【2006/03/31】
■ 人気マンガの設定通りの“デスノートシミュレータ”があった
週刊少年ジャンプに連載の大ヒットマンガ「DEATH NOTE」。金子修介さんが監督の実写映画が製作中で、6月と10月に2本立て続けと、異例のスケジュールによる公開が決まっている。主人公が手に入れた「デスノート」に名前を書き込むと、その人物が死ぬという設定だ。最近、「デスノートシミュレータ」なるWebサイトが話題を集めていた。「使い方」として「このサイトに名前を入力された者は死ぬ」「名前の後に40秒以内に死因を入力するとその通りになる。デフォルトは心臓麻痺」など、マンガの設定通りに書いてある。昨年6月ごろにできたWebサイトらしい。もちろん、シャレで作ったコンテンツなんだろう。ただ、このフォームに実在の人物の名前を書き込んでしまうと、いろいろと面倒なことが起こりそうだ。Webサイトにも「このサイトを使ったものは、天国にも地獄にも行けない」と注意書きがある。
■ お絵かき掲示板のツールで描いた、モナリザ模写の高速アニメ
「弘法筆を選ばず」は皆さんご存じの古いことわざだ。達筆な弘法大師であれば、どんな筆でもきれいな書を仕上げたという意味だけれど、一方で、弘法様は筆の選定には気を遣った人でもあったようだ。達人の手に掛かれば、ツールが予想以上の結果を出す、ということだ。さて、最近になってネットの一部で絶賛されていたWebサイトがあった。どこのどなたの作品なのか不明なんだけれど、モナリザや、広末涼子さんの肖像、おいしそうなスイーツの、3点の絵が見られる。お絵かき掲示板用に開発された「しぃペインター」が使われている。しぃペインターには描画の過程を記録して、アニメーションで再生する機能があって、この精密な絵ができあがっていく様子がつぶさにわかるのだ。念のために指摘しておくと、しぃペインターは決して低機能ではなく、優れたツールだ。気楽に絵が描けるお絵かき掲示板でも、達人の手に掛かれば驚きの結果が生まれるのだ。
■ プロ野球開幕! ジャイアンツの公式サイトに「負けて悔しくないのか」
球春である。先週から開幕したパシフィックリーグに続き、31日からはセントラルリーグもいよいよ開幕する。そんな盛り上がりつつある雰囲気の中、2ちゃんねるでジャイアンツの公式サイトが話題に。勝ち、負け両方の結果を伝える習作(?)と思われるページが公開されているのだ。習作ページのひとつ、負けパターンの方では、ここ数年優勝から遠ざかっているジャイアンツに「負けて悔しくないのか」とぶつけるくらいだから、公式サイトの中の人も相当アツくなっている?
編集部
【2006/03/30】
■ レノボが開発中? 未来型ノートPCのテストシーンがWebサイトに
中国のPCメーカー「レノボ」。2004年にはIBMのPC事業を買収して、PC製造で世界トップクラスの会社となった。ノートPC「ThinkPad」は、丈夫だったりキーボードが打ちやすかったり、他社製品にはないちょっとした特徴がいくつもある。そんなところに引きつけられた、熱烈なThinkPadファンも多い。さて、「THE LENOVO TAPES」というWebサイトがあった。ここでは、開発中のPCらしいものを中心にした、不思議なシーンを撮影した動画ファイルが3つ公開されている。レノボの研究施設でテストをしているところだ、との説明がWebサイトにはある。動画に写っている日付は、2006年1月から3月。画像のタイムスタンプは3月28日。ドメイン名「lenovo-tapes.com」は3月3日に香港の業者に登録されたものだった。いったいこれは、どんな経緯で撮影された映像なんだろうか。もっとも、どう見ても合成画像ではあるんだけれど。
■ 大量の蔵書を一気に整理する必殺技“壁一面の本棚の作り方”
このところ、電子書籍が売り上げを伸ばしているようだ。売り上げは年度ごとに倍増している。筆者も最近、いくつか購入して読んでみた。W-ZERO3のVGA画面が、テキスト主体の電子書籍では実に見やすくてびっくりした。販売されているタイトル数もぞくぞく増えてきている。環境は非常によくなっているのだ。もっとも、まだまだ従来の書籍にはかなわない。ネットでやたらと買い込んでしまい、部屋の中が本の山とアマゾンの空き箱だらけという人も多いだろう。筆者の部屋もたいへんなことになっていたところ、「壁一面の本棚の作り方」というコンテンツに出会った。西岡達裕さんのWebサイトにある。大量の蔵書を収納するために、壁一面を埋め尽くす本棚を自作してしまった記録だ。本好きとしてはちょっとあこがれてしまいますね。
■ OVA版「北斗の拳 ユリア伝」の“ちょい役”声優出演権利がヤフオクに
かつて大ブームとなった「北斗の拳」。「ひでぶ」や「あべし」といった断末魔の叫び、「お前はもう死んでいる」という名セリフをまねしたという読者も多いだろう。その北斗の拳が、全5部作で構成される「真救世主伝説 北斗の拳」として復活し、現在第1弾として映画「ラオウ伝 殉愛の章」が公開中だ。ファンにとっては何ともうれしい話だが、さらに驚くことに、シリーズ第2弾「ユリア伝」(OVAとして2006年冬にDVD発売予定)に“ちょい役”声優として出演できる権利がYahoo!のチャリティオークションに出品されているのをご存じだろうか。役名やセリフは未定で、落札者に合った配役が与えられるという。ちなみに、エンディングテロップには落札者の名前が入るそうだ。
編集部
【2006/03/29】
■ すっかり定着した流行語「ツンデレ」の派生語30種のまとめ
