【2005/09/30】
■ JR福知山線の脱線事故で被害にあった乗客の詳細な手記がWebに
JR西日本の福知山線で快速列車が脱線する事故があったのは、4月25日朝9時18分のことだった。遠く関東の片隅に住んでいる筆者がいま思い出すと、はるか昔に起こったような気がしてくるのだけれど、たった5カ月前の出来事だ。国土交通省の発表によれば、死亡者107人、負傷者549名。こんな無機質な数字を2つ眺めるだけでも、悲惨な恐ろしい事故だったことがわかる。「The Ruins of Rail 廃線跡を旅する」のオーナー、吉田恭一さんは、この列車の1両目に乗客としてたまたま乗り合わせていた。その時の様子を書いた手記を、Webサイトで公開中だ。列車が高速でカーブに突入するあたりの、鉄道ファンならではの観察は鋭い。事故直後、亡くなった方々の遺体に囲まれている状況で、レスキュー隊や医師に助け出されるシーンの精緻な描写は、読むだけで胸が痛くなる。 7月中旬から順次公開が始まり、現在は5章まで掲載されている。最近になって、ネットの各方面からぞくぞくとリンクを集めているようだ。
■ カナダのブロガー、ペットの亀と近所を散歩して写真付きで自慢
わが家では、ずーっと以前から、ペットとして亀を飼っている。体長30cmほどの、陸上に住む種類の亀だ。筆者が小学生のころから、見た目はほとんど変わらない。ずっと「かめ」と呼んでいて、名前を付けていなかったんだけれど、去年、mixiの日記で写真をつけて自慢するにあたり、あわてて「フォーマくん」と命名してみた。フォーマくんを庭に放すと、筆者の両親が大事に育てている芝桜の茂みに意外な早さで突入していき、葉を食い散らかすのがとても気に入っている。最近、「こいつを町内の散歩に連れて行ければうれしいのに」と思っていたところ、「Weekly Teinou 蜂Woman」からのリンクで、ほんとうに偶然に、飼っている亀と近所を散歩するカナダ人のブログに出会えた。このカナダの亀は、シロツメグサの花を食べるのが好きらしい。
■ 雑誌「Tarzan」元編集長のブログが炎上中
雑誌「Tarzan」の元編集長、及川政治氏のブログが炎上中だ。ことの起こりは、2ちゃんねるの「バス・バス路線板」の「バス会社に来たクレーム」というスレッドへのある書き込み。及川氏の奥さんが自転車で通行中に、江ノ電バスとトラブルがあったという。その後、謝罪に来た江ノ電社員の役職・氏名・写真を及川氏がブログに掲載してしまったというもの。及川氏のブログには、「池田小で子供殺しまくったんも、てめえんとこみてえな運転手やったのう。」など、刺激的な表現が多数見られることもあり、ブログの存在が知られると、あっという間に2ちゃんねるのあちこちの板にスレッドが立った。騒ぎになって以後、及川氏のブログは更新されていない(コメントはかなりの数が消された)が、2ちゃんねる管理人ひろゆき氏が自身の社長ブログで及川氏のブログにトラックバックするなど、祭りは収まる気配が見えない。「口は災いの元」と昔から言いますが、最近では「ブログは災いの元」となっている方が少なくないようで……。議論好きな方はともかくとして、平和にブログを楽しむためには、「世界中に公開されている」という事実をいつも忘れないようにしたいと思いました。
(編集部)
【2005/09/29】
■ 「一言カード」の大学生協「白石さん」、講談社より書籍出版
ネット通販などでサービス会社にWebから苦情を伝えると、微妙に的はずれの回答が返ってくることがある。係の人はろくに苦情を読まずにあらかじめ作っておいた文章をただコピペして返信してるんだろうなと思うと、妙に悲しくなったりする。あの大学生協の「白石さん」が書く手書きの「一言カード」がネットで大人気なのも、ひょっとしたらそんなことの反動なんだろうか。 28日朝のフジテレビ「とくダネ!」にも登場、「第2の電車男」といわれていた白石さん。番組中でも取り上げられていたけれど、「がんばれ、生協の白石さん!」によると、すばらしいことに、11月に講談社より書籍が発売されることが決まったようだ。今年3月ごろからネットで話題になり始めているから、それから約8カ月で書籍出版となったわけだ。できれば東京農工大学の生協で買いたい、という筆者の願いはたぶんぜいたくだね。
■ 「唯一神」又吉イエスさんの記録映画、上映が決まるも中止か?
