【2006/02/28】
■ 1年前に発売され現在は品切れの商品が発掘、「欲しい!」の声
以前流行したもの、今ではすっかり忘れ去られたものや、登場してもあんまり注目されず、人知れず消え去っていったものが、ネットで突然注目されることがある。画像掲示板の「pya!」に、とある「文鎮」が掲載されていた。形がドラゴンクエストに登場する「はくれメタル」そっくり。当然、コメントに「欲しい欲しい!」とたくさんの声が上がる。これは、スクウェア・エニックスがちょうど1年前に発売した「ドラゴンクエスト メタリックモンスターズ」の中の1つのようだ。残念ながら、現在は品切れで、入手はやや難しそう。購入した人は、そうとう自慢できそうですよ。
■ はてなの実験サービス“ワンワンワールド”で渋谷に集合する謎
はてなが始めた、実験的サービス「はてラボ」。その中の1つ、「はてなワンワンワールド」が人気だ。これは、Googleマップの地図表示と組み合わせ、「犬」になりきって街の中を歩き回る、ちょっと風変わりなチャットだ。なぜだか常習性があって、忙しいというのについ眺めてしまう。クリックひとつで、ともだちリストに登録できるのが、ちょっとだけSNS風だ。犬だから、つながったり、つながるのをやめたりすることにあんまり悩まなくて済む。おもしろいのは、なぜか渋谷駅前にいつもたくさん人が、いや、犬が集まっているのだ。折り重なるように集合してしまっているから、発言が読めなくなるほど。皆さん、忠犬ハチ公のつもりなんだろうか。
【2006/02/27】
■ 2ちゃんねらーが人気の“ニンテンドーDS Lite”独占先行入手!?
かつて日本が貧しかった数十年前のことだ。ピアノが欲しくても買ってもらえなかった少女が、ボール紙に手書きした鍵盤で演奏の練習をする光景があった。今では考えられないことだけれど、ほんのちょっと昔にはよくあったのだ。欲しくても手に入らないものといえば、今は「ニンテンドーDS Lite」だろう。まもなく発売なのだけれど、現行機種「ニンテンドーDS」ですら超品薄の状態。さらに、ボディーのカラーバリエーション3色のうち、2色の発売が3月11日に延期となってしまった。そんな中、ひと足早く「ゲットしたおwww」と自慢する2ちゃんねらーが現われた。ログは、「ニュー速クオリティ -VIP-」にある。画像付きで自慢しまくりだ。まとめサイトまでできている。
■ モーグルの金メダリストに、スパムソフト販売で荒稼ぎの過去!?
トリノオリンピックで日本選手が獲得した金メダルは1つだけと、少々残念な成績に終わった。ただ、ここで取り上げる話を知ると、「金メダルなんかいらない」と思うかもしれない。「モーグルとカバとパウダーの日記」で知ったのだけれど、なんと、金メダリストにスパマーだった過去があったという。オーストラリアのモーグル選手、デール・ベッグスミスがその人で、スパムソフト「AdsCPM」で売り上げた金額が数百億円だというからすごい。「Spam Kings Blog」によれば、1日あたり2,000万ポップアップを供給していたという。スポニチアネックスによれば、「スキー費用を稼ぐため」に“インターネット関連企業”を設立したという。かつてはカナダにいたのだけれど、事業に熱心になりすぎてワールドカップに出場させてもらえず、やむなくオーストラリアに移住したとのことだ。カナダは現役の有力スパマーを代表選手に選ばなくてよかった、というべきか!?