新しく生まれた流行語の起源をかなり正確にたどれるのが、インターネットのおもしろいところだ。「ツンデレ」も、2001年ごろに恋愛系ゲームソフトに登場するキャラクターの特徴的な性格を指し示す言葉として生まれたことがわかっている。ツンツンしていた女の子が、恋愛関係になったとたんにデレデレし始める、という意味だ。2005年に大流行して以降、「ツンデレ」から派生したことばが多数生まれているようだ。当欄でも以前「ムスカデレ」を取り上げたことがあったけれど、「埃blog」にその他30種以上の派生語がまとまめられていた。最近では「ツン殺」なんて言葉もある。すさまじい。
■ どんな成分でできているのかすぐに教えてくれるソフトが流行
ちまたでは「成分解析 Ver0.1」というWindows用のソフトウェアが流行している。11月に作られたようだけれど、4カ月たってなぜか急に大勢が使い始めた。単語を入力すると、その文字列から「成分」を解析する、というふれこみだ。その単語が示す物質の本当の成分ではなく、あくまで文字コードをもとに、いろいろとややこしい計算をして出力しているようだ。実行ファイルの名前が、日本ではどこのご家庭にもある鎮痛薬そっくりの「Buffalin.exe」で、以前おなじみだったあの広告コピーにそっくりな文章が出てくる。まずは「ポーション」で試してみると、「72%はビタミンで出来ています」「13%は雪の結晶で」と何となくうなずける結果が出た。次に、埼玉県民の筆者としては非常に残念な結果となった、第2東京タワーの「すみだタワー」を入力してみる。「27%は度胸」「25%は睡眠薬」「17%はハッタリ」、微量成分で「3%は気の迷い」「2%はやらしさで」と出た。行く末がやや不安だ。
【2006/03/28】
■ 便利なドライアイスも、危険に……浴槽を破壊した2ちゃんねらー
炭酸ガスを凝固させて作るドライアイス。簡単に氷点下の低温が得られる便利なものだ。氷と違って溶けると消えてなくなるし、水に入れると冷たい白い煙が勢いよく発生して床を這う。この魔法の物体、筆者の子どものころにはめったに見かけない憧れの品物だった。最近はアイスクリーム屋さんなどで簡単に手に入るようになった。もっとも、そのために事故も多い。ウィキペディアによれば、ドライアイスが炭酸ガスに戻ると、容積が約750倍にもなるそうだ。ドライアイスをペットボトルに入れて密閉し、急速に気化させれば大爆発だ。2ちゃんねるに、不幸にも身をもって体験した人が現れた。ドライアイスを入れたペットボトルで、何と浴槽を破壊してしまったと「ニャー速。」にある。取り扱いにはくれぐれも注意したい。
■ 子・丑・寅・卯……十二支の動物がアスキーアートになって登場
いまではどこの国でも米国から強く影響を受けて、米国風の文化になってしまっている。同じ漢字を使う国同士であっても、英語でやりとりするほうがちゃんと通じる。でも、アジア人同士で自分の干支を教えあうと、アジアに生まれたもの同士の近さを感じてしまうのだ。この必殺兵器の十二支は「亥」が日本以外の国では「豚」になっていたりするものの、どこの国でもおおよそ共通のようだ。さて、ネット独特の文化といえば、アスキーアート(AA)。そのAAで十二支が誕生した。「ワラタ2ッキAA」に掲載されている。どうやら、以前からある「クマ──!!」の動物シリーズの中から抜き出して、十二支で構成したもののようだ。過去、日本発のAAがいつの間にか世界に広まった例もあるだけに、干支文化圏の国々にいつの間にか干支AAが広まると楽しい。
【2006/03/27】
■ 表示が遅いウィキペディアを、驚きの高速で検索するサイト
フリー百科事典「ウィキペディア」。いまもぞくぞくと項目が増え続け、成長し続けている。筆者も毎日のようにお世話になっている。従来の百科事典ではカバーしない項目が多く、しかも内容の更新が早い。いまを的確につかむには欠かせないツールだ。ただ、項目を表示するまでに時間が掛かるのが難点だ。何しろ、広告も入れずに寄付だけで運営しているのだから、そうそうサーバーを強化できるわけではないだろう。そんなウィキペディアを高速で検索できるサイトが「GARAKUTA ICHI」で紹介されていた。全文検索システム「Hyper Estraier」のデモンストレーションを目的としたWebサイトだ。ウィキペディア日本語版の全記事、約16万件を対象に、たちどころに検索してくれるのだ。Hyper Estraierの高性能っぷりもあって、ホントに検索してるの? と疑いたくなるぐらいの、反応の良さが実現している。
■ 裁判所のWebサイトが「リンクには電話連絡が必要」と記載
「裁判所」のWebサイトが22日にリニューアルした。最高裁判所ほか、日本各地の裁判所の公式ポータルサイトだ。大幅なリニューアルで、ネットでの評判は賛否両論だ。中でも、「このサイトについて」と題したページの記述が注目されていた。「リンク設定をした場合には、次の連絡先に電話で御連絡ください」とあり、最高裁の電話番号と、事務総局広報課への内線番号が明記されていたのだ。「高木浩光@自宅の日記」によれば、実際に電話すると非常に丁寧な応対をしてくれるようだった。日本のネットには、このWebサイトへのリンクがいったいどれぐらいあるのか筆者は正確には知らないが、100や200なんて数ではないだろう。なお現在、裁判所のWebサイトから、電話連絡に関する記述は消えている。
【2006/03/24】
■ ドットを抜いた紛らわしいドメイン名を使う怪しいWebサイト