選挙のたびにネットで話題になる人(というか神?)といえば、又吉イエスさんだ。先の衆議院選挙でも東京1区から立候補している。真っ先に聖地・アキバに現われて、すぐにあちこちのWebサイトに「腹を切って死ぬべきだ」「地獄の火の中に投げ込むものである」と演説する姿が紹介されていた。「又吉イエス非公式サイト」で23日、又吉さんのドキュメンタリー映画の公開が決定したとの告知を見た。報道コンテンツ制作サークル「山中工務店」が今年3月から半年がかりで製作した作品だ。告知では、10月に行なわれる青山学院大学の学園祭で上映の予定だったのだけれど、今日になって非公式ファンサイトに「大学側の都合により中止される可能性が高くなりました」と残念なお知らせが掲載されていた。作品の一部は、「山中工務店」サイトで視聴できる。
【2005/09/28】
■ 愛・地球博パビリオン備品のヤフオク出品者、(-1)と悪い評価
愛・地球博が25日に閉幕した。各国が運営したパビリオンで使われていた、備品がヤフーオークションに出品されている。いままでなら、まだまだ使えるのに廃棄処分されていたものが、一般にも入手の道が開けた、好企画だ。入札の終了時間まであと1日ほど。出品物を見て回ると、すてきなデザインのコーヒーカップセットとか、まともに買ったら高そうなソファーや電気スタンド、また無線LANカードや無停電電源、電話システム一式なんてものもあった。さて、オークションといえば、出品者の評価を見て判断するのが常識だ。というわけでここでも確認してみると、なんと(-1)。なぜだか4件だけすでに終了して落札者に評価されている物件があり、そのうち1件のみが「非常に良い」、1件が「どちらでもない」、そして2件が「非常に悪い」だった。ふつうだったら、こういう出品者には入札しないんだけれど……。
■ 「モリゾー&キッコロ」をこの際だから徹底的に組み替えてみる
始まるころには「愛知窮迫だ」などと言われてもいた愛・地球博。終わってみれば、ネットでの批判の声は小さくなっていた。大型博覧会では必ずある大混雑と、少々のトラブル以外では、皆さん楽しまれたようだ。愛・地球博のキャラクター「モリゾー&キッコロ」のパロディ「キリゾー&モッコロ」は、毎日新聞でも紹介された。体と顔のパーツを入れ替えてある画像だ。博覧会協会が黙認の姿勢をみせたことで、誰にも怒られることなく安心して(?)ネットに流すことができるようになった。いま、「AZ FLASH」のオーナー氏が製作したフラッシュコンテンツがネットで人気だ。顔のパーツや体の色など、クリックでいろいろなパターンにできる決定版だ。ちなみに、同じく「AZ FLASH」オーナー氏による「愛・地球博 エンディングFLASH」もおすすめ。
【2005/09/27】
■ 新機軸の癒やし系グッズらしいものをぞくぞく製作するブログ
最近のブログ界は少々停滞気味。プログラムで自動生成したような、アフィリエイトリンクのみの無意味なブログが無数に増殖していて、小粒でもキラッと光るブログが埋もれがちなのだ。そんな中、久々の大型新人が登場したんじゃないかな、多分そうだ、と思わせるブログと出会った。「ぁゃιぃ(*゜ー゜)NEWS」ほか多くの個人Webサイトからぞくぞくとリンクされ始めているのは、「2円以上、7円以下。」だ。オーナー氏がかなりの手間を掛けて製作したすてきな物体に、ブログで2円から7円の価値を付けている。いずれは癒やし系グッズと偽って高値で販売したいらしい。まずはブログを見てほしい。
■ 宮崎・高千穂鉄道が台風被害で廃線か? 存続を願うブログ
NHKの朝ドラマ「さくら」などを手がけた脚本家の田渕久美子さんはメールマガジンを発行している。不定期の発行で、田渕さんが多忙だと発行の間隔が数カ月も開いたりする。でも、毎回たっぷりめの分量が配信されてきて、楽しいメルマガだ。25日に届いた号には、ちょっと気になることが掲載されていた。宮崎県を走る「高千穂鉄道」が存続の危機に立たされているようなのだ。九州に猛威をふるった台風14号の被害で、全線で運行不可能な状況らしい。悲惨な被害状況は、高千穂鉄道の公式サイトでも確認できる。もともと収益が芳しくない状況だったので、廃線となりそうなのだ。この危機的状況を知ってほしいと動いているのが、「高千穂鉄道私的応援サイト」のオーナー氏だ。マンガ家の赤星たみこさんと一緒に、存続を訴えるブログを開設中。この月末には鉄道存廃の決定がなされるようだ。
【2005/09/26】
■ 「君が代」、iTMSのクラシック部門でランクイン
日本の国歌「君が代」。ご存じのとおり、いろんなめんどくさいことが絡んでいる曲だ。この「君が代」が、「GARAKUTA ICHI」の観察によると、iTMSのクラシック部門のToday'sトップソングに、以前からずっとランクインしているそうだ。本日昼に確認してみると、ランクは16位だった。 iTMSで君が代が数多くダウンロードされているということは、絵としては想像しづらいけれど、iPodで君が代を聴いている人が少なくないということだろう。念のために、はてなで政治思想抜きの条件付きでアンケートを採らせていただいたところ、「君が代」の好き嫌いはほぼ半々に分かれた。ちなみに、米国のiTMSで「national anthem」と検索すると、さまざまなアレンジの米国の国歌が10ぐらい、ぞろっと出てくる。米国人の国歌・国旗好きは特別なんだろうけれどね。
■ Webを表示した瞬間に、手書き文字認識機能が動き出すWebサイト