【2006/02/24】
■ 苫米地英人さんがホリエモンメールに対し「わたしの知財」と主張
なんだか妙な事になってしまったホリエモンメールの一件。永田寿康議員はやっぱり、国会中に折り鶴を折っている姿が「衆議院TV」で流れてしまったことの巻き返しだったんだろうか。それはともかく、この騒動でホリエモンがメールの末尾に著書の宣伝を入れていたことが取り上げられていた。これにつっこみを入れたのは、オウム真理教の信者の洗脳を解いたことで知られる苫米地英人さんだ。苫米地さんのブログによると、メールの署名に広告を入れることは「私の知財」なんだそうだ。さっそく調べてみると、苫米地さんが発明者となっている特許は38件。そのうち「電子メール署名を用いたプログラム配信システム」が該当するようだ。ただ苫米地さんが出願したのが2001年で、その頃にはメールソフトの機能を使ってフッターに自分に関係する広告を入れるのは当たり前だったような気もする。特許にまるで素人の筆者なんだけれど、ホリエモンのメールはこの特許に果たして抵触するんだろうか。
■ 低価格NASキット“玄箱”とOpenPNEでSNS開設
会員数がすさまじい勢いで増え続けているSNS「mixi」。聞くところによれば、毎週のようにサーバーを増設しているそうだ。それでも、アクセス急増には耐えきれないようで、夜になると表示の反応が遅くなったりする。一方で、小さなSNSを立ち上げる動きも相変わらず活発だ。レンタルサーバーにオープンソースの「OpenPNE」をインストールするのもおもしろいんだけれど、どうせなら自宅サーバーでもっと秘密っぽくやりたい! という人に耳寄りな情報。「大阪てきとー日記」で、「玄箱」にOpenPNEをインストールする方法が公開されているのだ。玄箱は1万円台で買える、ハードディスクをネットワーク接続するキットだ。こんな秘密基地作りもおもしろそうだ。
【2006/02/23】
■ PSE法問題で、経済産業省の谷みどりさんのブログが炎上、閉鎖
電気用品安全法(PSE法)問題。mixiのコミュニティのいくつかでは、PSE法問題を知らせたい人がトピックを立てて頑張っている。ところが、コミュニティ本来のテーマとはずれてしまう話題だから、コミュニティのほかのメンバーにスパム扱いされ、きつい批判のコメントがついていたりする。一般人がネットで広報するのはなかなか大変だ。さて、このところ静かだったブログ界で、久々に大型の炎上があった。ブログの主は、経済産業省の消費経済部が職場だという、谷みどりさんだ。PSE法の総本山からのブログ開設だ。一応、谷部長の私的なブログとなっているんだけれど、いくつかの記事でタイムスタンプが勤務時間内だったりもするので、半公式ぐらいなのだろう。PSE法の記事には現在、1,200件を越えるコメントがある。ところが、この大量のコメントに嫌気が差してしまったのか、21日付で「残念ですが閉じました」との告知がブログのトップページに掲示された。せっかくの国民との対話が断ち切られてしまった形だ。ただ、過去ログはまだ読むことができるし、各記事にコメントすることやトラックバックも可能のようだ。これもそのうち消されてしまうのか?
■ W-ZERO3のクレードルを発売する“サンコー”にすてき商品満載
話題のウィルコム「W-ZERO3」。22日には新しいファームウェアが公開されて、Webブラウザの「Opera」も新バージョンになった。問題点が徐々になくなってきていて、うれしい限りだ。携帯電話にはつきものの置き台「クレードル」も、サンコーが予約販売の受付中だ。この大変ありがたい会社のページをちょっと探検してみたところ、すてきな商品がまだあった。やや季節はずれになってしまったけれど「USBあったかスリッパ」とか、名前が微妙すぎるマルチメディアプレーヤー「T-Pod neo」も魅力なんだけれど、やっぱり一番は「行灯スピーカー」だろうな。
【2006/02/22】
■ Windowsのパスワードを数分で自動的に発見してしまうツール
「Ophcrack 2.1」というツールが、「alectrope」をはじめとしてあちこちのブログで取り上げられることが最近多かった。OphcrackはWindowsのAdministratorのパスワードをいとも簡単に解読してしまうソフトウェアだ。公開されているイメージファイルをCD-ROMに焼き付けて、PCのCD-ROMドライブに挿入して起動する。しばらくするとツールが自動的に動き出し、数分後にはパスワードを発見するのだ。CD-ROMを持ってうろうろしている知らない人がいたら要注意ということだ。ただし、このツールを無効化する方法もある。筆者のマシンでセキュリティポリシーの「次のパスワードの変更でLANマネージャのハッシュの値を保存しない」を有効にした上で、パスワードを変更したところ、Ophcrack 2.1ではパスワードを発見されなくなった。
