ」が大団円を迎える
偏った食生活は体に毒だ、とよくいう。とはいえ、特に独身者が都市で生活すると、ファーストフードなどの外食ばかりになって、似たようなメニューを毎日繰り返して食べてしまったりする。2004年末に公開された映画「スーパーサイズ・ミー」では、監督自らが実験台になって、マクドナルドの米国仕様「スーパーサイズ」を毎日食べていたけれど、体に危険な兆候が現われていたようだ。さて本日、「人は松屋だけで1ヶ月すごせるかブログ」が最終日を迎えた。このブログのオーナー氏は、1日3食の食事をすべて、牛丼チェーンの松屋だけでとる、体を張ったチャレンジを1カ月間続けている。松屋は、数ある牛丼チェーンの中では、メニューが豊富だ。ブログではオーナー氏のコメントはほとんどないのだけれど、インフルエンザにかかった以外では、体調不良を訴えることなどなかったようだ。日本では、松屋さえあれば生きていけるらしい。
■ 最近ネットに頻出している言葉「中二病」とはいったいなに?
ネットでは、いろんな言葉が次々と生まれていて、中には定着して広く使われるようになる場合もある。最近になって、はてなダイアリーの皆さんを中心に急激によく使われるようになった言葉が「中二病」だ。はてなダイアリーのキーワードページによれば、タレントの伊集院光さんが、深夜のラジオ番組で言い出したのが最初らしい。語義は、「中学2年生程度の屁理屈で社会を否定し、結果何の行動も起こさなくなる」「勝手な思い込みから社会の規律に反した行動を引き起こす」とのこと。病、とあっても病気ではもちろんない。「ブログ界の荒俣宏」と筆者が密かに思っている、ARTIFACTの加野瀬未友さんが「中二病」を以前からよく使っていて、この急な盛り上がりを受けて解説を加えていた。加野瀬さんによれば、本来は「自分自身の過去の若さ故の過ちを振り返る自虐的な言葉」だそうだ。最近は、他者を罵倒するためにこの言葉を使う人も多いようで、そんな人を指す言葉「高二病」も出現している。
【2005/03/30】
■ あの「Super Shuffle」、いつの間にか「Super Shiner」に改名
宣伝のための大ウソだったという情報以来、筆者はすっかり興味を失ってしまった「Super Shuffle」だけれど、読者様の「いつまで続くかなBLOG(笑)」オーナー氏より通報のメールをいただいた。なんと、いつの間にか「Super Shiner」と名前を変えていたのだ。公式サイトのトップページでもフラッシュムービーで宣伝中だ。つまり、LuxPro社は開発中で、売る気マンマンなのだろう。サイトの写真を見ると、「らしさ」がもっとも感じられる操作ボタンも、なんとなく中華風味に変化している。ボディカラーに白のほか、黒と赤が追加されているのも面白い。仕様面では当初発表のままで、ボイスレコーダー機能やFMチューナーなど、特に変化はないように見える。ちなみに、日本で「Super Shiner」といえば、住友商事プラスチック製の爪磨きのことを指す。
■ Webブラウザから手軽に使う、本格的音楽ソフト「BEATRATOR」
ブログ「RECO-PLAY.COM」で、ものすごいフラッシュムービーを紹介していた。音楽制作ソフトの「BEATRATOR」だ。今までにも、Webブラウザから手軽に使える演奏ソフトはいくつかあった。でもBEATRATORは、従来のソフトと比べものにならないほど高機能なのだ。パッと見からものすごく本格的な面構えをしているんだけれど、使ってみれば中身もすごいのがすぐわかる。豊富に内蔵されている、プリセットのシーケンスパターンを貼り付けるだけでも楽しいが、仮想キーボードを引き出して、メロディのパターンを作成できるようにもなっている。驚くことに、ユーザー登録をすればさらに、音源などをアップロードして使えるようだ。作成したデータの保存も可能らしい。ただ、現在はサーバーが混雑しているためか、残念ながら筆者はユーザー登録することができなかったのでこのあたりの機能を試せていない。データを保存する前に不用意にブラウザをリロードしてしまうと、熱心に作った曲も一瞬にしてすべて消え去ってしまうのは仕方のないところだ。F5キーをついつい押してしまがちな人はご注意。
【2005/03/29】
■ 「Google八分」の言葉を生み出したWebサイトが、Google八分に
Googleが、検索結果から特定サイトを故意に外す「Google八分」の発見は、かつてネット界で大きな話題となった。一人でも多くの読者を得たいサイトからしてみれば、多くのトラフィックを押さえている検索サイト最大手の検索結果から外されることは大きなダメージとなるだろう。その「Google八分」という言葉を生み出した本家である「圏外からのひとこと」が近頃なぜかGoogle八分になっているようだ。検索語に、タイトルの「圏外からのひとこと」と入力してもダメだし、「site:amrita.s14.xrea.com/d/」とURL指定しても「該当するページが見つかりませんでした」となる。Googleで検索できない時、単にGoogleのサーバーが不調なのか、Google八分にあってしまったのかがよくわからないために余計に気になってしまう。いったい、なにが起こったんだろうか。
【2005/03/28】
■ 鈍い人でも大丈夫!? セグウェイ応用の自動バランス付き一輪車
一時期、一輪車が流行したことがあった。近所の子供が一輪車のサドルにまたがり、両手を中途半端に上げ、ふらふらとそこら中を走り回る。あんな子でも乗れるなら筆者も、とすぐに挑戦してみたんだけれど、運動能力が鈍すぎる上に根気もなく、乗るのはとても無理だった。以来、くだらない嫉妬心の炎をちらちらとくすぶらせ続けていたら、「小太郎ぶろぐ」にすばらしい記事が載った。なんと、自動的にバランスが取れる電動一輪車があるというではないか。このすてきなマシンを作った米国の発明家は、以前、セグウェイそっくりの乗り物を自作してしまった経歴の持ち主だ。セグウェイの車輪をひとつにすれば、夢の一輪車ができあがりというわけだ。公開されている乗車中のビデオを見ると、左右のバランスに問題がありそうなんだけれど、普通の一輪車に比べれば圧倒的に乗りやすそう。なにがなんでも試してみたい気分だ。
■ 男性あこがれの「胸」について、女性自身の意見が集まるところ
男なら誰でも、女性のふくよかな胸はあこがれの対象だろう。「男はたまに見ないと寿命が縮まる」との都市伝説が信憑性を持って伝えられるほど、とても大事なものだ。じゃあ、当の女性にとって、どんな意味があるんだろうか。こんなことを知りたくなっても、よほど親しい女の子でも直接聞くのはためらってしまう事柄だ。そういう話題は、匿名で何でも話せる掲示板、2ちゃんねるが都合がいい。2ちゃんねるのスレッド「女にとって胸はどういう扱いなの?」を、はてなダイアリー「酔拳の王 だんげの方」で紹介していた。アクセサリーだという人もいれば、癒し系アイテムだという人もいる。いろいろと個人の事情はあるわけで、大きかったり小さかったり、色とか形とか、年齢での変化などあるから、それぞれ思いは異なるのだ。大変勉強になりました。
【2005/03/25】
■ パ・リーグ開幕! 千葉ロッテが東北楽天に贈るエール?