Webコンテンツで久々に鳥肌ものの感動をしてしまった。スラッシュドットで紹介されていた「Ajaxを使った手書き文字認識」のページだ。今どき、手書き文字の認識なんかどのPCにもあたりまえにインストールされている技術だ。でもこのWebページでは、Webブラウザで表示させるだけで、プラグインなどをダウンロードせずにすぐに使えるところがすごい。筆者の愛する「Google Maps」で使われている「Ajax」という技術で作られている。Webブラウザへの対応はIEだけではなく、Operaなどでもちゃんと動く。肝心の文字認識の性能は、枠いっぱいに正しい書き順で文字を書けば、ほぼ完璧だ。処理能力の貧弱なマシンでは表示の反応が遅いので、マウスで文字を書くのにまだるっこさがあるものの、最新のマシンなら使用にストレスは感じない。この先の応用がちょっと楽しみ。
【2005/09/22】
■ モナーにインスパイヤされた「のまネコ」? 違う名前で商標出願
モナーにインスパイヤされたというキャラクター「のまネコ」と同一と思われるキャラクターが、「米酒」の名称で有限会社ゼンより商標出願されていたことが判明しました。特許電子図書館の「商標出願・登録情報検索」画面で「米酒」でキーワード検索すると該当する1件、「商願2005-069972」がそれ。企業がキャラクター商品を出すにあたって商標出願するのは、当然と言えばそうなんですが。根本的に、キャラクター商品というものは消費者に愛されなければ商品としての価値がないわけで、そのあたりを踏まえつつ今回の経緯を見ると、どう見てもうまいやり方とは思えなかったりするのですが。ちなみに経緯をご存じない方は、こちらの弊誌記事をご参照ください。
さておき、のまネコ問題をウォッチしているうちに、のまネコにインスパイヤされて新たなキャラクターをThinkPadのトラックポイントで3分で描いてみちゃいました。「キレぬこ」と命名。表情や持っているアイテムでオリジナリティを付加しています。INTERNET Watchのマスコットキャラクターとして、「バット」の名称で商標出願する予定です(嘘)。
(編集部くどう)
■ 2ちゃんねる恒例(?)閉鎖危機発生! 今年はニュー速VIPのみ
2ちゃんねるでは、なぜだか毎年夏になると「閉鎖」の騒動が起こる。何回かあった閉鎖騒ぎの中でも有名なのは、2001年の夏に起こった、Webサーバーの能力不足が理由の閉鎖危機だった。毎年大騒ぎをして、結局、秋頃には平穏に戻る。もっともここ2年ほどは、ひろゆきさんの懐具合が向上したせいもあるのか、閉鎖騒動はなかったはずなんだけれど、今年はそろそろ涼しくなった今頃になって起こった。場所は、2ちゃんねるの中でも異彩を放つ、ニュー速VIP板。猛烈な数が日々開設されるスレッドの数に、どうやらサーバーのソフトウェアが耐えきれなくなってしまったらしい。2ちゃんねるの運営側は「改造するのは技術的には可能だが、面倒なのでやらない」「やりたい奴いたら」と、少々投げやりにソフトウェアを改善するボランティアを募集中だ。詳細は、まとめサイトにて。
■ 本来は赤……世界で唯一? 緑色のコカ・コーラ特注自動販売機
日本のどこにでもある、自動販売機。こんなに大量に設置されている国は世界でも珍しいらしい。もっとも、便利ではあるけれど、目障りに思えるときもある。ボディが看板を兼ねているから、赤だの黄色だの、原色の目立つ色でペイントされていて、たいていは周囲にとけ込んでいない。最近、ネットでちょっと話題になっているコカ・コーラの自動販売機がある。「ケ・セラ・セラ」9月17日付で紹介されている、福岡市の花屋さんの店先に設置されているマシンで、本来は赤のボディが緑色をしているのだ。その花屋さん、自動販売機の営業さんが来たときに、「ウチは花屋だから赤は似合わねぇ、緑にするなら考えてもいい」と無理をいって断ったらしい。ところが営業さんはさっそく緑色の販売機を特注して作ってしまったようだ。花屋さんもこれでは断れない。
【2005/09/21】
■ ヨドバシカメラが覆い被さる小さな茶色いビルが気になる
聖地アキバに巨大なヨドバシカメラがオープンした。筆者も行ってみたら、ものすごい大混雑でたまげた。入り口近くの若い店員さんに「玄人志向のコーナーはどこですか?」と尋ねて場所が判明するまでに約3分、2階奥にある現場に人混みをかき分けつつたどり着くまでに約10分もかかってしまった。さて、ネットで注目されていたのは、ヨドバシの角にある小さな茶色いビルだ。このビルには東京都青果物商業協同組合の本部がある。ヨドバシが着工されるずいぶん前から建築されており、神田市場があった頃の名残といえる建物だ。JRの駅方面から行くと茶色のビルは見えないのだけれど、反対方向からだとヨドバシの巨大なビルが覆い被さるように作られているのがとても気になるのだ。その様子は「Nyao's Funtime!!」で詳細に見られる。どういう経緯でこうなっちゃったのか。
■ 2年連続赤字の浜松オートの存続は!? ネットで署名受付開始
競馬や競輪、オートレースなどのいわゆる「公営ギャンブル」。筆者の2、3回の経験では、やってみると意外と楽しい。レース場は昔は汚かったそうだけれど、いまはキレイに整備されているし、広々とした開放感はすがすがしいほどだった。ただ、地方の公営ギャンブルは最近、どこもかしこも収益が悪化しているらしい。ポータル大手と提携してネットから投票できるようにしたり、客集めに工夫するニュースも頻繁に目にする一方で、レース場を閉鎖するところもある。「車で旅打ち!Blog」で知ったのだが、浜松オートの閉鎖が検討されているそうだ。存続を願う署名活動が19日から始まっており、サイトからも署名可能だ。Webサーバーからの情報漏洩が気になる人には、用紙を印刷して郵送する方法もある。
【2005/09/20】
■ 予約数が足らずにポシャった「1チップMSX」が新仕様で再出発?