■ 勝谷誠彦さん“きっこの日記”執筆とのネット情報をラジオで否定
ブログの女王が眞鍋かをりさんなら(最近は中川翔子さんだという評判もある)、日記の女王は「きっこの日記」のきっこさんだろう。マスコミに先駆けて、危なそうなネタをどんどん暴露してしまうため、今ではそのマスコミがきっこさんの正体を気にしているようだ。読者としては、きっこさんがどんな素性なのかなんてどうでもいいと思うんだけれど、それでは済まない人たちも多い。「あれは“チームきっこ”で、立花隆、勝谷誠彦、カメラマンの不肖宮島が書いている」と、3人の有名人の名前がネットで流れた。どうやら、23日発売の週刊新潮の記事にもなっているようだ。これに対して、22日放送のTBSラジオの番組で、勝谷誠彦さんが否定していた。その内容は「podcasting954」で聴くことができる。
【2006/02/21】
■ 子ども向けイベント「アラン・ケイ博士と宇宙を見よう」募集
昨年末、改装に入る直前には客が殺到して大騒ぎだった秋葉原の名店「とんかつ丸五」。筆者は2階にある大テーブルの階段そばの席に座って食べるのが好きだった。それは、PCの神、アラン・ケイ様がかつてお座りになった席だからなのだ。「はちぽち」で知ったのだけれど、東京・三鷹にある国立天文台で3月23日、「アラン・ケイ博士と宇宙を見よう」というイベントが開催されるのだ。生のアラン・ケイ様にお近づきになれるめったにないチャンスだ。このイベントは「HPスーパーサイエンスキッズ」のワークショップの一環で、対象は小学3年生から中学3年生までだ。大人はその保護者としての参加なので念のため。締め切りは2月28日まで。応募者多数の場合は抽選になる。星に祈ろう。
■ “ie7.com”とキーを打つと、現われるのは“Firefox”だった
東京の池袋駅で土地勘のない人と待ち合わせをすると、場所を間違えて出会えないなんてことがよくあった。池袋駅の東口に西武百貨店があって、西口に東武百貨店があるため、非常に紛らわしいのが原因だ。今は、関東に住むほとんどの人にはビックカメラのCMソングが記憶に刷り込まれているので、間違えることも少なくなっただろう。さて、「IE7」といえば、現在ベータ版が公開中のMicrosoft製のWebブラウザ「Internet Explorer」の次期バージョンだ。「つかれた」で知ったのだけれど、「ie7.com」のWebサイトがとんでもないことになっていた。なんと、IEとライバルのWebブラウザ「Firefox」のロゴが大きく表示されるのだ。FirefoxのWebサイトへのリンクもある。「ie7」とキーを打てばFirefoxの情報が読めるのは、便利なのか便利じゃないのか……。
【2006/02/20】
■ 電気用品安全法の規制緩和を求める署名を坂本龍一さんらが募集
日本語の「もったいない」は、英語などの外国語では意味をひとことで言えないそうだ。「萌え」のような、日本独特の感覚なのだろう。さて、今では新聞やテレビなどのメディアでも大きく取り上げられるようになった「電気用品安全法」問題。この法律で中古品の電気製品の売買は大幅に制限されてしまう。まさに「もったいない」のだ。それだけではなく、キーボードなどの電子楽器やオーディオ機器などで「名器」とうたわれて大事に売買されてきたモデルですら商品価値がなくなってしまう危機に直面しているのだ。18日から、坂本龍一さんをはじめ4人の連名で、日本シンセサイザー・プログラマー協会のWebサイトで電気用品安全法の対象機器の規制緩和を求める署名の募集が始まっている。今のところ、ユーザー側としてまとまった意思表示ができる唯一の窓口だろう。筆者も署名しておきます。
■ 飼い主が危機に直面したときに、犬が守ってくれたエピソード
渋谷駅前にある忠犬ハチ公の銅像。主人が亡くなってからも、通い慣れた渋谷駅の改札口まで迎えに行ったという伝説のある犬だ。筆者もそうなんだけれど、どうやら犬好きの人にはこういう話はたまらなく感じてしまうようだ。「日刊良スレガイド」で、「犬って本当に飼い主を守ってくれるの?」という2ちゃんねるのスレッドが紹介されていた。飼い主が危機に直面したときに、犬が助けてくれた話がまとまっている。ゴルフボールがぶつかりそうになったときに、犬が飼い主を押し倒して事なきを得たというミラクルなエピソードもある。犬好きなら必見。
【2006/02/16】
■ 爆発! 巨大生物! ロボット暴走! “宅配寿司銀のさら”CM
ニュースなどの情報はネットで得て、映画はDVDやスカパー!などで見るから、最近の筆者はほとんど地上波放送のテレビ番組を見なくなってしまった。これで地上波がデジタル放送に切り替わって、予定通り2011年にアナログ放送が停止したら、ひょっとすると在京キー局とは縁が切れてしまうかもしれないなと思う。さて、「cotinus」で知ったのだけれど、関西地方限定で昨年夏から放送していた「宅配寿司銀のさら」のCMがWebサイトで公開中だ。他の外食業と、銀のさらの寿司との比較広告になっているような気がする。ただ、表現がすさまじいのだ。こんなCMが流れるなら、やっぱり地デジチューナーも買わないとね。