そろそろ暖かくなってきて、ネットにはまもなくウソの季節がやってくる。もっともネットには、4月1日でなくてもウソを年じゅうついているサイトが多い。「ボーガスニュース」ほか、少々毒が混じったウソニュースサイトは人気がある。最近は、「株式会社海賊」なんて、会社案内風のWebサイトがネットの一部で注目されていた。ウソをウソとわかるようにしてあれば問題はないのだけれど、少々やっかいなものもたまに出現する。「www.kabu.com」といえばカブドットコム証券のWebサイトに使われているドメイン名だけれど、ここからドットをひとつ抜いた「wwwkabu.com」というドメイン名が登録され、Webサイトが開設されているのだ。しかも紛らわしいことに、wwwkabu.comのWebサイトではカブドットコム証券のページが表示されるように細工されているのだ。「ネット証券Blog」によれば、以前は松井証券のWebサイトが表示されていたそうだ。今のところは実害がないけれど、冗談では済まなくなる事態も予想できるので注意が必要だ。
■ 3月31日終了……パソコン通信「NIFTY SERVE」お別れオフ会開催
インターネットが一般に開放されるはるか前、PCで電子メールなどのデジタル通信
を手軽に使えるサービスとして存在していたのが、「パソコン通信」と呼ばれていた
サービスだ。パソコン通信サービス最大手だったのがニフティの「NIFTY SERVE」。
そのフォーラムなどコミュニケーション系サービスが31日にとうとう終了する。その
お別れパーティとしてのオフライン・ミーティング「さよなら、パソコン通信」が、
31日の夜に開催されることになった。詳細は、Web快適活用フォーラムの掲示板にある。
【2006/03/23】
■ みんなテレビに釘付けに……WBCには感動のストーリーがあった
まるで昭和に戻ったような野球中継の視聴率だった。21日の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)のテレビ中継は、Yahoo!ニュースによれば、瞬間最高で56%となったそうだ。このところのプロ野球の人気低迷、ナイター中継の視聴率が低迷している昨今、WBCの数字は驚異的だ。いったいなぜ、皆さんはテレビに釘付けになったのだろうか。おもしろい分析が2ちゃんねるに投稿されていた。ログは「2ちゃんねる観測衛星」で読める。展開が、少年マンガそっくりだというのだ。監督に内定していた国民的人気を誇る長嶋さんが病に倒れたり、スター選手の出場辞退などの試練もあった。個人主義だと思われていたイチローがまさかの出場。また、審判の無茶な判定で得をした米国や、選手もファンも熱心さが暴走気味だった韓国が、このストーリーの中ではすっかり悪役にハマってしまっているのだ。2ちゃんねるにこの投稿が行なわれたのは決勝の前日、20日朝5時だ。この当時、投稿者はハッピーエンドとなった本当の結末を知らない。とにかく、この感動のドラマに国民が熱中しないわけがないのだ。
■ 情報収集衛星の極秘位置が、アマチュアでも見つけられる事実
世界中の情報収集衛星の軌道や高度などの位置情報がネットで公開されている、という記事が20日付の読売新聞に掲載されていた。安全保障上の理由で、世界各国とも打ち上げた情報収集衛星のデータは公開していないのに、天文学者がWebサイトに載せてしまっているという内容だった。専門家の話によれば、衛星の動きにあわせて、偵察する対象地域が活動を隠蔽できるとしている。またからめ手でネット批判か、とがっかりしていたんだけれど、「松浦晋也のL/D」に興味深い指摘があった。冷戦時代の頃ならともかく、現在のアマチュアが使う観測機器ならば、もうこれぐらいの人工衛星を観測することぐらい難しくないそうなのだ。技術はどんどん進化している、という当たり前の話でした。
【2006/03/22】
■ タイ首相タクシン氏が、国じゅうに50万枚も配布するCDの中身
世界にはいろんな国があって、日本から見ると信じられないようなことが平然と行なわれている。東南アジアにあるタイ王国。スマトラ沖地震で被害を受けてしまったプーケット島や、2004年にヒットした映画「マッハ!!!!!!!!」などを思い出す。立憲君主制で、政府のトップに立っているのはタクシン首相だ。「タイの地元新聞を読む」によると、タクシン首相が党首を務めるタイ愛国党が、政見放送を収録したCD(ビデオCDだろう)を、50万枚もタイ全土に配布することを決めたそうだ。このタクシン首相、昨年の8月25日には興味深い記者会見を開いている。クイズ番組に出てくるような、○×の書かれた物体を携えて登場したのだ。日本製の「ピンポンブー」というおもちゃらしい。ふざけたわけではなくて、タクシン首相自身は大まじめだったようだ。こんなだから、配布されるCDの中身も、おもしろいものになるのではないかと想像できるのだ。
■ 伝説の番組「ウゴウゴルーガ」のルーガちゃんが写真集発売
「ウゴウゴルーガ」は、フジテレビが1992年から1年半放送していた伝説のテレビ番組だ。当時のPCは性能がまだ十分でなく、CGの表現力が貧弱だった。これを逆手に取った、独特な動きのある画面が魅力的だった。メインキャラクターは、男の子の「ウゴウゴくん」、女の子の「ルーガちゃん」。このふたりのとぼけた雰囲気もまた大きな魅力だった。番組終了から12年がたって、ウゴウゴくんはすっかり一般の人になってしまったようだけれど、ルーガちゃんは本名の小出由華を名のり、芸能活動をずっと続けていた。そして4月、ファースト写真集とDVDが同時に発売されるのだ。発売元の公式サイトや、「たのみこむ」にサンプル画像がある。もうすっかり成長した、魅力的な大人の女性だ。この時期の女の子の変化はすさまじい。写真集「DEPARTURE」は2,980円、DVD「ARRIVAL」は3,980円でどちらも発売日は4月28日だ。