経済界も巻き込む話題で、ストーブリーグではセ・リーグに圧勝した感のあるパ・リーグだが、いよいよ3月26日、セ・リーグよりひと足先に公式戦が開幕する。状況が二転三転して注目を集め続けたパ・リーグの新球団、東北楽天イーグルスと開幕戦を闘うのは千葉ロッテマリーンズ。マリンスタジアムで楽天を迎え撃つにあたり、千葉ロッテが海浜幕張駅のあちこちに掲示したのがご覧のポスターだ。「パリーグの主役、3月までごくろうさまでした」「東北に春が来るのはおそい」「地元ファンのためにも、初勝利はぜひ仙台でどうぞ」などなど刺激的な言葉のオンパレード。さて、久々に本拠地で迎える開幕戦にやる気満々のロッテを相手に、楽天イーグルスは初勝利を上げられるだろうか?
(編集部)
■ 楽天が六本木ヒルズに社員食堂オープン、しかし上には上が……
24日に開かれた楽天トラベルのパーティは、六本木ヒルズ森タワーの楽天オフィス内に2月にオープンしたばかりだという社員用カフェテリアが会場となった。楽天トラベルの山田善久社長によると、家賃も高い六本木ヒルズの中にわざわざ社員食堂を作ってしまったのは、おそらく楽天だけではないかと自負していたが、聞くところによると、カフェテリアのみならず、社員用スターバックスや社員用トレーニングジムまで持っている会社が、森タワーの中にはあるらしい。まあ、社員食堂だけでもうらましい限りですが……。
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社員用カフェテリアは、森タワー18階。写真奥の窓からは、六本木ヒルズの夜景が
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パーティでは、「社員が普段食べている」(山田社長)というローストビーフやオマール海老が並んだ。多分ジョークだと思うが、筆者にはまるっきりウソだとは言い切れない
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(編集部)
■ 1等賞金1,000万円!? パルモ先生の「脅迫文」作成コンクール
今年のお正月には、特殊な書き初めコンクールで注目を集めた、パルモ先生の人気ブログ「コロコロザイーガ」。現在、「エイプリールフールに脅迫文を作ってみよう」というコンクールをトラックバック企画として開催中だ。賞品は豪華にも、1,000万円分の札束のように見えるリモコン自動車だ。応募するにはまず、活字を切り貼りした本格的な脅迫文を誰でも手軽に作成できる「脅迫文スクリプト」を使って脅迫文の画像を作る。そして、画像を応募者のブログで公開した上、コロコロザイーガにトラックバックすればオッケーだ。すでに募集は始まっていて、大きいお友達が工夫を凝らして作った、楽しい脅迫文が60以上、陳列されている。締め切りは3月30日。
■ 苦労話マニアは必見! 長編テキスト「Vシネスタッフの生活」
「書籍化」なるものが流行してからますます増えたのだけれど、ネットには以前から、光り輝く珠玉のテキストが、あちこちでさりげなく無料で公開されていた。そんなお宝との出会いは、筆者のような活字中毒者にとってこの上ない幸せだ。2ちゃんねるのスレッドから、粋な短いレスを紹介し続けているブログ「閑。」で、例外的にとても長い文章を掲載していて目を引かれた。それは、2ちゃんねるのスレッド「僕らの知らない生活をする人たち8人目」からの、「Vシネスタッフの生活」と題した部分の抜粋だった。「Vシネ」とはご存じの通り、映画館ではまず上映されることがない、レンタルビデオ店でのみ接することができる長編の映像作品だ。ニッチな市場だから、当然、制作予算がとても少ない。そんな中でスタッフがなんとかやりくりしている様子が満載だから、他人の苦労話が大好きな人には堪えられない内容だ。警察の許可なしで街頭で撮影したり、Vシネに多い任侠ものに本物の親分連を呼んで撮影したりするくだりは、スリルとサスペンスの魅力的なエピソードとなっている。
【2005/03/24】
■ 細野・高橋・坂本連名のメッセージで、YMOファンの発言活発化
20世紀後半に現われた伝説のバンド「YMO」。YMOの話題となると、口元がほころび、しゃべり出すと止まらなくなる筆者のような人は、同年代にはやたらと多い。YMOが活動を停止したのち、さまざまなCDが発売されまくっている。レコードをCDにしたものから、なにやらよくわからないリミックスものまで、ここ20年ほどの間に無数のタイトルが現われては消えている。いろんな大人の事情でなんだけれど、YMOのファンはまたつきあいがいいものだから、どんなものでもそれなりのセールスをあげてしまうのだ。18日のこと、「ymo.org」のWebサーバーに突然、細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さん連名の「ごめんなさい」と題したメッセージが登場した。「時にぼくたちの意図しない商品となって世に出ていくことがあります」「みなさま方には、商品を見極める目をもって音楽を楽しんでいただきたい」と、ファンへ自制を呼びかけていた。以来、ネット上でYMOの話題を扱うコミュニティでは、ファンからの発言が活発になったようだ。でもやっぱり、出たら買っちゃうんだけどね。
■ 政治志向を自己判断できる「ポリティカルコンパス」日本版