■ 5年4カ月がかりで2ちゃんねらーが完成させた恋愛ゲーム公開中
「構想6年! 制作期間2年!」などという売り文句が、超大作の映画であったりするけれど、これがそっくり当てはまるフリーソフトが公開されている。2000年10月。2ちゃんねるの「FF・ドラクエ」板に登場した、ありがちなネタ系スレッドが始まりだった。ロールプレイングゲームの「ファイナルファンタジー」を恋愛ゲームにしたら、というネタ振り。これを2ちゃんねらーの皆さんがおもしろがって、本当にゲーム化しようという機運になっていった。それから紆余曲折がありながらも、作業は継続して、5年4カ月。とうとう2月14日に公開となった。タイトルは、「ファイナルファンタジーメモリアル ~プレリュード~」だ。アクセスが殺到中のようで、現在はP2PのBitTorrentでのみダウンロードが可能だ。
【2006/02/15】
■ カスタマイズも楽しい“W-ZERO3”に、クロックアップの裏技が
今世紀最大のすてきマシン、と筆者が思っているウィルコム「W-ZERO3」。発売からちょうど2カ月がたち、今までユーザーの皆さんが悪戦苦闘して見つけたW-ZERO3のさまざまなカスタマイズ方法をネットで知ることができる。ただ、カスタマイズにハマるとそればっかりに時間が取られてしまうので、筆者は「カスタマイズは1日1時間」を肝に銘じているのだ。「useWill.com」のリンクで知ったのだけれど、W-ZERO3のCPUのクロックアップができる。「Shu-Style」によると、ソフトウェアで切り替えるだけだ。もっとも、ヘタをするとW-ZERO3が故障してしまうかもしれない。また、処理速度が1割ちょっと向上するだけだから、体感できるかどうか微妙なところ。W-ZERO3が壊れてしまっても誰も助けてくれないので、念のため。
■ ネットで大ブレイク!? 安いのにおしゃれ! “リングヒルズ”
なんで坂道の脇に建てた建築物に「ヒルズ」と名前が付いたのか、考えると夜も眠れなくなる今日この頃。そんな意味不明な「ヒルズ」好きにはたまらないアクセサリーが、今ネットで注目されまくっている。その名も「リングヒルズ」だ。画期的な使い捨ての指輪なのだ。価格は100本500円とたいへんお手頃。およそ1年前に登場したリングヒルズ、なぜかここにきて急にスラッシュドットや2ちゃんねる、多くのブログで「アキバでなら100本100円で買える」などと取り上げられていた。発売元のWebサイト「あたたん」では、マスコットキャラクターの「めぐちゃん」がリングヒルズを身につけて活躍するマンガも掲載中だ。3Dソフトで作られた、中途半端にリアルな表情がキモカワイイ。
【2006/02/14】
■ 高校生が携帯電話で書いた長編小説が、野性時代青春文学大賞に
今週の日曜日、渋谷のビックカメラの店頭に「W-ZERO3入荷!」とポップが貼ってあった。そうなのだ。あの超品薄で入手難だったウィルコム「W-ZERO3」が、今や衝動買い可能な商品として存在しているのだ。その約2時間後、「やっぱしフルキーボードじゃないとね」と、筆者は今年一番の幸せなひとときを湘南新宿ラインの座席で過ごしたのだった。ところで、最近の高校生はすっかり進化しているようだ。11日に、第一回野性時代青春文学大賞が「りはめより100倍恐ろしい」に決まったそうだけれど、この長編小説は携帯電話のテンキーで書かれたというからびっくりしてしまう。作者の木堂椎さんは東京在住の高校2年生らしい。いったいどれだけの集中力で書いたのか。書籍は2月21日に税込み1,260円で発売される。
■ 手間は掛かるが作業は簡単……マリオのドット絵風クッキー
バレンタインデーなのであります。Yahoo!ニュースによれば、最近はOLの7割が「なくなればいい」と思っているとか。心強いことだ。というわけで来年こそは、全国民そろって、すがすがしい2月14日を過ごしたいものだ。そんな今日の当欄ではチョコレートではなく、クッキーで楽しんでいただこう。このところネットのあちこちからリンクが多かったのが「Mellow My Mind」の12日付のエントリー「ドット絵マリオクッキー」だ。初代ファミコンのスーパーマリオブラザーズのように、ドット絵風で作られている。制作過程を見ると、方眼紙で型紙を作って、色ごとのパーツを作ってから組み立てている。男性なら慣れていそうな作業だから、いろんなものを作ってぜひブログのネタに。
【2006/02/13】
■ 2007年、米国・アリゾナ州にアニメを学ぶ“オタク大学”開設!?