【2006/03/20】
■ 今では体験できそうもない、昔の子どもの行動を思い出す
ほとんどの日本人が携帯電話を持っていて、通話より、メールを送るのに使う。家庭にも光ファイバがつながっていて、オンデマンドで高画質の動画配信を見る。今や当たり前の風景だけれど、たった10年前には想像上の出来事でしかなかったのだ。昔の未来想像図のような、モノレールが走り回ったり、飛行船やヘリコプターが空をやたらと飛び回るようにはならなかったけれど、同じぐらいの変化が社会に起こったのだ。今の子どもは、急変化した世の中しか知らずに生きている。「日刊良スレガイド」で、2ちゃんねるのスレッド「最近の小中学生って、こういう事しないよな」を紹介していた。今の子どもがやらないことを想像することで、社会が急変したことが身にしみてよくわかる。
■ 貧乏人の大反乱だった!? 東京・高円寺“PSE法反対”デモ行進
2割の金持ちが、社会全体の8割の所得を独占する。パレードの法則だ。電気用品安全法(PSE法)の問題にはいろんな側面があるんだけれど、一番の問題は、自分の回り以外の世界を想像する能力のない人たちが、たまたま2割組に属してしまい、法律を作ってしまったところかもしれない。18日に東京・高円寺で行なわれた、PSE法反対のデモ行進はasahi.comほか各メディアで取材されていた。デモのサブテーマは、どうやら「貧乏人の反乱」だったようだ。「Weekly Teinou 蜂 Woman」のレポートによれば「金持ちげな人間は皆無」だったそうだ。参加者の中には、パジャマ姿まであったらしい。今後、貧富の差が激しくなっていくばかりの日本で、こんな騒動も頻発することになるのか?
【2006/03/17】
■ “代金引換”を悪用した詐欺が発生! ネットで注意喚起
「2ちゃんねるの方舟 Reloaded」からリンクをたどって知ったのだけれど、14日以降「代金引換」を使った詐欺が頻発しているようだ。価値のないものを入れた封筒を代引き郵便で勝手に送りつけて、代金を詐取する手口だ。今回の中身は、日時と会場が記されてない謎のディナーショーチケットだった。印刷はちゃんとしているようなので、相当大規模な犯罪行為だと推測できる。被害者が開設した「DESSYさんのブログ」と、2ちゃんねるのスレッドをまとめた「代金引換を悪用した詐欺まとめ@Wiki」に詳しいいきさつがある。「ヒロセ ノボル」という名の送り主には要注意だ。
■ ビートルズ「アビーロード」の横断歩道画像が、Googleマップに
その登場でネット界に大きな衝撃を与えた「Googleマップ」。実装技術は「Ajax」と名付けられ、大変な勢いで広まったのはご存じのとおりだ。Googleマップで興味深い映像を探して回る「Googleマップ観光」も流行した。Googleマップの登場から1年近くたって、珍しい場所はほぼ掘り尽くされただろうと思っていたら、そうでもなかったようだ。 Googleマップ観光の本拠地「GoogleSightseeing」で、ビートルズのアルバム「アビーロード」で有名な、あの横断歩道の画像が紹介されていた。地上で撮影された写真はいくらでもあるけれど、はるか上空の真上から眺めた映像は珍しいだろう。 Googleマップでは、いままで低解像度の画像しかなかった地区でも、解像度を上げる作業が続いているようだから、新しい発掘がこれからもありそうだ。世界は広い。
【2006/03/16】
■ 「悩んだ結果」……ライブドア広報の乙部綾子さん退社を決意
いまも、ライブドアの事件の報道が続く。拘留されていた旧経営陣の一部がようやく保釈となるも、ホリエモンだけは容疑をいまも否認しているためか、拘置所からまだ出られないようだ。フジテレビが保有していたライブドア株は、USENの宇野社長へ譲渡されることになった。ライブドアも新しい道へ進もうとしている。16日昼、ライブドアの広報として有名な、乙部綾子さんが自身の公式ブログで、ライブドアを退社するとの記事を掲載した。「色々考えた結果、少し充電をしたいと思うようになりました」という。はなむけに、この記事にトラックバックしてみては。
■ Googleの無料メール“Gmail”で、いきなりアカウント消去の事例
Googleの無料メールサービス「Gmail」。サービスが始まってからそろそろ2年なんだけれど、まだベータ版の看板を下ろしてない。 Ajaxの反応のよい操作画面と、常識はずれの大容量ストレージ、それに精度の高いスパムフィルターが備えられている。これが無料で使えるのだから、登場したときには驚いたものだった。筆者も活用しているのだけれど、どうもこのところ、調子がよくないのだ。 Webからログインできないことがあったり、メールの受信が遅くなったり、外部のメールソフトからPOPで取り出せなくなることがあったり。こういう不具合は、ユーザー数が増え続ける、人気のあるサービスではどこでも一時期起こる現象ではある。ただ、気になることが「Gmail Maniacs」に書いてあった。ある日突然、アカウントが消されてしまう事があるらしいのだ。アカウントがなくなれば、大容量にため込んだメールも電子の藻くずと消えてしまう。規約に違反した使い方をしていたなら理解できるんだけれど、どうもこの件では心当たりがないらしい。ベータ版だし、やっぱり重要なメールをやりとりするのに使うにはまだ早いのか?