かつての名機PC「MSX」のハードウェアを現代に甦えらせた「1チップMSX」の予約での販売企画が8月にあった。5,000台以上の予約があれば生産する条件だったんだけれど、結局予約数は3,400余りに止まり、生産されずに終わってしまった。もっとも受注が始まった当初から、ネットでは「MSX1ではなくMSX2でないと」とか「スロットが1つでは足らない」とか「値段が高すぎる」とか不満の声がかなり多かった。このままポシャってしまうのかと思っていたら、どうやら出直してもう一度発売する計画らしいのだ。「ととろぐ」のオーナー氏が、この週末に開催された「東京ゲームショウ2005」で取材したところによれば、当初からMSX2にして、スロットも2つ、ゲームを内蔵する可能性もあるとのこと。値段は変わらないけれど、ネットでの批判の主だったものをすっかり取り入れているだけに、今度こそ販売にこぎ着けられるか?
■ 愛知万博「モリゾー&キッコロ」画像が微妙に改造されて出回る
社会に大きく影響を与える事件が起これば、新聞各社が一斉にニュースを報じる。でも、そこまではいかない、街ネタなどと呼ばれる話題を複数の新聞で取り上げることはそんなにあることではない。 asahi.comで19日の朝、20日の昼には毎日新聞が取り上げたネタが、「キリゾー&モッコロ」だった。愛知万博のマスコット「モリゾー&キッコロ」の顔を入れ替えたキャラクターのことだ。誰かが作った画像がネットで出回っているようだ。こういう画像が作られて、広く出回るのは愛された証拠だろう。開幕当初は猛烈な批判がネットで渦巻いた愛知万博だったけれど、閉幕まであとわずかの今では多くの人に受け入れられたというところか。
【2005/09/16】
■ 星1万個が驚きの2,200円! メガスター譲りのプラネタリウム
8月26日の夜にフジテレビで放送されたドラマ「星に願いを」は、なかなかの佳作だった。高性能プラネタリウム「メガスター」の大平貴之さんをモデルにしたキャラクターが主人公だった。テレビドラマをふだんはあんまり見ない筆者でも、これだけはちゃんと太陽誘電のDVD-Rで保存してある。その大平さんと学研が準備に3年もかけたという、家庭用のプラネタリウムが、9月26日発売の「大人の科学」の付録として発売になる。メガスターや、家庭用のホームスターとは違って、学研版はピンホール式だ。ドラマを見た人ならおわかりだろうけれど、ピンホール式は構造が簡単で誰でも作れるものだ。ただし、学研版はピンホール式とは思えない、1万個もの星が投影できる高性能なのだ。価格は税込2,200円と超安価。これなら階段の踊り場や押し入れ、トイレなど家じゅうに設置しまくれる! と思ったら、学研のWebページにもうそんな用例の写真があるのね。
■ ドイツ・ゾーリンゲン製手作り「100徳ナイフ」の値段は126万円
iPod nanoのような、小さなサイズの中に、細かい仕組みを詰め込んである、そんなガジェットに心惹かれる。そもそも、高密度で回路を集積した半導体だって、便利なマシンで生活向上、なんてことより以前に、小さな面積に電子回路をやたらと詰め込むことにまず魅力があったんじゃないかと思ったりする。「ジャンク☆ニュース臥龍」などあちこちからリンクされていた「100徳ナイフ」を見ると、そんな思いが浮かんでくるのだ。 Webページにある写真は、まるで観賞用の菊の花だ。よくあるアーミーナイフでおなじみの、ナイフやはさみ、ドライバーあたりはもちろん、コルセットのひもを締めるフックやら、馬の蹄鉄の泥落としやら、日本では使う人がほとんどいないようなものまで、全部で100種類のツールを内蔵している。税込126万円の値段は果たして高いのか安いのか。
【2005/09/15】
■ 自民党26歳新人議員、開票中に2ちゃんねるに投稿していた!?
今度の総選挙は、自民党の圧勝で終わった。比例の東京ブロックでは票を集めすぎて、名簿に登録した候補では足りなくなるほど。南関東ブロックでは、名簿順35位の杉村太蔵さんが当選している。 26歳。北海道出身で、筑波大学中退。証券会社の社員になったばかりだったという。自民党の議員候補の公募に受かって立候補となったものの、asahi.comの記事によれば、ご本人もまさか当選するとは思っていなかったようだ。ところで、杉村さん本人を名乗る、2ちゃんねるへの投稿を発見してしまった。時は、開票の真っ最中。テレビでの速報で当確が打たれる直前には「マジでいまガクガクしてます」、当確が出た直後には「ひゃー ありがとうっございあいさた」と誤入力でぼろぼろなのがとてもリアルだ。もっとも、本当に本人の投稿かどうかは未確認なので念のため。
■ ゲームの中なら当選!? 「人生ゲーム」のライブドアバージョン
自民党の圧倒的勝利で終わった第44回衆議院選挙。広島6区では国民新党の亀井氏に対抗してライブドアの堀江社長も立候補した。結果は惜しくも落選だったけど、ゲームの中なら“当選”できるかもしれない。ライブドアとタカラがコラボレーションした「人生ゲームM&A ライブドア スペシャルエディション」では「美人社長秘書が仲間になる」「幻のフェニックスグッズが大ヒット! 400億もらう」などのマスのほか、「衆議院選挙に出馬! 攻撃カードを2枚取る」なんていうマスもあるらしい。このスペシャルエディション、9月23日から3,780円で発売する。1,000個限定販売なので気になる人は予約しよう。
(編集部)
■ 欧州で不気味な流行……深夜のサイレント・ダンスパーティ