「オタク趣味=アニメ」というとちょっと違うと思うんだけれど、オタクとアニメは切っても切れない間柄であることは間違いない。「英語で!アニメ・マンガ」に、2007年に米国・アリゾナ州に開設されるという「Otaku University」(オタク大学)のWebサイトへのリンクがあった。トップページには、女の子を描いたアニメ風の絵が当然のようにしてある。このオタク大学に入学すると、アニメ業界で働くのに必要な知識が得られるらしい。日本をはじめとしたアジア地域の言葉を学ぶカリキュラムもあるらしい。筆者はドメイン名「otakuuniversity.com」の所有者を調べてみたんだけれど、住所などは登録されてなかった。Webサイトにもメールアドレス以外の連絡先は掲載されてないので、オタク大学の主催者の正体はよくわからないままだ。日本から入学できるのか、なんてこともWebサイトを読んだだけではよくわからない。
■ 人気のアニメ「やわらか戦車」のぬいぐるみが欲しい!
株式の上場廃止の可能性から、六本木ヒルズから移転する噂も飛び交うライブドア。そのライブドアのコンテンツ「ネットアニメ」のなかで、ひときわ人気を集めているのが「やわらか戦車」だ。当欄でも以前紹介したけれど、車体がなぜかとてもやわらかく、退却し続けるという戦車だ。本当に存在したら「絶対なでまくるのに」と思うのは筆者だけではなかったようで、「たのみこむ」にやわらか戦車のぬいぐるみを希望する発案があった。作者のラレコさんも、ライブドアのインタビューで「夢は?」との問いに、「世界初の、みんなに愛される戦車のぬいぐるみを世に送り出すことです」と答えていた。実現の折にはぜひ、ちくわのオプションもお願いします。
【2006/02/10】
■ BASICマシンの懐かしいパンフレットの表紙が見られるWebサイト
今からほんのちょっとだけ昔のこと。パーソナルコンピュータとは、BASICなんていうプログラミング言語が動くマシンのことだった。記憶メディアもHDDなんてすてきなものはなく、カセットテープに記録していた。いまのPCと比べれば、もう全くの別物だったのだ。「流星街」を見ていたら、PCの古いパンフレットの表紙を集めたWebサイトへのリンクがあった。「両眼微笑」の1コーナーだ。BASICパソコンのパンフレットの画像がごっそり置いてあって懐かしいんだけれど、このページの説明に「モデムでは厳しい?」とこれまた懐かしい表現があった。2001年ごろに作られたページらしい。
■ 切ないドラえもん……ネットに現われた秀逸なパロディストーリー
「ドラえもん」の中で描かれる登場人物たちはみな単純だ。負い目があってもあまり悩まず、常に前向きで明るい。読者はそこが楽しいのだけれど、現実には子どもでも悩みは多いはずだ。「ドラえもんのび太とニュー速VIP」には、ドラえもんに登場する出木杉、スネ夫、ジャイアンといったキャラクターを使ったパロディのストーリーが掲載されている。2ちゃんねるのニュー速VIP掲示板に、1月末の数日間で集中的に投稿されたものだ。ここでは、登場人物たちが影を背負いながら、その悲しさを友人たちに知られないように気遣いながら生きている。切なさに耐えて読もう。
【2006/02/09】
■ 誰でも簡単に残りの人生の長さがわかるコンテンツ「死の時計」