【2006/03/15】
■ 超絶技! みごとにくるくると回す画像満載「ペン回し資料室」
三菱鉛筆が20日、あの「BOXY」シリーズを復刻させる。油に漬けて堅くしたスーパーカー消しゴムを飛ばすのに、BOXYのボールペンは最適だったことを思い出す。同じ頃、筆者の周りで流行っていたのは、鉛筆やシャープペンを手の上でくるくる回すことだ。筆者は何度練習してもダメだったんだけれど、うまい人はくるくると魔法のように回す。そんな魔法を自在に操る人が、広いネットの中にいた。「NewsWalker.NET」で知ったのだけれど、「ペン回し資料室」というものすごいWebサイトがあった。サイトオーナーのayshさんによるペン回しの技が、動画付きで80種類ほど掲載されているのだ。それぞれの技には、かっこいい名前が付いている。動画を見てのけぞるのもよし、対抗して回して見るのもよし。
■ 超品薄「Xbox 360」高額の抱き合わせ販売ばかり……米国
希少な品物でも多くのお金を出せばすぐに入手できるというのは、市場経済の世の中では健全なのだろう。ただ、本当はもっと安く買えるのに、と思うとやや腹立たしくなる。当欄の昨日の記事を読んでいただいた読者様のブログ「nakashiの日記」を拝見すると、どうやら米国では、マイクロソフトのXbox 360を手に入れるのに随分と高い金額を支払わないといけないようだ。日本では、すぐに手に入るXbox 360だけれど、米国では発売から3カ月以上経った現在でも大変な品薄のようなのだ。それで、米国内向けのどこのネット通販サイトでも、あればうれしいんだろうけれど別になくても構わないような商品を、本体と一緒にして「Bundle」と称して販売しているようだ。本来は300ドルほどで買えるXbox 360が、セットで600ドル以上になってしまっている。これじゃ向こうのゲームファンも、切ない思いをしてるだろうな。
【2006/03/14】
■ 超品薄の“ニンテンドーDS Lite”で、抱き合わせ仕入れが横行?
筆者が「DS Liteは、いつぐらいになったら並ばずに買えますかねえ」とつぶやくとすぐに「並んで買うから意味があるんです!」とそばにいた人からつっこみが入った今日この頃。11日には、発売が延期されていた2色も無事出荷となったのだけれど、品薄は相変わらずだ。ヤフオクでも2万円以上と、店頭価格よりやや高い値段で落札されているようだ。「どーせにゃんにも考えてにゃーですにyoー」で知ったのだけれど、苦労をしているのは販売店も同じらしい。「ファミコンプラザゲーム最新情報」によると、卸からの抱き合わせ販売が横行しているらしいのだ。DS Liteを1台仕入れるためには、あんまり売れそうにない商品をいっしょに仕入れないとならないようだ。通常ではない入手ルートを使うとこうなってしまうらしい。そういえば大昔、ファミコンでもこんなのがあったな……。
■ これは“テレビ脳”なのか!? フジテレビの「会社概要」がすごい
「ゲーム脳」なる造語が、子どもの親の一部に熱狂的な支持を受けている。出現してからもうしばらく経つから、いい加減飽きられたかと思っていたら、提唱者の森教授が講演会を開けば、まだまだたくさんの聴衆が集まるらしい。「ゲーム脳」の後は、ネットやメールで似たような造語が作られていた。そういえば昔は、「テレビばかり見ているとバカになる」と言われていたのだった。新しい娯楽メディアは、一度は叩かれる目にあうのだろう。さて、テレビ局といえば、フジテレビ公式Webサイトにある「会社概要」がこのところネットで話題だ。ページには、2ちゃんねるでよく見かけるアスキーアートが満載だ。しかも異様にカラフルに彩られていて、弾けっぷりがみごと。画像のタイムスタンプを調べてみると、暮れも押し迫った昨年の12月26日頃にWebサーバーにコピーされたようだ。とにかく、会社が楽しいとの概要はよく理解できました。
■ So-netキャンパスサポーターズが学生のお花見をサポート
春の足音が聞こえる今日この頃。日当たりの良い場所では桜の花も見られるようになってきた。桜と言えば「So-netキャンパスサポーターズ」が学生のお花見をサポートするという。大学のミスコンテスト入賞者を中心にSo-netが選抜したキャンパスサポーターズの皆さんが、学生のサークルや団体が主催するお花見をサポートしてくれるという企画で、一緒に食事したりお酒を飲んだりするだけでなく、その場を盛り上げるよう手伝ってくれたり、むさい男の子にはファッションチェックもしてくれるらしい。編集部に遊びに来てくれた阿由比ちゃんや山田麗奈ちゃん、鷲尾ありさちゃんはいずれもブログやmixiなどに熱心なPCユーザー。普段引きこもっている学生は、この機会にぜひお花見サポートに応募してはいかがだろう。応募期間は3月16日~31日。抽選で5団体にお花見サポートを行なう。
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左から鷲尾ありさちゃん、阿(ほとり)由比ちゃん、山田麗奈ちゃん |
(編集部)
【2006/03/13】
■ 既製のPSEマークがヤフオクに登場……経過期間終了まであと少し