以前、当欄で紹介したWebサイト「PRANGSTGRUP」の中に、「SILENT DANCE PARTY」というネタがある。夜の屋外で大勢の男女が集まって、音楽なしでダンスパーティをしているのだ。露出度の高い服装で、うねうねと体をくねらせるのは動画で見る分にはおもしろい。ただ、現場で遭遇したら、相当不気味だろうと思う。PRANGSTGRUPの方は冗談なんだけれど、CNNによると、オランダのアムステルダムでは本気でこんなパーティを実施しているらしいのだ。参加者はコードレスのヘッドホンを装着する。電波で送信される音楽を聴いて踊るようだ。オランダのほか、ベルギー、スペイン、イタリアなどヨーロッパ各地ですでに実施済み。夜遅くに近所迷惑にならないようにとの配慮から始まったようだけれど、これは不気味だ。
【2005/09/14】
■ あの「探偵ファイル」が無料ブログサービスをまもなく開始
危険な内容の記事を次々に掲載していることで知られるサイト「探偵ファイル」が、15日からブログサービス「Blog探偵」を開始する。すでに無数のブログサービスがある今、ずいぶん遅れての参入となる。探偵ファイルの記事を読んでみると、既存のブログサービスに比べて機能が特に優れているとも思えない。ところが、ネットの評判を見て回ると、この「Blog探偵」に注目する人が意外と多いのだ。どうも、既存のブログサービスに対する不満が高いためらしい。サーバーの能力が会員増加の高負荷に耐えられず、使い勝手が悪くなっていたり。アフィリエイトリンクの掲載に制限があったり。また、過激すぎる内容の記事を書くと、運営会社の手によって予告なにブログの公開が停止されることもある。「Blog探偵」ではこのあたりの不満を吸収してくれそうだという期待がネットユーザーにある。さて、今後どんな展開になるか。
■ iPod nanoをやめたいあなたに、おすすめのペーパークラフト
米国で開発された最強のクレジットカード攻略マシン「iPod nano」が出現した。この最新マシンの危険な特徴は、購入後の運用で、iTMSと深く結びついているところだ。超コンパクトな超すてきなマシンで、すてきな音楽を歩きながら聴く。そんな自分の姿を想像するだけでうっとりしてしまい、手が勝手にiTunesの購入ボタンをクリックしまくるようになる。クリック破産の危険から身を守るための防御策が、「Going My Way」で紹介されていた。ダイエットするのにこんにゃくやゼリーなどで食欲をごまかすように、iPod nanoの実物大ペーパークラフトで所有欲を散らそうという作戦だ。ネットで公開されているPDFファイルをダウンロードして、プリンタで印刷して組み立てる。超すてきなiPod nanoとはいえ、形状は直方体だから、組み立てるのは簡単。ただし、この回避策を実行しても、いずれ買うことになるとは思う。
【2005/09/13】
■ 開業した香港ディズニーランドの狭さをGoogle Mapsで確認する
香港ディズニーランドが12日、オープンした。現地にはさっそく、大勢のゲストが殺到しているようだ。ところが、毎日新聞によると、面積が東京ディズニーランドの半分以下で、アトラクションの数が少なく、批判が出ているという。公式サイト(開いたとたんに音楽が鳴り響くのでご注意)の地図を見ると、若干小規模の印象だ。Google Mapsで確認してみると、画像は、まだ工事中でさら地の状態だけれど、アトラクションが建設されている場所は十分想像できる。海に囲まれていて、東京ディズニーランドと立地がよく似ている。香港と日本の画像を同じ縮尺にして見比べると、香港の面積はやはり狭い。ちなみに、世界中のディズニーランドファンのあこがれ、米フロリダ州にあるディズニーワールドは、香港や日本のディズニーランドと比べるのがいやになるほど巨大だ。
■ テクノラティの検索語1位に登場した「ホワイトバンド 詐欺」
最近流行の、ゴム製の白い腕輪。「ホワイトバンド」というそうだ。欧米でも流行しているらしい。値段は300円。Webサイト「ほっとけない 世界のまずしさ」によると、「貧困をなくそう! という思いを表すシンボル」なんだそうだ。このWebサイトでは、トップページを表示させるたびに、ホワイトバンドをつけた有名人が次々に現われる仕掛けになっている。さて、ブログ検索サイト「テクノラティ」の「過去12時間で最も検索された話題」のランキングでは、発売されたばかりの「iPod nano」や、惜しくも落選してしまった「ホリエモン」など、他のホットな出来事を押しのけ、ここしばらく「ホワイトバンド 詐欺」がトップだ。ホワイトバンドの売上が募金ではなく活動費に使われることがその理由らしく、「インスパイヤ」騒ぎの裏で、日本のホワイトバンドへの批判もネットに静かに広まりつつあるようだ。ただし、賛否両論はあっても「詐欺」というわけではないから、「ホワイトバンド」だけで検索して、数多くのブログを読むのをおすすめする。
■ 東映映画「北京原人 Who are you?」のDVDが12月に発売予定
アニメの名作「∀ガンダム」が発祥らしいのだけれど、「黒歴史」という言葉がある。葬られた歴史、触れることが許されない過去の事実をいう。ネットでは転じて、「できれば葬り去りたい過去」のことも「黒歴史」という。ここで、東映が1997年に公開した映画「北京原人 Who are you?」のDVDが発売することをお伝えしたい。日本では時々、巨額の資金をつぎ込んだ超大作映画が、驚くような不入りになることがある。「北京原人」は当時、製作費が20億円以上と伝えられていた。テレビなどで大々的に宣伝されても、見事な不入りになった作品だった。この伝説の映画が、12月にDVD化されるのだ。あまりにも評判が悪かったので、筆者は当時見てないのだけれど、片面2層・ニュープリントマスターの高画質DVDで、年末にはぜひ鑑賞したい。