9日の「徹子の部屋」を見たら、川崎麻世さんが健康食品風の成分を混合した粉末「麻世スパイス」を披露していた。奥さんがカイヤさんだからヘタるのもわからないではないが、あの麻世が健康の気になるお年頃になったかと、ちょっとびっくりしてしまった。そんなわけで、どんな元気な人でもそのうち年を取って、死んでしまうのである。「スミルノフ教授公式ウェッブサイト」で、「The DeathClock」なるWebサイトを紹介していた。誕生日と性別など数項目を入力するだけで、死亡予定日が表示されて、自分に残された秒数のカウントダウンが始まる。大して長くもない残りの人生、有意義に生きたいものだ。なお、The DeathClockではBMIも計算できるが、フィートなどの単位への変換はここやここでどうぞ。
■ VMwareで動く、セキュアOS“LIDS”のディスクイメージが公開中
「VMware Player」と「VMware Server」がフリーソフトとして公開されている。PCの中にもうひとつのPCを仮想的に動かすことができるソフトウェアだ。筆者も、Windows XPマシンで動くVMwareに、Windows 98をインストールしてみた。操作するとかなり緩慢な反応だけれど、中でちゃんとエミュレートしていると実感できるのが楽しい。最近、オープンソースのセキュアOS「LIDS」のセットアップ済みのディスクイメージが公開された。VMware Playerと組み合わせることで、LinuxベースのセキュアOSがとても簡単に体験できる。GUIが動いてなければ非常に快適に操作できるので、Webサーバーなどの勉強に使うには最適だろう。
【2006/02/08】
■ 外部のWebサイトで、閲覧者のミクシィIDをゲットするテクニック
あの釈由美子さんの顔が突然、まるで別人のようになっていてびっくりした今日この頃。ソーシャルネットワークサービス「ミクシィ」も突然、トップページのデザインがワイドにリニューアルした。新サービスの「mixiニュース」もなんの前触れもなく登場。びっくりしてしまった。そんなミクシィを使ったWeb閲覧のトレーステクニックが、ネットで流行しているようだ。自分のWebページにちょっとした仕掛けをすると、閲覧者がミクシィにログインしたままならば、閲覧者のIDがミクシィの「足あと」機能に残るというもの。詳しくは「ぼくはまちちゃん!」をごらんいただきたい。ミクシィのIDが知られるとイヤなら、ミクシィからログアウトしておくか、2種類のWebブラウザを使い分けるとよい。
■ プロのハンダ付け技術を解説する、「ハンダ付け講座」DVD新版
自慢できるものが非常に少ない筆者だけれど、ハンダ付けだけはちょっと得意なのだ。PCの自作ぐらいならプラスドライバー1本でできてしまうご時世だから、ハンダ付けを披露する機会はほとんどない。でもたまには、ハンダごてを使ってみる。プリント基板のパターンに、溶けた糸ハンダが、香ばしいにおいのフラックスの煙の中でつうっと伝って、きれいな光沢で仕上がるのを見るとついにんまりしてしまう。そんなハンダ付けが誰でも身につけられるDVD「半田付け講座」のVer.2が発売中だ。発売元は、あの流浪のテレビ番組「タモリ倶楽部」にも登場して注目を集めたノセ精機。価格は税抜15,000円。
【2006/02/07】
■ iPod専用ポケットが付いたTシャツ「iShirts」
ジムやジョギングなどの際にiPodで音楽を楽しむ人は多いだろう。しかし、iPodがポケットの中で安定しなくて気になるということはないだろうか。そんな悩みを解消してくれるのがオーストリア"frischware"Design und Handels GmbH社製のiPod専用Tシャツ、その名も「iShirts」である。前身頃右側にiPodを収納するポケットがあり、右肩に付けられたブランドネームのタグにイヤホンを巻き付けられるのが特徴だ。国内発売元のアクシーズクインによれば、張りのある生地を使用しているため、iPodが下がってくることはないという。また、速乾性や伸縮性も高いとしている。発売日は3月10日で価格は4,935円。カラーは黒・オレンジ・白の3色。