電気用品安全法(PSE法)の経過措置期間終了の日が着々と迫ってきている。リサイ
クルショップなど、中古家電を扱う業者がこれからどうするのか。PSEマークのない
中古品がこれからどうなるのか。ネットオークションでどれぐらい出品すると取り締
まられるのか。非常に身近な法律なのに、肝心なところがよくわからない。さて、何
でも手に入るヤフオクに、さっそくPSEマークの既製シールが登場していた。500枚あ
まりのシールが、6,980円の希望落札価格で出品されていた。中国の工場で大量に製
造してコストダウンを図ったそうだけれど、筆者には価格が高いのか安いのか判断で
きない。中古品の販売にはこのシールを貼るだけではなくて、規定の検査を受けなけ
ればならないし、ほかにも表示が必要な項目があることを念のために指摘しておく。
■ 交際をネット掲示板に報告されるのはイヤ!……“電車男”の謎
2ちゃんねる発のストーリー「電車男」。この大流行の影で、さまざまな謎や疑問が生まれていた。その中でたぶん最も多かったのが、「交際の一部始終を公開のネット掲示板で報告している相手は、イヤじゃないのか?」ではないかと思う。その疑問通りのアンケートが、はてなで男女100人を対象に実施され、「べつに構わない」と答えたのが18人、ほかの82人は「いやだ」という選択肢を選んでいた。
【2006/03/10】
■ Ajax本家のGoogleで、検索サービスのAjax化が徐々に進行中!?
流行のネット技術「Ajax」。エンドユーザーとしては、画面の反応の早さや、スタンドアロンのアプリケーションソフトのような使い勝手の良さがうれしい。Ajax発祥の会社といえば「Google」だけれど、とうとうこの検索ページでもAjaxが導入され始めたという。「責任転嫁」によると、検索結果ページで「次へ」をクリックすると、ページを再読込することなく次の検索結果が表示されるようになるらしい。検索結果の次ページを表示するまでの待ち時間が短くなるわけだ。ただし、すべてAjax対応のページになっているわけではなく、今のところは非常に低い確率でしかAjax対応ページは登場しないようだ。筆者も試してみたんだけれど、結局お目にかかれなかった。
■ 高速ネット時代に登場した、動画配信の台風の目“YouTube”
今や光ファイバを引き込む家庭も珍しくなくなった。そんな高速ネット時代にあわせて動画配信が流行中だ。今、台風の目となっているのが「YouTube」。動画ファイルが簡単に登録、公開できるWebサイトだ。動画を自分のブログに貼り付けられたり、コメントをつけられたりと、便利な機能が誰でも使えるようになっている。自分で撮影した画像以外にも、だいぶ昔に放送されていた人気のアニメや、話題を集めたニュースの画像など、テレビ放送から録画したファイルが次々と登録、公開されている。著作物の権利者は、ここからお金を回収できてないわけだけれど、これからいったいどんなことになるのか。
【2006/03/09】
■ 7日発売“ファイナルファンタジーXII ポーション”で大騒ぎ!
サントリーの清涼飲料水「ファイナルファンタジーXII ポーション」が発売された。発売日の7日夜には、入手した皆さんが一斉に「ポーション」に関するブログ記事を書いていた。筆者の観察では、最盛期で1分間あたり10本ほどの記事が公開されていた。まとめると、「微妙な味」「うまくはない」「はっきり言ってまずい」「青色1号が気になる」といった感想だった。翌日の8日には、ネット情報に触発された皆さんが「そんなにまずいのならわたしも飲んでみなければならない」と妙な義務感に駆られて一斉に購入、また1分間に10本ぐらいの勢いでブログ記事が次々と公開されていた。おいしく飲むための工夫も数多く試みられている。「ポーションをおいしく飲もう企画」「あなたのポーションが、エリクサーに!」など青いカクテルを作るネタ、「ニャー速。」掲載の2ちゃんねるスレッド「ポーション料理を紹介してくれ…」など青い料理を作るネタが多かった。筆者はまだ手に入れてないのだけれど、どうしましょう……。
■ ライブドアのTシャツ販売サービスで、自虐ネタデザインが人気
ライブドアのTシャツ販売サービス「T-SELECT」が注目を集めている。T-SELECTは、一般応募のデザインから、受注数が一定以上になったものを生産するオーディション風の仕組みになっている。通常のオーディションとは別に、テーマを決めたイベントが定期的に開催されている。現在は、ライブドアのあのロゴマークのパロディがテーマだ。ここでトップの人気を誇るデザインのタイトルは「強制捜査」だ。ロゴの扉の部分に、段ボール箱をリレーする人たちの姿が描かれている。現在、受注をすでに45枚も集めていて、3,412円で購入することができる。2位は、赤い鉄格子から黒い手が伸びる「Jaildoor」。7枚の購入希望があるので、あと3枚でこれも生産が確定する。同じく7枚の受注で「divedoor」が続く。販売期間は26日まで。
【2006/03/08】
■ 大事なデータを飛ばした、10の出来事……復旧会社が事例を公開