【2005/09/12】
■ 「藤岡弘、隊長のCDを1位に」スレッド、投稿70で過去ログ行き
「インスパイヤ」の大騒ぎのさなか、2ちゃんねる「ニュー速VIP」板に開設されたスレッド。タイトルは「ちょwwww藤岡弘、隊長のCD一位にするぞwwwww」だ。今月21日に発売の、藤岡 弘さんのCD「愛こそすべて 合掌、」をみんなで買おう、と呼びかけていた。藤岡さんといえば、いうまでもなく初代仮面ライダーで、最近は探検隊長として有名な俳優だ。ニュー速VIPは2ちゃんねるの中でも投稿の数が多く、スレッドの入れ替わりが激しい掲示板だけに、このスレッドも特に注目されることもなく、コメント総数が70で過去ログ倉庫に格納されてしまった。「VIPPER.orz」でスレッドの要点が読める。また、藤岡さんの男らしい歌唱は、レコード会社のWebサイトで試聴可能だ。ちなみに、スレッドにあるCDの価格は間違いで、正しくは税込み2,000円。アマゾンなどで予約受付中だ。
■ 「モナー」などのAAに“インスパイヤ”されて「ノマーネコ」誕生
2ちゃんねるのサーバーなどを運営する株式会社ゼロが、新キャラクター「ノマーネコ」のマウスパッドを発売した。エイベックスらの「のまネコ」に微妙に似ているノマーネコだが、ゼロによると「モナー」などのアスキーアート(AA)に“インスパイヤ”されて「新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したもの」だという。なにやら聞き覚えのある言い回しだ。さて、このノマーネコのマウスパッド、お値段は877モリタポ(1モリタポは0.1円)。300枚の限定販売で9月12日12時現在で残り292枚となっている。
[追記]12日20時現在、マウスパッドは完売となっています。
(編集部)
【2005/09/09】
■ 映画「仮面ライダーヒビキ」のブログに、テレビ版への苦情殺到
3日から公開の東映映画「劇場版 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼」がヒット中だ。「MovieWalker」の興行ランキングを見ると、3日から4日の集計でランキング3位。本来は子ども向けのタイトルなのに、夏休みが終わった後の公開という不利な条件でこの成績だからすごい。この映画の公式ブログに、コメントが殺到している。ところが、ほとんどのコメントが、映画についてではなく、テレビ版についてのコメント。4日に放送された30回の内容についてのクレームなのだ。この回からスタッフに異動があったらしく、作品の流れがすっかり変わってしまったらしい。これだけ熱心なファンをつかんでいるのなら、映画のヒットもうなずける。
■ 飯島愛、株のデイトレード体験を書くブログを開設
テレビタレントとして独特の位置をキープしている飯島愛が、8日にブログをオープンした。ブログのテーマは、株取引だ。Macユーザーの飯島さんが、ライブドア証券でデイトレードしている様子をブログに書いているのだ。しかも、トラックバックを受け付けているだけでなく、コメントも自由に書き込めるオープンな設定になっているので驚く。すでにある3つの記事のコメント欄には、「ゴーストライターじゃないのか」などとかなり厳しいことも書かれている。「楽天証券のほうが安いですよ」なんてコメントもあるが、ライブドア証券的には想定内のことなのかどうか。これから何が起こるのか、注目のブログだ。「ネットシネマ」のコンテンツ「穴2」のページでは、テリー伊藤氏との株取引に関する対談の動画も見られる。
【2005/09/08】
■ 100円ショップで買える品物を使って、実験を繰り広げているサイト
100円ショップにはいろんなものが置いてある。プラスチックケース、ボールペン、入浴剤に消臭剤。生鮮食料品を置いている店もある。最近はLANケーブルすらあったりする。キーボードまでは見かけないけれど、そのうち扱いそうな気もする。100円ショップで買える品物を使って、いろんな実験をしているサイトを「BBNews」で紹介していた。100円ショップにある園芸用のプレートで「ボルタの電池」を作るあたりは、そのまま夏休みの宿題にも応用できそうだ。黒いビニールをぴんと張って、声で模様を作るのは、ひょっとすると心を癒やすツールになるかもしれない。そしてなんといっても、タワシと電動マッサージ器を組み合わせて動かすのがダイナミックでおもしろい。
■ ノートPCを起動する音を、カスタマイズしすぎて起こった“惨劇”
PCを操作して、ダイアログボックスが出たり、メールが到着したりするときに音が出る。操作には音は必須ではないし、どうでもいいようなものだけれど、音を消してしまうととても寂しい。もう、空気のような存在になっている機能だ。この音は、自由にカスタマイズできるから、どこかから音声ファイルを入手して、入れ替える遊びも楽しい。特に起動時に流す音は、時間が長めだからいろいろといじれておもしろい。ただし、外出に持ち出すノートPCではちょっとだけ気をつけたほうがよさそうだ。最近、あちこちのブログなどで紹介されていた、「PRANGSTGRUP」で公開している図書館で撮影されたらしい動画。ノートPCを持ち歩く人なら、これをみて笑いながらも背中に冷たいものを感じるだろう。トップページからは、ほかにも笑える動画が