編集部
■ ホリエモン逮捕以降、ライブドアのサービスに新機能追加が相次ぐ
1月23日にホリエモンが逮捕されてから半月が経った。マスコミ報道も、一時期に比べれば落ち着いたものの、まだ新聞の一面で「ライブドア」の文字の見出しが登場することが多い。そんな報道に、ついでにくっついてくるのが「ライブドアには技術がない」という解説だ。ひょっとして、こういう報道にライブドアの社員の皆さんは奮起したのだろうか。「まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。」によると、livedoor Blogに続々と新機能が追加されているという。2月に入ってからは、休日以外は毎日、なにかしら発表がある状態だ。INTERNET Watchでも、2月に入ってからブログ検索、「livedoor Blog ローカル」、「livedoor Wiki」などライブドアのサービスに関する記事が3本も登場している。ライブドアの中の人たち、やる気マンマンだ。
■ 北海道・旭山動物園の冬の名物、キングペンギンの散歩のひみつ
近頃話題の北海道旭川市にある旭山動物園。東京の上野動物園の来場者数を抜いたというからすごい。旭山動物園の名物は多いのだけれど、中でも有名なのがペンギンの散歩だ。冬の北海道で、一面の雪の中を短い羽を精一杯広げたキングペンギンたちが胸を張って行進する。そんな様子を「デイリーポータルZ」で取材していた。ペンギンの行進は、無理矢理歩かせているわけではないらしい。野生では、寒くなると餌が捕れなくなるため、ペンギンは雪を見ると歩きたくなってしまうそうだ。筆者がソニー製品を見かけると、いつの間にか近寄ってしまうようなものだ。
【2006/02/06】
■ 自動翻訳の“エキサイト翻訳”で「うほmoon」を翻訳してみる
英語・日本語の相互翻訳では定番の「エキサイト翻訳」。自動翻訳としては品質の良い訳文が、高速で現われる優れもののサービスだ。これが無料で使えるのだから、まったくありがたいことだ。優れたものなら、ちょっとヒネって使いたくもなってくる。「VIPの樹」で、おもしろい実験の様子を紹介していた。原文を「うほmoon」として翻訳すると、訳文が予想外の文章になるのだ。日本語と英単語の混在だけれど、これをあえて「英→日」モードで翻訳するのがコツだ。ほかに、中国語の「中→日」の簡体字モードで「ハードディスク」を翻訳すると妙な結果になる。
■ 「ツンデレ」の次は「ムスカデレ」……新たな「萌え」誕生か?
ネットですっかり定着した言葉「ツンデレ」。最近ではかなり広く使われるようになっているようだ。ふだんツンツンしているが、恋人にはデレデレするという意味だ。詳しくは、ウィキペディアをごらんいただきたいのだけれど、どうも最近、ツンデレから派生した「○○デレ」という言葉がネットに出現することが多い。「オタク女的らくがきブログ!」で取り上げているのが、「ムスカデレ」だ。アニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場する、悪役の「ムスカ」。この妙に人気のあるキャラクターの「デレ」なのだ。ムスカは男性の設定だけれど、このムスカデレの例文では女性の発言だ。なんだかよくわからないが、好きな女の子に言われたらひょっとして?