右だの左だのという、政治的志向がネットで取りざたされることがとても多い。1990年代にはそんな区別も混沌としていたようだったんだけれど、21世紀になり、ネットではなぜか強烈な対立になって現われてきた。かくいう筆者は、2ちゃんねるでボロボロに叩かれっぱなしの、あの新聞を長年愛読し続けているから、自分では「サヨ」傾向があるんだろうと思っていた。1カ月ほど前、「Political Compass」というコンテンツが一部で話題になっていた。自分自身の政治的、経済的な志向性を調べるものだ。ただしこれ、日本人が試すとどうしても、マハトマ・ガンジーが答えたような結果になりがちのようだ。そんな偏りを修正して日本向けにローカライズしたコンテンツを、はてなダイアリー「お金について考えたこと」のオーナー氏が公開している。設問が日本語になっているので、米国版の本家に比べて答えやすい。さっそく試してみると、筆者の保守・リベラル度(いわゆるウヨ・サヨ度)は0.63と出た。フルスケールの数値がプラスマイナス10だから、つまり、ほぼ真ん中で微妙にウヨ寄り、と本人にはむちゃくちゃ意外な結果となった。新聞、替えようかしら……。
【2005/03/23】
■ あの「Super Shuffle」は、会社の宣伝目的の大ウソだった!?
新人が世間に名前を知られるようになるのは大変なことだ。眞鍋かをりさんだって、駆け出しの時代、異様に安い月給に耐えてタレント活動をがんばったからこそ、今、みんなに愛される芸能人になったのだ。ライブドアだって、大変なリスクを背負ってプロ野球界参入に手を挙げなければ、そしてニッポン放送の株を買わなければ、今の知名度はなかったはずだ。しかし、やり方は大事だ。筆者は今日、とても気分が悪い。LuxPro社による画期的コピー商品「Super Shuffle」は、作るつもりがないウソ計画だったというのだ。「ブログウオッチャー」によれば、米国の会社がLuxPro社に接触したところ、生産する意志がないことが判明したそうだ。どうやら宣伝活動の一環として、こんな大ウソを考え出したらしい。Super Shuffleが話題になってから、LuxPro社のサーバーが一時期不安定になるほどのアクセスがあったわけで、名前を知られる目的は見事にかなっている。まあ、冗談を本気で怒るのはむちゃくちゃカッコ悪いことだし、そもそも、この情報がウソだったとしたら……。
■ まだ余裕あります……200人で撮る映画「I ask U」予告編公開中
オタクの道は広く、その上険しい。筆者はそれなりに押さえているつもりではいたのだけれど、まだまだ全然足らない。「電賊」について、読者様のHiroseさんよりメールでありがたいご指摘をいただいた。マンガの名作「攻殻機動隊」に出てくる言葉だそうです。筆者の手元にある、1991年が初版の、番号なしの単行本には「ハッカー」とだけある(用法は「悪いハッカー」だ)ので、2001年発行の「攻殻機動隊2」に掲載されているのだろう。さて、その広く険しい道には様々なアイテムがある。その中で筆者が非常に手を出しづらいのが、ビデオカメラだ。まず、機材が高い。それに、家族がないので被写体がない。風景ならスチルカメラのほうが簡単で、面白い絵が撮れる。そんな筆者でも、以前、当コーナーで紹介した、200人で撮る映画「I ask U」に参加したら楽しめるのかもしれない。21日からは予告編が公開されている。初回の締め切りを3月末に控えているのだけれど、募集枠にはまだ余裕があるようだ。気候が暖かくなってきたから、この週末はカメラを抱えて外に出るには最適だろうな。
【2005/03/22】
■ 「ハッカー」よりわかりやすい、犯罪者を指す言葉「電賊」誕生
サーバーなどに不正に侵入したりする輩を「ハッカー」と呼ぶことがある。本来は、コンピュータの技術に精通している人を指す言葉だ。犯罪者に対して使うのはどうにももったいない言葉なんだけれど、最近は新明解国語辞典の「ハッカー」の項目にも「不法行為を働く者もいる」なんて書かれてしまうほどで、世の中での定着ぶりにはガッカリしてしまう。悪いことをする連中を区別する言葉に「クラッカー」があるんだけれど、こちらはあんまり定着していないのが現状だ。18日にスラッシュドットで公開されたトピックに「電賊が侵入」とあって目を引いた。「電賊」とは「クラッカー」を指す言葉のようだ。中国発祥だという指摘もあるんだけれど、調べてみてもよくわからなかった。出所はともかく、漢字2文字とシンプルな上、わかりやすい言葉だ。「ハッカー」で広まっちゃったから今さら巻き返しは難しいかもしれないけどねぇ。
■ 世界に挑戦するバイクレーサーに、2ちゃんねらーが援助を開始
世間の一部には「ひどいインターネット」の象徴として認識されている、巨大匿名掲示板群「2ちゃんねる」では、時として人助けに盛り上がることもある。読者様よりメールをいただいた。今、バイクレーサーの関口太郎さんが困っているそうだ。関口さんは優秀な成績を上げていて、2004年には世界有数のレーシングチームと契約したそうだ。つまり、世界的規模のレースに出場が目前となっていたのだ。最近の日本のレース界では異例の出来事らしいんだけれど、ここにきてトラブルが発生してしまった。数千万円の資金提供を約束していたスポンサーが突如として音信不通になってしまったそうなのだ。急遽、1口5万円の個人スポンサーを募集するんだけれど、小口になったとはいえ、個人で支払うにはまだ大きい金額だ。そこで動き出したのが、2ちゃんねらーの皆さんだ。超小口のお金をたくさん集める作戦に打って出た。ネットで公開されている入金一覧には、「Team 2ch」名義で数千円の金額が並んでいる。500円だとか、774円だとか、お財布から無理矢理絞り出したような、ものすごく少額な振り込みもちらほら現われている。果たして、2ちゃんねるから関口さんを世界に送り出すことができるのか?