公開されているので、必見だ。
【2005/09/07】
■ おならのにおいと音を消す、画期的なパンツのネット販売開始
おならがしたくなる。満員電車の中とか、5人乗りぐらいのエレベーターとか、お客さんとの打ち合わせが長引いている狭い会議室とか、ここで放屁したら絶対ににおいがこもるなと、想像してしまうときに限っておならがしたくなる。そんなときでも思う存分おならができたら、どんなに気持ちがいいことか。体質でおならが出やすい人もいるから、人前に出るのがおっくうになるなど、深刻な問題にもなる。今日からネットで画期的な商品が販売開始、という情報を得た。「ガスメディックパンツ」という。おしりの部分に、おならのにおいと音を吸収するフィルターが装着されているパンツだ。おならのにおいと音を消す効果はかなり高いらしい。ただ、税込で1枚9,800円とかなりお高いし、手入れも手洗いが必要だったりして面倒そうなのが難点。
■ トマトに砂糖かけて食べる? ネットで流行する「食べ方表明」
ブログやmixiの日記などで、しばらく前から「バトン」が流行している。好きな音楽とか、本とか、あるテーマに従って、簡単な設問がいくつかある。これに答えてブログなどで公開するときに、次に答えてほしい人を何人か指名するのがしきたりだ。ネズミ講のような仕組みであっという間に広まるから、副産物として、おもしろい流行が生まれることがある。最近出回っているのは目玉焼きや納豆、冷や奴、餃子などに、どんな調味料をかけて食べるか、という「調味料バトン」だ。このバトンに「トマト」の設問があって、「砂糖をかける」と回答している人が非常に多いのだ。「きもちわるい」とか「トマトは塩だろ!」と言われた、という経験をしている人もまた多い。偶然にも「Excite Bit コネタ」の5日付の記事で、トマトに砂糖やしょうゆをかけて食べる記事を掲載していて、この記事を取り上げるブログもまた多く、「トマトに砂糖」の流行をさらに加速していた。
【2005/09/06】
■ NHK「紅白歌合戦」で聴きたい曲を投票するWebサイトがオープン
NHKの受信料を払わない世帯が増えているらしいけれど、筆者宅ではしっかり払っている。朝の連続ドラマと大河ドラマ、7時のニュースにのど自慢、BS2の映画に、眠れない夜の「ラジオ深夜便」、地震が起こるとすぐテレビを1チャンネルに合わせたりと、家族じゅうでNHKを活用しまくっているので、受信料の支払いにも抵抗がないのだ。そんなNHK漬けの家庭にとって最大のイベントは、年末の「紅白歌合戦」だろう。たとえ紅白を見てない人でも、出演者が誰なのかは気になるはずだ。6日に、視聴者が紅白で聴きたい歌に投票する「スキウタ」のWebサイトがオープンしている。過去60年間にヒットした600曲のリストがあるので、たとえば、「曲名から選ぶ」で「あ行」を選択すると、たちどころに「愛のメモリー」が出てきてワンクリックで投票できる。「ハッピー☆マテリアル」のようにリストにない曲も投票可能だ。
■ 壊れたHDDにLEDの点滅を組み合わせて「光の針」の時計を作る
時として気に障る、うんうんうなるPCの動作音。冷却ファンやらDVDドライブやら、モーターがいくつか入っているために発する音だ。 HDDは密閉されていて、中身が見えないのだけれど、「プラッター」と呼ばれる内蔵の円盤は1秒間に100回程度のものすごい勢いでぐるぐる回っている。「Fresh News Delivery」によると、壊れたHDDを時計に工作した人が「Hard Drivew Clock」と名づけてWebで公開している。円盤の高速回転はそのまま。 HDDのふたを開いて、何枚か内蔵されている円盤のうち、一番外側に1本の切り込みを作る。制御用の超小型コンピュータで切り込みの位置を検出して、照明用のLEDをタイミングよく点滅させる。これで、時分秒の3本の「光の針」が浮き出てくる仕組みだ。メカ好きにはたまらない美しさは、動作中の様子を撮影した動画ファイルを見るとわかる。
【2005/09/05】
■ 2ちゃんねる専用ブラウザを「イライラ棒」にする新しい遊び
「モナー」だとか、「ギコネコ」だとかの「アスキーアート」は、文字が持つ本来の意味をほとんど無視して、文字の形を絵のパーツとして使うものだ。そんな、もともとの使用法から大きく逸脱して、新しい用途で広まるのは、ネットではよくあることだ。さて、2ちゃんねらーの間では「専用ブラウザ」というソフトウェアが普及している。このソフトの新しい使い方を、ある2ちゃんねらーが発明していた。テレビ番組発祥で、ゲームにもなっている「イライラ棒」ができるのだ。専用ブラウザには、ある発言にコメント(レス)をつける「アンカーリンク」を自動的に検出して、マウスポインターでさわるだけで元発言をポップアップする機能がある。このアンカーリンクで迷路が作られており、マウスポインターでゴールまでなぞってポップアップを出したら負け、というルールだ。コツは、I字に変化したカーソルは、下から4分の1ほどのやや右側に検出点があると知っておくことだ。
■ テレビ朝日「内村プロデュース」番組継続運動に6,000人の署名