毎年夏になると、決まってHDDが壊れてあわてていた筆者。意を決して、数カ月前にPCを2台に増やし、それぞれHDD 2台のミラーリングを構成してみた。おかげでとても安心だが、PC 2台、HDD 4台の騒音は結構なものだし、電力積算計が今まで以上に勢いよくくるくる回っているし、とても他人にお勧めできるものではない。というわけで、普通は1台のHDDにすべてのファイルが納められていて、データがぶっ飛んでからあわてるわけだ。そんなときに頼りになる、埼玉の誇るIT企業、株式会社ワイ・イー・データのオントラック事業部では、2005年に米オントラック・データ・リカバリーが世界数カ国で10万件以上のデータを復旧した事例の中から、おもしろい事例を厳選して10件、Webに掲載中だ。どんな事態でも何とかなるものなんだな。
■ PSE法猶予期間の終了まであと3週間……あわただしい動きが
経過措置期間の終了まで3週間を切った電気用品安全法(PSE法)。asahi.comによると、ブログを炎上させてしまった経済産業省の谷みどり消費経済部長は、「公務中の更新を巡り、国民の非難を浴びた」と、さらに偉い人から怒られてしまっていた。不便を強いることを多くの人たちに納得してもらうのは、こんなにも大変なことなのだ。民主党の衆議院議員、川内博史さんのWeb日記によれば、経過措置期間を1年程度延長する改正へ動いているようだ。9日14時からは、衆議院第二議員会館で緊急集会が開かれる。この集会には、超党派の議員へ参加を呼びかけているそうだ。また18日には、PSE法に反対するデモが東京・高円寺で実施される。主催者に電話でお話を伺ってみたのだけれど、「どれぐらいの人数が集まるのかはわからないですね」とのことだった。
【2006/03/07】
■ “おでん缶”はもう古い! “アキバBlog”イチオシの新名物!?
最近のアキバでは、ソフマップの店員さんが店先で「アキバBlogで紹介された○○○が大量入荷!」などと叫んでいる。それぐらい、影響力のあるアキバBlogなのだ。アキバBlogに店頭の商品を取り上げてもらいやすくするためか、商品の説明書き「POP」に、けっこうな分量の売り文句を書き込んでおくのもここ最近の傾向だ。6日のアキバBlogに「これからの秋葉原名物は、おでん缶ではなく、うんこ」と刺激的なタイトルの記事が掲載されていた。ドスパラアキバ店で販売中の「光触媒のうんこ」のことだ。ほかでも比較的出回っている商品らしいんだけれど、とても熱心に記事で連呼してあれば、どうしてもドスパラで買いたくなるではないか。値段はおいくら?
■ W-ZERO3でも使えた! Ajaxを取り入れた、英英辞書コンテンツ
続々と登場する「Ajax」を取り入れたWebコンテンツ。「shikencho.com」で英英辞書「Dictionary.hm」を紹介していた。入力欄で、英単語をキー入力すると、1文字ごとに意味をすばやく表示する。キー入力に対する反応がすぐに返ってくるのは、快感だ。筆者の愛するW-ZERO3でも試してみたら、なんとOperaでは動いてしまった。PCでの使用に比べると反応はだいぶ遅くなる。でも、W-ZERO3でほかのWebサイトの辞書コンテンツを開いて言葉を調べるのに比べたらストレスは少ない。ただ、残念ながら、辞書に収録の語彙数が少ないようだ。まだ肝心なところでダメなんだけれど、インスパイヤする他のサイトも出てくるだろうし、これからが非常に楽しみだ。
【2006/03/06】
■ 世界の歌自慢たちが激突! 2.0的ビデオのど自慢対決のサイト
いつの間にか、動画のコンテンツが幅をきかせるようになったネット界。手軽に撮影した動画ファイルを、手軽に公開できる仕組みも整ってきた。「Google Idol」は、「Google Video」を利用した動画サイトだ。世界中から募集した、歌う姿の動画を、2組ずつ並べて公開している。視聴者から、どちらの組が優れているかの投票を受け付け中だ。どういう方法で決めるのか、Webサイトの説明を読んでみてもよくわからないんだけれど、勝者を決定していくようだ。視聴者は週に6万人、今までの累計投票数は2万票余りだという。目立ちたがりのあなた、世界に向かって歌ってみては?
■ 小型のガソリンエンジンで動く、リアルな4本足ロボット開発中
この週末にネットのあちこちでリンクされていたのが、New Scientistに掲載の4本足のロボットの記事だ。この「BigDog」と名付けられたマシンは、米BostonDynamicsが開発しているもので、米軍が荷物の運搬に使用するようだ。小型の制御用PCが足を動かしているんだけれど、面白いのはその動力になっているのが小型のガソリンエンジンである点だ。ダウンロード可能な動画を見てみると、模型飛行機のようなけたたましいエンジン音がずっと鳴り響いている。足の動きは、本物の動物のようにリアルだ。人が横から蹴飛ばしても、少々ふらつくのみで倒れたりはしない。胴体だけで動く姿は、悪夢に出てくる魔物のようで恐ろしい。
【2006/03/03】
■ 2ちゃんねるに“東京駅を爆破する”と書き込むウイルス登場か?