【2005/03/17】
■ 「名無しさん」で参加するSNS「通ちゃんねる」に注目集まる
mixiやGREEなどのソーシャルネットワーキングシステム(SNS)では、ユーザーはハンドル名をほぼ固定してコミュニケーションするので、現実の世界に近い感覚でやりとりができる。SNSにはいろんな特徴があるけれど、ネットの匿名性を排した「固定ハンドル」が一番重要だろうと思う。さて、2ちゃんねらー向けのSNS「通ちゃんねる(つーちゃんねる)」が、最近になって急に注目を集めている。実は2004年9月頃から開発は始まっていて、サイトにはSNSの機能はないものの、10月頃には公開されている。でも11月あたりから、開発の進行が止まってしまっているようだ。サイトによれば、ユーザーは本名を出さずに「名無しさん」として参加できる、2ちゃんねる風のSNSにするらしい。興味深いアイディアだけれど、SNS最大のポイントを外してしまうものだけに、実現が困難かもしれない。そんなSNSを今、注目する人が増えているというのはなぜなんだろう?
■ トップブロガーへの引き抜き攻勢!? サイバー藤田社長が明かす
いつでも注目を集める人気ブログは、当然ながら魅力的な内容だ。どうやったらあんな素敵な内容にできるのか、と筆者は当コーナーの記事を日々必死に書きながら思う。トップブロガーのマネなんか、しようとしてできるものではない。天賦の才がある、ということなんだろう。サイバーエージェントの社長、藤田晋さんがブログで興味深い記事をエントリーしていた。雑誌の取材で、ライブドア社長の堀江貴文さんと、ココログでブログを開設中の木村剛さんや眞鍋かをりさんと一緒になったそうだ。すごいメンバーだが、その場で、堀江社長は眞鍋さんへ、藤田社長は木村さんへそれぞれ、自社のブログサービスでの執筆を依頼したんだそうだ。しかも藤田社長、「今後は人気ブロガーの引抜き合戦が流行る気がします」とまで書いている。どこまで本気なのかはわからないけれど、貴重で得難い才能は、いつでも奪い合いになるのが世の常だ。
【2005/03/16】
■ 今度は「iPod Super」登場! 記憶容量300GB! でも持ち運べない
台湾のメーカーが作った「Super shuffle」。Appleとしてはいろいろと問題あるだろうけれど、ネットの方はお構いなく、瞬く間に大ブレイク、欲しがる人が続出中だ。さすがSuperだけれど、「ブログウオッチャー」によると、さらに“Super”なものがあるようだ。今度の「iPod Super 」は、記憶容量がなんと300GB、75,000曲収録と超ビッグなiPodだ。さるiPodオーナーの、40GBのiPod内蔵HDDが故障してしまった時、そのアイディアは生まれたようだ。腕に覚えがあるオーナー氏は、iPodを分解して構造を調べ、HDDの外部接続ケーブルを自作、3.5インチのデスクトップPC用のHDDをつないでしまったのだ。HDDのフォーマットも結構面倒そうで、ちょっと素人には手出しできそうもない。このままではもちろん持ち運べないんだけれど、ラジカセみたいな外観に仕立て直せば、また欲しがる人が続出しそうだな。
■ 直感的でわかりやすい、付箋型Wikiの「wema」
多数のネットユーザーで寄ってたかって更新するWebツール「Wiki」。巨大なオープン辞書「Wikipedia」、はてなダイアリーのキーワード機能などでもうおなじみだ。仲間内で連絡帳代わりに使ったり、自分専用のスクラップブックにするのにも便利だ。もっとも、テキストを書き込むのに、簡単ではあるけれど独特なフォーマットで記入しなければならないのが少々敷居の高いところだ。ところで、最近急に注目されているのが「wema」だ。「付箋型Wiki」とでもいえばいいのかもしれない。項目を追加すると、付箋になって画面に現われる。作った付箋は、あとでマウスで簡単に移動できる。付箋同士は線で結べて、付箋を移動してもつながったままだから、項目間のリンクがいつでも一目でわかる。また、「ページ内検索」の欄に入力していくと、合致しない付箋が画面から徐々に消えていくのがめちゃめちゃ面白い。筆者も自分のWebサーバーにインストールしてみたんだけれど、苦労なくあっさり設定できた。直感的なこのツール、ぜひ試してみるべし。
【2005/03/15】
■ 春に溶けて流れ出すのは「ウソ」……エイプリル・フール間近
そろそろ春の気配も感じられてきた今日この頃。ネットには、なにやら妙な雰囲気が強烈に漂っているような気がする。そうだ、あと半月でエイプリル・フールなのだ。日本インターネットエイプリル・フール協会のメーリングリストにも、ここ数日、ちらちらとメールが流れ始め、春の祭りが近いことを感じさせる。ただでさえウソニュースが流れがちのネットに、4月は大量のウソがネットに漂い、下手をすると1カ月後ぐらいにそのウソに引っかかってしまったりする。正月ぼけには縁遠い筆者だけれど、毎年4月は、ニュースが全部ウソに見えてしまうエイプリル・フールぼけに悩まされるのだ。今年はブログの流行もあるから、ウソの流量がとてつもないことになるだろう。
■ ラブホテルのノートを再現する、手書き「こころノート」