テレビ朝日の深夜番組「内村プロデュース」が、9月いっぱいで終了するそうだ。内村光良さんが「プロデューサー」として登場する番組で、2000年4月にスタート。若手のお笑い系タレントの皆さんが大挙して登場、笑いで互いに火花を散らす。Wikipediaには、この番組についてのめいっぱい充実した解説があるので必見だ。8月末に番組終了のニュースが発表されると、ネットのあちこちで残念がる声が上がっていた。この多くの気持ちを受けて、「内村プロデュース番組継続署名運動」が始まっている。8月29日に開始されて、5日15時46分までに5,947人分もの署名を集めている。締め切りは本日5日の深夜24時。番組が終わるまでにテレビ朝日に届けたいとの発案者の意向から、募集期間が短いのだ。賛同する人は今すぐ急いでWebサイトへ。
【2005/09/02】
■ 最高裁裁判官国民審査にキチンと参加したい時に読むWebページ
来週の日曜日、11日は衆議院議員選挙の投票日だ。忘れがちなことだけれど、衆院選での投票所では、最高裁判所裁判官の国民審査もあわせて行なわれる。渡される投票用紙には最高裁裁判官の名前が並んでいて、名前の上には「×」を書き入れるための空欄がある。審査を受ける裁判官のプロフィールは、選挙公報に載ってはいるんだけれど、マスコミの報道はほとんど何もないし、審査をするといっても、議員候補とは比べものにならない情報量の少なさだ。便利なサービスがいまも次々と誕生しているインターネットには、こんなときにもとても役立つWebページがある。「2005年9月11日『最高裁判所裁判官 国民審査』に、キチンと参加したいあなたへ」がそれだ。「司法脱線ブログ『法治国家つまみぐい』」のオーナー氏による労作だ。今回の国民審査を受ける、6名の裁判官について、関わった裁判や報道での発言をまとめている。これをひととおり読んでおけば、意味のある審査ができそうだ。
■ メイドさんが部屋を掃除してくれるサービスが「ようやく」登場
昨日の当欄では、メイドさんの美容室を紹介したけれど、メイドさんの新しいサービスがほかにもあった。メイドさんが出張して、部屋を掃除してくれるという。「おもトピ」からリンクされている公式Webサイト「プチクリーニング萌え」がそれだ。料金は1万円で、掃除の時間は50分間。メイドがらみで次々と新手の商売が出てくるようだけれど、改めて考えてみれば、メイドが部屋の掃除や片付けをするのは当たり前のような気がするので、「ようやく実現した」というところなのかもしれない。ただ、女の子のコスチュームに、体操着やらセーラー服やら、看護服、バドガールなどが選べるようになっていたり、取材したマスコミが「ナイタイ」だけだったりするのが、少々気になるところだ。
【2005/09/01】
■ 聖地アキバに、メイドさんの美容室「モエシャン」オープン予定
津波のような「萌え」の流れはとどまるところを知らず。「MOON PHASE 雑記」によれば、落語をテーマにしたテレビアニメの制作が決まったそうだ。落語芸術協会の協力で、清純派美少女の主人公と、桂歌丸師匠夫妻や三遊亭小遊三師匠の絡みも登場することになるかもしれない。一方で、変化が激しい“萌えの聖地”アキバでは、メイドさんの美容室がオープンするようだ。公式Webが「ぬるヲタが斬る」からリンクされていた。店の名前は、「モエシャン」。美容師さんがメイドのコスプレをしているようだ。サービスと料金の一覧ページを見ると、カットとシャンプー、マッサージ、ブローの「すっきりカットコース」が5,000円と、一般の美容室とそんなに変わらない。でも、「2ショット撮影」1,000円のあたりが普通の美容院とはひと味違う。オープンは9月7日。
■ あてになるレビューが多いアマゾンで、妙なレビューがついた商品
いまさらだけれど、アマゾンのレビューが充実していておもしろい。なにしろ、書籍などの商品を、お金を払って買った人の心の叫びが詰まっているのだ。買う気マンマンでページを開いて、酷評ばっかりだったので購入をやめてしまったことは何度もあるし、なんとなくさまよって開いたページで、レビューが絶賛ばかりだったときにはあわてて購入ボタンを押したりしたこともあった。「everything is gone」で、そのレビューが妙なことになっている商品を紹介していた。それは、「着用式乳房検診シミュレーター」だ。価格は18万円あまり。たぶん、医師のたまごが、乳ガンなどを検診する練習に使う器具なんだろう。ところが、レビューには「揉みやすくていいです」とか「美乳です」とか、「俺もう一生結婚できなくてもいいや」などとある。いったいどんな視点からのレビューなのやら……。
■ livedoorに謎のカウンター、「9月5日に何かが起きる」!?
最近では堀江貴文社長が衆院議員選挙に立候補するなど、話題には事欠かないライブドアだが、ポータルサイト「livedoor」トップページに謎のカウンターが設置された。1日16時30分現在「03 DAY 20:30:00」と表示されており、刻一刻と数値が減少している。逆算すると5日の13時ごろにゼロになるはずだが、何の説明もなく、マウスオーバーすると「このカウンターに関するお問い合わせはご遠慮ください」と表示されるのみ。ライブドア広報に問い合わせたところ、「何か仕掛けがあるらしいが『5日にトップページで何かが起きる』としか伝えられていない。広報部でも困っている」と情報不足に苦慮している様子だ。果たして何が起こるのか!?
編集部
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