Winny経由で拾ってしまったコンピュータウイルスにPCを感染させてしまう人はあとを絶たず。ファイルが一度流れ出てしまえば、もう回収は不可能だ。Winnyでどんなファイルが欲しかったのか知らないけれど、情報流出で変わってしまった人生と天秤に掛けて、釣り合いがとれる訳ではないと思う。Winnyで広まっているウイルスの作用は、ファイル流出ばかりではない。「山田ウイルス」と呼ばれる種類の、2ちゃんねるに勝手に投稿するウイルスがある。山田ウイルスの最近現われた亜種のひとつでは、「東京駅を爆破する」と犯行予告を行なうようになっているようなのだ。しかも投稿には、感染したPCのアドレスが表示されるようにしてある。こういった内容を意図的に投稿すれば、警察によって確実に逮捕されるのだが……。さて、どんなことになるのか。
■ 国会ネット中継で、映像をたった1年で消去してしまう謎の方針
国会の審議を中継する「衆議院TV」と「参議院インターネット審議中継」。すべての審議が見られるから、どんな法律が作られ、改正されていくのかを誰でもウォッチできる。この中継サービスが始まるほんの少し前に、現在問題となっている「PSE法」が成立している。ネット中継があったなら、少しは違う流れになっていただろう。さて、「H-Yamaguchi.net」の指摘によると、この大事な中継映像がたった1年で消去されてしまうというのだ。注目は3月1日、予算委員会第一分科会における、民主党の高山智司議員による質問だ。中継動画では、25分すぎあたりから見られる。どうやら、議院運営委員会によって決められた方針のようだ。Webサイトを調べてみると、衆議院では「公開した国会の会期の終了日が1年を経過するまで」、参議院では「次期国会の召集日前日まで」となっている。なんともったいない。議員の皆さん、長く公開するのが恥ずかしいような発言でもしてるんだろうか。
【2006/03/02】
■ “ふ”と“ん”の中間の音で……2ちゃんねらーがひらがなを作る
2ちゃんねるのおなじみ「ニュース速報VIP」板では、日々新しいネタが生まれては、過去ログの彼方に消えていく。10年後や20年後の未来の人が見たら、どんな思いを持つのだろう。あるいは数千年後の考古学者は、どう読み取るのだろうか。もっとも、ログなどは時間とともに消え去って跡形もなくなる可能性も高い。さて、ひらがなの文字の中で、今ではほとんど使うことがない「ゐ」や「ゑ」。「い」「え」と発音するわけだけれど、昔は違う発音をしていたという説を聞いたことがある。「を」もどうやら「うお」なんて発音だったらしい。時代とともに消え去ってしまう文字や発音があるなら、新しく生まれる文字があったっていいのだ。とある2ちゃんねらーがひらがなを1文字作ってしまった。どう読むのか、発音は「ふ」と「ん」の中間らしく、具体的にはMP3の音声ファイルになっている。実用性はおそらく、ない。ログは「ニャー速。」にある。
■ 城主になろう! 富山の“城”がお手頃の4,100万円で販売中
名古屋に遊びに行くと、「まずは」と名古屋城に連れて行かれる。地元の友人にひとしきり金のシャチホコを自慢されたあと、天守閣に上るのだ。筆者は高いところが大好きだから、旅の疲れを忘れて小一時間ほど高いところから絶景を眺める。城はいい。とてもいい。そんなすてきな城をできれば自分のものにしたい、と大胆にもお考えのあなたにお勧めの物件が「和の心に酔いしれろ」にあった。場所は、富山県富山市。東京から電車で4時間ちょっとの距離だ。価格は城としては破格といえる4,100万円だ。いろんな事情のある値段らしいのだけれど、住むのは城じゃないと絶対イヤという人ならお得な物件だ。
【2006/03/01】
■ あなたもスティーブ・ジョブスになれる! 服を発注するサイト
10年前だと冗談のネタにしかならなかった、Intelが入ってる「Mac mini」が1日から本当に販売されている。目を疑うような光景だ。Apple Computerも変われば変わるものだとつくづく思う。変わらないのは、同社CEOのスティーブ・ジョブズが新製品を発表する時のスタイルだろう。昔は長かった頭髪こそ、今ではだいぶ寂しくなってしまったものの、ジーンズとスニーカーのカジュアルな服装は不変だ。そんなかっこいいジョブスさんにあこがれている人に、とても役立つサイトがネットで話題になっていた。「Steve's Outfit」では、クリックするだけでジョブスさんの服装を米Amazonに発注できるのだ。筆者もこの服を着て、白い箱をどこかに隠し持ち「One more thing.」としゃべるネタをやってみたいぞ。
■ 未来からやってきた“タイムトラベラー”の残した予言が的中!?
時間を行き来するタイムマシンは、今もまだ空想の中にある発明品だ。そもそも、未来で発明されたとすれば、発明時点より過去である現代で、タイムマシンを見かけてもいいはずなのだ。というわけで、タイムマシンに乗ってやってきた人物が本当にいたというお話。「GARAKUTA ICHI」によると、そのタイムトラベラー、ジョン・タイターさんが残していった予言が、本当に当たり始めていて騒ぎになっているという。2036年からタイムマシンに乗って2000年11月時点にやってきたというタイターさんが、予言をネット掲示板に残していった。それによると、イラクの紛争や米国の狂牛病、中国の宇宙進出など、いくつか実現してしまったのだ。さらに未来の予言もあるのだけれど、暴動や地震、国家の崩壊などと、ろくな事がない。ただ、どれも起こりそうな出来事なのがとってもイヤだ。
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