「Wiki」や、その応用の「Wikipedia」を知らない人に、「誰でも自由に書き換えられるWebサイトがあるんですよ」と説明すると、たいていは驚かれる。ネットでは匿名で無責任なユーザーがいたずらしまくる、なんて印象があるからなんだろう。見ず知らずの人たちが、ほどほど秩序を保ちつつ、文章をしたためていくのは現実世界にもある。ラブホテルに置かれたノートだ。あんな密室に放置されていても、それほどいたずら書きされず、恋愛などについての結構真剣な書き込みがちゃんとある。そのノートをネットに再現するコンテンツをブログ「trying」で紹介していた。「こころノート」は残念ながら自動ではなくて、Webサイトのオーナー氏が手動で更新しているのだけれど、その分、投稿にメールやFAX、写メールまで使えるようになっている。Wiki風に発展したらおもしろくなりそうだ。
【2005/03/14】
■ 「モテ」語りも忘れない、現役力士「普天王」関のブログ
「面白いサイトを見つけたよ。」は、とても短い文章でWebサイトを紹介しまくることで有名なブログだ。でも12日の記事は例外的に、なんだか妙に長い文章だった。この記事で紹介しているのは、現役力士の普天王関が開設しているブログ「どすこい日記」だ。熊本出身で出羽海部屋所属の24歳。番付は現在、前頭十三枚目。goo大相撲によれば、得意技は突き・押しだそうだ。お相撲さんはしゃべりが得意じゃないイメージがあるけれど、普天王関のブログはきわめて饒舌だ。このところさる方面でなぜか流行中の「モテ言及」もしっかり押さえている。ネットらしい、軽妙な文体もお手の物だ。これはひょっとすると、あの眞鍋ブログともいい取り組みになるか?
■ イルカの「フジ」、長い時間をかけて人工尾びれを克服!
フジテレビとライブドアによるニッポン放送株を巡る騒動は、決着にはまだまだ時間がかかりそうな様相だ。奇しくも、沖縄美ら海水族館では、バンドウイルカの「フジ」が注目されている。Yahoo!ニュースによると、12日、シリコンゴム製の人工尾びれをつけての特別ショー出演をこなしたそうだ。フジは原因不明の病気にかかり、命は取り留めたものの、尾びれの大半を壊死で失っている。そして獣医師の発案で、「人工尾びれプロジェクト」が始まることになった。水族館の公式サイトには、プロジェクトが始まった2002年秋からの長い道のりが詳細に解説してある。人工尾びれの製作も長い時間がかかっているが、フジが尾びれを受け入れて泳げるようにようになるまでにも1年以上かかっているようだ。イルカとしては相当高齢のフジだけれど、これからもがんばって欲しい。
【2005/03/11】
■ shuffle発売2カ月で、なりきり製品「Super Shuffle」登場!
猛烈な品薄状態だったiPod shuffleだけれど、日本に品物が潤沢に入ってくるようになったためか、あるいは熱心なユーザーにはひと通り行き渡ったためなのか、発売から2カ月経った今になってようやく、店頭在庫を持つ販売店がちらほらと出てきたようだ。これだけ人気があれば、次は当然、よく似た製品が登場するもののだ。「音楽配信メモ」で台湾製の、なりきりshuffleを紹介していた。その名も「Super Shuffle」。何が「Super」なのかというと、たぶん、本家そっくりの外観の中に、MP3プレーヤーの機能のほか、FMチューナーやボイスレコーダーまで取り込んでいるところなんだろう。そういえば、グッチやプラダ、ヴィトンなど高級ブランドのニセ物には、本物にはない便利な工夫がしてあるのが当たり前らしい。それにしてもこれをたった2カ月で開発しちゃうとは、台湾のメーカー恐るべし。
■ またニセ情報……ドラえもんの新声優キャストと称するリスト
先日、「女性の胸を凝視すると男は長生きする」という調査結果は有名な都市伝説だった、というのを当コーナーで紹介した。でもネットには今も、真実だと信じている人がたくさんいるようで、一度流れた情報はなかなか訂正されないものだとつくづく感じた。さて今度は、ドラえもんの声優についてのデマが流れているようだ。「MISTTIMES.com Blog」によれば、新キャスティングだと称するリストが2月半ば頃から出回っているようだ。ドラえもんを江原正士さん、野比のび太を能登麻美子さん、源しずかを中原麻衣さんが演じるというもの。微妙なリストだ。出典を「コロコロコミック3月号」と付記までして、信憑性を持たせてあるから、なかなか手が込んでいる。悪質、とまでは言わないけれど、これはどんなもんなんだろうなぁ。
【2005/03/10】
■ 眞鍋かをりさんの初トラックバック先は、京都府警のコラボ短歌
9日17時37分。日本のトップブロガー、眞鍋かをりさんがとうとう、トラックバックを発信した。被トラックバック数で日本一の記録を持つ眞鍋さんのブログだけれど、眞鍋さんから他のブログにトラックバックをしたことは今までなかった。そして、この大いなる初体験のお相手は、「PUNK!BOOM!BANG!-EX」だった。歌人の枡野浩一さんが「眞鍋かをり」のお題で募集していた短歌募集に、応募していたブログだ。作品は、あの京都府警のTシャツを眞鍋さんに着せる、というインターネット事情に明るい人なら必ず感動してしまうはずの見事な短歌だった。先生の枡野さんはといえば、ブログで「っていうか、枡野浩一にトラックバックしてほしかった!」と地団駄を踏みまくり。今からでもトラックバックが欲しいと「宮崎吐夢のDVDプレゼントしますから!!!」と、眞鍋さんを物で釣ろうとしていた。その手があったか。