【2006/02/03】
■ 夢のコラボ! 寿がきや“オリエンタルマースカレーきしめん”
名古屋名物といえば、ういろう、みそかつ、最近なら手羽先、やや方面が変わるが「喫茶マウンテン」なんてものが思い浮かぶ。名古屋出身なら「寿がきや」が筆頭らしいんだけれど、40歳代以上の人には全国的に懐かしい「オリエンタルカレー」とのコラボレーション商品が発売されてちょっとした話題になっている。その名も「マースカレーきしめん」だ。パッケージには、「オリエンタル坊や」と、寿がきや「スーちゃん」が仲良く並ぶ。中身は、寿がきや自慢の生タイプの麺と、オリエンタルのチャツネ入りカレールーが一緒になっているようだ。「ラーメン二郎食日記」によれば、味は「インスタントにしては良くできています」とのことだった。寿がきやや、オリエンタルのネット通販サイトで購入できる。
■ 韓国ウォン為替相場 「www」状の“ワロス曲線”を描く値動き
ここ最近、ネットの一部で「ワロス曲線」なる言葉が取りざたされている。ご存じのとおり「ワロス」とは、2ちゃんねるで「笑う」を意味する言葉だ。ウォン・ドルの為替相場の値動きのグラフが、非常に短時間に上げ下げを繰り返していて、まるで2ちゃんねる用語で笑い声を示す「www」のように見えるのだ。詳しい解説がenjoy Koreaの掲示板にあるのだけれど、米国のヘッジファンドと韓国中央銀行との攻防の結果なんだという。ヘッジファンドが巨額の買いを入れるとウォン相場が上がる。ウォン高は輸出に大きく依存している韓国経済に悪い影響を与えるため、韓国中央銀行は市場介入してウォン相場を戻そうとする。ただ、どうしてなのか、介入が非常に機械的に行なわれているために、ヘッジファンドが利益をむさぼり放題の状態になっているのだ。このままだと韓国内の外貨準備金がヘッジファンドにどんどん吸い取られてスッカラカンになりそうだという指摘もある。果たしてどんなことになるのか。
【2006/02/02】
■ 三菱重工が“サンダーバード”基地など一式をシミュレーション
三菱重工は1日、「サンダーバード」のメカや基地など一式を受注したという設定で、ストーリー仕立てのシミュレーションを作成したと発表した。なんだかおもしろそうなんだけれど、これは新卒の大学生を対象とした就職イベントでの出し物だ。サンダーバードは、日本ではNHKが1966年に放送。その後、民放各局でも再放送が繰り返されたので、幅広い年代の男の子たちの心に染みついているはずだ。撮影現場では、信じられないほどチープな材料を使って映像を作っていたようなんだけれど、出来上がった作品には現実感があふれていた。当時の夢物語も、三菱重工の今の技術があれば十分実現可能ということなのか。一般には非公開なのが少々残念だ。
■ 中古の電気製品がまもなく売買できなくなる!? 電気用品安全法
時代が変われば法律も変わる。住みやすい世の中にするためには不可欠なことだ。ただ、影響力の大きい法律がいつの間にかできていたり、改正されて、施行される頃になって慌てることもある。今、ネットの一部で騒ぎになっているのが「電気用品安全法」についてだ。この法律はほとんどの電気製品に適用されるもので、簡単に説明すると「PSEマーク」がない製品の中古売買が禁止されるということだ。既に2001年に施行されていて、まもなく猶予期間が終わる。今持っている製品を使い続けたり、個人がネットオークションなどで売買したりするぶんには問題ない。ただ、リサイクルショップなどの店頭に並ばなくなってしまうのだ。「電気用品安全法@2chまとめ」を読んでおくといいだろう。
【2006/02/01】
■ あの電光掲示板バックルが日本に登場! カタカナも使用可
昨年2月に当欄で「デジタル・ベルト・バックル」を紹介している。表面にみっしりとLEDが並んだベルトの電光掲示板バックルだ。PCに接続すると、LEDに表示する文章を転送できる。この「デジタル・ベルト・バックル」から1年。「ザイーガ」史上初のアフィリエイトリンク付きで紹介してあったのが「LEDベルトバックル」だ。こちらは製品仕様が日本向けになっていて、アルファベットのほか、なんとカタカナも表示できるようになっている。価格は赤色LEDモデルが4,980円、青色LEDモデルが6,980円と、お手頃だ。また、形状がペンダントになっている小型のモデルもある。ただしこのお店、掲示板を見ると商品の発送が遅いこともあるようなので、注文の際には十分ご納得の上で。
■ ネットでの投票による、世論調査の結果を監視するブログ
ネット上で投票形式の世論調査を行なうことが多い。ただ、受け付けるWebサイトの仕組みをよほど気をつけて作らないと不正確な結果になってしまう。数年前に開催された米TIME誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーで、2ちゃんねらーの皆さんの大量組織票によって、田代まさしが1位になった事件が有名だ。「マガジン9条」というWebサイトがある。憲法9条を考えてもらうという趣旨のようで、佐高信、椎名誠、ピーコ、香山リカなど著名な方々が発起人に名前を連ねる。このWebサイトで9条に関するアンケートを行なっていた。結果はたぶん、テレビや雑誌などで広く取り上げられることだろう。筆者は4番に投票してみたのだけれど、「罵詈総論」の指摘によると、この得票の様子がおかしかったらしい。改定に反対する票がある時点から急激に増えているようなのだ。Web投票を監視する、こういう動きはおもしろい。
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