■ “三行広告”掲載サイト「Kijiji」で、連絡がとても困難な人を探す
一度は日本から撤退してしまった米eBayだけれど、案内広告告知サイト「Kijiji」で戻ってきた。個人向けの小規模な広告を無料で掲載してもらえるサイトだ。オープンから間もないが、さっそく広告が登録され始めている。マンションや自動車などの購入者を求めていたり、近く行なわれるコンサートの告知だったり、ミニコミ誌でよく見かけるような広告が多い。「女性モデル募集」という広告を開いてみると、応募の要件にたった1つ「ブラジャーのカップサイズでEカップ以上の方から」とあった。条件がこれだけなんて、いったいどんな仕事なんだろうか。謎だ。人捜しの広告には、あのデューク東郷さんと連絡が取りたい、なんてものもあった。ご本人や連絡を取れる方を知っていたら、ぜひ教えてあげて欲しい。
【2005/03/09】
■ 「女性の胸を凝視すると男は長生きする」は有名な都市伝説だった
少し前、「乳房を凝視すると男は長生きする」という調査結果があることが、ブログなど、ネットのあちこちで紹介されていた。どうやら、日刊ゲンダイの記事が元ネタらしい。このところ、体がだるいなと感じていた筆者は、そういえばそういう神々しい物体を間近で見る機会が最近ないなと思いだした。自分はこのまま朽ち果ててしまうのか、何もないまま枯れ落ちてしまうのか、ととてつもなく深い絶望に苛まれていた今日この頃だったが、ブログ「駄文にゅうす」にすてきな指摘が掲載された。なんと、この調査結果らしきものは有名な都市伝説のひとつで、チェーンメールで流通しているホラ話なんだそうで、とりあえずホッとした。
■ 伝説の番組「ウゴウゴルーガ」再放送決定で、ネットに歓喜の声
「ウゴツール」の人気は高くて、ネットを徘徊しているとこのソフトウェアで描かれた絵に頻繁にぶち当たる。ブログ「Que sera sera」のオーナー氏のように、非常に画期的な使い方を発明する人もいて驚かされる。ウゴツールの作り出す、ぶるぶる震える絵の元祖は、もちろん「ウゴウゴルーガ」だ。フジテレビが1992年から1年半、早朝に放送していた番組で、子供向け教育番組風に作られていたんだけれど、熱狂したのは20歳前後の大人だったように記憶している。このウゴウゴルーガが、スカパー!のチャンネル「フジテレビ721+739」で再放送されることが決まったことが、ネットで話題になっていた。ブログ「ElephantLogic30」によれば、4月11日から2つのチャンネルで毎日放送されるようだ。ウゴウゴルーガは、今までDVDやビデオでパッケージ化されることはなぜかなく、再放送も不思議と行なわれなかったため、ネット内に潜在していたファン多数が盛り上がっているようだ。筆者もスカパー!の契約を追加するか。
【2005/03/08】
■ 豪華! 占い師12人がニッポン放送株取得騒動を占うWebサイト
ニッポン放送の株取得攻防戦に関して、「ライブドア フジテレビを占う」というとても大胆なサイトを「小太郎ぶろぐ」で紹介していた。豪華にも、占い師の先生が12人も並び、話題の株取引について占っているのだ。「50%以上の株を買えるのは、3人のうち誰でしょうか?」として、ライブドア堀江社長、フジ日枝会長、村上ファンド社長の名前が上がっている。ちょっと設問に問題あるよなぁ、と思いつつも、2月末から3月3日にかけて執筆されたらしい占いの結果を読むと、とてもおもしろい。先生によって「フジテレビが50%以上を取得」「両者の話し合いで引き分け」「この3者以外が50%取る」「今年、堀江社長は勘違いしやすい年」と結論はバラバラだ。「ノーコメント」とした先生が2人いるんだけれど、今回はこれが賢かったか? ちなみにこのサイトを運営している社長は「堀江社長さまへ、もしお時間を下さるならお話してみたいです」と売り込みを忘れないところがさすがだ。
■ 「三角窓」もあとわずか……TVK「新車情報」三本和彦さん降板
テレビの長寿番組は、ふるさとみたいなもの。遠きにありて思うもの、だ。「サザエさん」を普段見ないくせに、スポンサーが増えたりなんて変化があると見たりする。老舗のメールマガジン「自動車ニュース&コラム」で、「新車情報」の番組開始当時からの司会、三本和彦さんが降板すると知り、筆者はビックリしてしまった。1977年から始まったこの番組、テレビ神奈川(TVK)制作で、各地の独立UHF局で放送している。在京キー局の全国ネットで流されているわけではないから、知っている人は猛烈に知っているが、日本に住んでいても全く目に触れたことがない人も多いはず。こんなマニアックな番組なのに、番組中に三本さんが降板について発言した直後に、2ちゃんねるのニュース速報板にスレッドが立ち、ほぼ1日で1,000レスを超えてしまった。これだけ長く番組が続けば、いつか起こることとはいえ、非常に寂しい。
【2005/03/07】
■ iPod shuffleの1GBモデルをフル活用する、手動式発電充電器
iPod shuffleには、記憶容量が512MBと1GBの2種類のモデルがあるのはご存じの通り。1GBモデルでは、4分の曲を240曲記憶できる。960分間も音楽漬けでいられるというわけだ。ここで問題なのはバッテリーだ。仕様では、最大720分間使えることになっている。つまり、1GBモデルをめいっぱい音楽で埋めていると、最大で180曲目のあたりでバッテリーが切れてしまうことになるのだ。手近にPCがあれば、USBポートに差し込んで充電も可能だけれど、アウトドアではそうもいかない。内蔵バッテリーだから交換も無理。それでも残りの60曲をどうしても聴きたい、そんなあなたにうれしいニュースをお伝えしよう。ブログ「Purple Aquarius」によると、「Torronesque project」と銘打って、手動発電充電器を試作中の人たちがいるそうだ。また、自動車で移動することの多いあなたには、充電用USBポートをクルマのダッシュボードにカッコ良く組み付ける、「暇高ゴシップニウス」の記事が参考になる。何事も、あきらめてはいけないのだ。
■ 芸能人の人気度をリアルタイムで正確に表示する「芸能証券」
ブログ「Intermezzo」で、「芸能証券」というおもしろいサイトを紹介していた。サブタイトルは「芸能動向分析サイト」で、見た目は、どこかの株式情報サービスのようなデザインになっている。有名芸能人の皆さんのページがそれぞれ作られていて、株価のチャートのように折れ線グラフがある。このグラフは、芸能人の皆さんの名前をGoogleで検索した時のヒット件数だそうだ。つまり、より多くのサイトで名前が取り上げられていれば人気が高いだろう、というのが基本原理だ。たとえば、3月から始まったフジテレビのドラマ「優しい時間」に出演中の、長澤まさみさんのグラフを見てみると、ドラマの開始直前から、グラフが急激に上向いているのがわかる。ほかのグラフを見ても、それぞれ驚くほどクッキリと人気度を示している。芸能人にとっては恐ろしいサイトになりそうですよ。
【2005/03/04】
■ あれから10年経ちました……1995年当時は信じられない出来事
2日に米Yahoo!が創業10周年となり、その記念に創業当時のWebページが公開されている。筆者が初めてYahoo!にアクセスしたのは1995年の初夏だった。今ならキーボードの上で自動的に手が動く「yahoo.com」のドメイン名だけれど、当時はなじみが全くない言葉だったから、綴りをなかなか覚えられず、周囲にバカにされていたのを思い出す。10年後、Yahoo!がここまで影響力を持つようになるとは、その当時の自分は想像していなかったはずだ。ブログ「非日常に首を突っ込んでみるテスト」の紹介によれば、奇しくも、2ちゃんねるで「10年前の人に言っても絶対に信用してもらえないこと」というスレッドが立ち、盛り上がっているようだ。「吉野家で牛丼が食べられなくなる」「ポケベルが廃れて、中学生でもケータイ」あたりから始まって、「2,000円札ができる」「ヤワラちゃんは人妻、しかも野球選手の」「つんくが大人気アイドルグループを作り出す」などなど、10年前には想像もできなかった出来事が列記されている。この10年、あっという間だったけど、驚愕の出来事がいろいろあったんだねぇ……。
■ 例外なし……アクセス数がとても少ない、国会議員のWebサイト
ネットで情報が広まる速度はますます加速しているように見える。ロボット型の検索サービスが強化されてきて、更新されたサイトをたちどころに捉えるようになったのが影響しているのかもしれない。また、ブログの流行で、サイト同士のつながりが密になっていることも大きいのだろう。だから、多くの人にとって興味深いテキストさえ書くことができれば、高アクセスをたちどころに獲得するようになるはずだ。さて、ブログ「翻訳者魂」で、国会議員の先生方が開設している公式サイトへのアクセスランキングを公開している。見ると、一番多い坂口力先生のサイトでも、1日あたり550アクセスとそれほどでもない数字だった。政界のキーマン、小沢一郎先生や安倍晋三先生でも、それぞれ400と390とあんまり多くない。テレビで頻繁にお見かけする平沢勝栄先生が20、首相経験者の森喜朗先生が15、社民党党首の福島瑞穂先生に至っては「少なすぎて計測不能」だった。ネットの愛読者数だけでいえば、先生方、全員落選……か?
【2005/03/03】
■ 偽造品の流通で、注目された「Maxtor」の社名「マックストア」
秋葉原で出回っていた、Maxtor製のHDD「MaXLine II」に偽造品があったことがわかり、ユーザーの間に衝撃が走っていた。このモデルには250GBと300GBのタイプしかないのだが、偽造品は320GBと、本物よりなぜか多少容量が増えている。HDDは先端技術を取り入れた精密機械だから、誰もがやすやすと製造できるわけがなく、ましてや本物より容量を増やすなど普通ならあり得ないことで、とても謎だ。アレゲな方々が集う、スラッシュドットでも、この件でトピックが立っていた。でもこちらでは、偽造そのものの興味もさることながら、Maxtorの日本法人の社名の方を気にする人も多かった。普段「マクスター」(2ちゃんねるあたりでは「幕」)と呼ばれているんだけれど、社名の方は「日本マックストア」となっている。アップルストアかマクドナルドを連想してしまいそうだ。事情はいろいろとあるんだろうけれど、混乱しないですか?
■ ドメイン名と店名が同時に決まった食堂「dai2shokudou こむ」
店名からは、なんの商いをしているのかさっぱり判らないお店、というのがたまにある。どうしてそんな名前にしたのか、それで商売がうまくいくのか、とても気になってしまう。さて、「koumon-hinyouki.com」をご覧になった読者様より、メールを頂いた。「近所におもしろい名前の定食屋さんがあります」とのこと。サイトを見ると、「dai2shokudou こむ」とある。昔、こんな名前のPCショップがあったのを思い出してしまったけれど、こちらはあくまで定食を出す食堂だ。どんな経緯でこんな名前になったんだろうかと、店長さんに問い合わせしてみた。店名を決める前に、ドメイン名を取得することは決めていたそうだ。トップドメインは「.com」だから、じゃあそれをつけてしまおう、ということになったらしい。つまり、ドメイン名と店名がほぼ同時に誕生したというわけ。千葉大学の正門前にある学生向けの食堂だから、お客さんには意外とアピールするのかもしれない。以前、デイリーポータルZで「かれーの店うどん」という衝撃的な名前のスープカレーの店を紹介していて、はるばる東京・五反田にある店に行って食べてみたら、大満足の味だった。「dai2shokudou こむ」の料理もきっと、おいしいんだろう。
【2005/03/02】
■ 白いiPod shuffleにデザイン画を貼り付けて個性をつける
「ブログウオッチャー」で、iPod shuffleをデコレーションする、デザイン画を公表しているWebサイト「ShuffleArt.com」を紹介していた。5種類のサンプルが掲載されていて、こんな模様のシートを製品化するらしい。このサイトに限らず、模様を印刷したシートをiPod shuffleに貼り付けることが、ちまたで流行しているようだ。携帯電話ではだいぶ昔からあった遊びだけれど、iPod shuffleならボディがスクエアで白一色だから、加工は簡単だ。しかも、価格が1万円少々で、たとえ失敗しても一晩、枕を濡らせば何とか立ち直れるから、どんなことにも気軽にチャレンジできる。そのうち、その日の気分によって柄をチョイスしたり、カスタマイズしたiPod shuffleを友達と交換したりするのも流行ったりするかな?
■ 健康のために立った姿勢でPCを使う、そんな椅子が米国にあった
筆者は高校生の頃からずっと腰痛持ちで、つらく苦しい人生を送ってきたんだけれど、ここ数年、すっかり解放されている。それは、超高級事務椅子「アーロンチェア」に変えたから。値段が高くて支払いが大変だったけれど、今では人生バラ色だ。腰が治ると今度は、足が弱ってくるのが気になってくる。立ってればいいのだが、PCに向かわなければ仕事は終わらない。気にしていると、ネットのあちこちでここ最近、取り上げられている椅子が目を引いた。米国の「Plasma2」というブランドなんだけれど、なんと、座った姿勢から起立した姿勢まで、シームレスに変化する椅子があるのだ。サイトでは、高さを簡単に調節できるPCデスクと組み合わせて使う様子が動画で掲載されていて、めちゃめちゃカッコいい。ただ座っているより、足に適度な負荷がかかる分、健康にいいはずだ。もっとも、ブログ「cat@log」によると、ジョギングしながらPCを使う人もいるそうだから、この程度の椅子では生ぬるいか……。
【2005/03/01】
■ フジが危険なアニメ番組を製作する……ネットに怪情報が!?
連日報道される、ニッポン放送株取得を舞台にしたライブドアとフジテレビの攻防戦。ライブドアの堀江社長がレギュラー出演の予定だった、フジテレビの番組「平成教育2005予備校」が放送取りやめになったのも記憶に新しい。そういえば、フジテレビで4月から放送予定のドラマ「ヒルズに恋して」も、livedoor ニュースによれば、当初はライブドア堀江社長をモデルにする予定が、それでは放送できないとサイバーエージェントの藤田社長にモデルに変える、なんてことになっているようだ。そんな中、ブログ「Intermezzo」に恐るべき情報が掲載されていた。なんと、フジテレビがアニメ「ホリエモン」を製作するというのだ。声優には、あの「ドラえもん」から引退することになっている大山のぶ代さんを起用する見通しだとか。なお、本当のニュースソースは「虚構新聞」。嘘ニュースが名物の人気サイトですので、くれぐれもお間違いなきよう。
■ 内容が理解できて、一度見たら忘れない、理想的なドメイン名
Webサイトにどんなドメイン名をつけるのかは、言うまでもなくとても大事なことだ。ブラウザのアドレスバーに直接入力することは滅多になくなってしまったが、印象的なドメイン名なら、サイト閲覧者の脳裏に焼き付き、再訪問のきっかけになりやすい。「shidashokubutsu.com」と、とても印象的でカッコいいドメイン名を持つブログ「シダ植物ドットコム」で、さらに印象的なドメイン名を紹介していた。それは「koumon-hinyouki.com」。京王線千歳烏山駅が最寄りの「烏山肛門大腸泌尿器クリニック・水本医院」のドメインだ。診療科目は、院長先生担当の肛門大腸科と、副院長先生担当の泌尿器科で、サイトの内容をこれ以上的確に表わしているドメイン名はないだろう。筆者がもしもの時にはぜひ、水本医院にお世話になりたいと思う。
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